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2018.01.11 交通事故 被害者 むち打ち 慰謝料 後遺症

交通事故でむちうちに…通院に必要な期間はどれくらい?

渋滞している

交通事故でむちうちになり、通院をする際、「どのくらいの頻度で通院すればいいの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。また、治療にかかるおおよその期間も知っておきたいですよね。

通院を続けていくうちに、治療費はどうなるのか気になってくるかと思います。
「治療費を抑えるために、通院を控えた方がいい?」と不安に思う方もいるのでは?しかし、そのような心配をする必要はありません。なぜなら、被害者は加害者に対して、慰謝料を請求することができるためです。

この記事では、むちうちになった場合の通院頻度や通院期間、慰謝料について詳しく述べています。交通事故によるむちうちについてお悩みの方は、ぜひこの記事をお読みください!

むちうちとは?

考える男性

むちうちとは、交通事故やスポーツで衝撃を受けた際、首に不自然な力が加わることで痛みやしびれが起こる怪我の総称です。首に力が加わる際に、首が鞭(むち)のようにしなることから、「むちうち」と呼ばれています。一般的な呼び名は「むちうち」ですが、正式名称は「頚椎捻挫(けいついねんざ)」や「頚部挫傷(けいぶざしょう)」といいます。

むちうちの種類別症状

むちうちにはいくつかの種類があり、それぞれであらわれる症状が異なります。

  • 頚椎捻挫型
  • バレー・ルー症状型
  • 神経根症状型
  • 脊髄症状型

むちうちになった7~8割の人が、頚椎捻挫型になるといわれています。
むちうちで起こる症状の中で、かなり重症であるのが脊髄症状型です。脊髄症状型は、後遺症になる可能性も高いといわれています。

▶︎参考:むちうちの種類別症状について詳しくはこちら!

むちうちの治療にはどれくらいの期間が必要?

砂時計とカレンダー

むちうちの治療を続けていくうちに、「どのくらい通院したら治るんだろう…」「月に何回通院していいの?」という疑問が生まれるのではないでしょうか。

ここでは、交通事故でむちうちになった際の、通院期間や通院頻度について詳しく述べていきます。

むちうちの通院頻度

ガッツポーズする医師

むちうちになった場合の通院頻度は、一概に「週に何日通うと良い」と言うことはできません。なぜなら、怪我の状態によって、毎日通院したほうが良い場合もあれば、1週間に1回程度の通院で良い場合もあるからです。

一般的には、最低でも2日に1回は通院したほうが良いといわれています。しかし、痛みが強く出ている場合は、2日に1回とはいわず、毎日通院したほうがよいでしょう。

通院頻度の間隔があまりにも空くと、骨や筋肉が元の位置に戻ってしまい、体が正常な記憶をすることができなくなってしまいます。
また、通院頻度の少なさは、保険金の請求の際に、被害者が不利になってしまうことがあります。

むちうちの通院期間

砂時計を持つ人形

むちうちの通院期間も通院頻度と同様に、「何ヶ月間通院を続ければ治ります」と、一概に言うことはできません。

一般的には3ヶ月程度と言われていますが、怪我の状態によっては6ヶ月~1年程度の通院を続けなければいけない場合もあります。

むちうちの治療費はどうなるの?

むちうちの治療費や通院交通費は、被害者が気になるポイントの1つはないでしょうか。
ここでは、むちうちの治療にかかる費用について、詳しく述べています。

被害者は損害賠償を請求することができる

金と車と人形

被害者は、加害者に対して損害賠償を請求することができます。
損害賠償とは、交通事故により被害者が受けた様々な損害に対して、その損害を与えた加害者が、損害の埋め合わせをすることをいいます。損害賠償を請求すると、被害者は治療費や通院交通費などを負担することなく、治療を受けることができます。

被害者が請求できる損害賠償は、3種類。

  • 積極損害
  • 消極損害
  • 慰謝料

積極損害
治療費や通院交通費など、交通事故の怪我によって出費を余儀なくされた場合の損害を補うもの。
▶︎参考:積極損害について詳しく知りたい方はこちら!

消極損害
交通事故にあったことによって、被害者が本来得るはずの利益が減少した場合、その損害を補うもの。
▶︎参考:消極損害について詳しく知りたい方はこちら!

慰謝料
交通事故にあったことによって、被害者が受けた精神的苦痛をお金であらわしたもの。
入通院を強いられた際の苦痛を補う入通院慰謝料と、後遺障害になった場合の苦痛を補う後遺障害慰謝料があります。
▶︎参考:慰謝料について詳しく知りたい方はこちら!

慰謝料の計算方法は3種類

むちうちの慰謝料を計算する際、3種類の計算基準が使われます。

  • 自賠責基準
  • 任意保険基準
  • 弁護士基準

自賠責基準
自賠責保険は、車を所有するすべての運転者に加入が義務付けられている保険です。自賠責保険が適用されると、通院1日につき4,200円の慰謝料が発生します。

自賠責基準は、交通事故の被害者が受けた損害に対して、最低限の補償を行うことを目的としています。被害者に支払われる慰謝料の限度額は120万円で、3つの基準の中で最も低い金額となっています。

任意保険基準
任意保険は、運転者の任意で加入を決めることができる保険です。被害者に支払われる慰謝料の金額が、自賠責保険の限度額を超えた場合に、任意保険基準が適用されます。

任意保険基準は、各任意保険会社で基準が異なっており、公表はほとんどされていません。一般的には、自賠責保険基準よりも高額な金額になるといわれています。

弁護士基準
交通事故の過去の判例を参考に、「赤い本」や「青い本」と呼ばれる法律書を基準として計算されています。
弁護士基準で被害者に支払われる慰謝料の金額は、3つの基準の中で最も高額になるといわれています。

保険会社に慰謝料を打ち切られる場合がある

ビジネスマンにバツ

被害者に対しての慰謝料の支払いは、基本的には加害者側の保険会社が行います。しかし、いつまでも加害者側の保険会社が慰謝料を支払ってくれるとは限りません。

加害者側の保険会社から慰謝料を打ち切られる理由は、大きく分けて2つ。

  • 怪我が完治した場合
  • 怪我が症状固定と判断された場合

症状固定とは

症状固定とは、これ以上治療を続けても、怪我の状態が良くならないと医師が判断することをいいます。慰謝料の金額を抑えたいために、保険会社から症状固定と言われる場合がありますが、症状固定の判断をすることができるのは、医師のみです。保険会社から症状固定といわれても、痛みがまだ残っている場合は、主治医と相談し通院を続けるようにしましょう。

慰謝料が打ち切られる理由は、上記の2つ以外にもいくつかあります。

  • 通院頻度が少ない場合
  • 漫然治療
  • 保険会社に対して感情的になる

それぞれの理由の内容について、
詳しくは以下のリンクをご覧ください。

▶︎参考:保険会社から慰謝料打ち切りと言われる理由について、詳しく知りたい方はこちら!

慰謝料を増額するには?

増える

交通事故の被害者は、加害者に対して慰謝料を請求することができますが、できるだけ多くの慰謝料を獲得したいというのが本音ではないでしょうか。

ここでは、入通院慰謝料の増額方法について、詳しく解説していきます。

通院期間を長くする

入通院慰謝料の金額は、入通院期間が長ければ長いほど高額になります。
慰謝料を増額させたい場合は、できるだけ長い期間、入通院を続けるとよいでしょう。

「できるだけ長い期間」というのは、怪我が完治するまでか、医師に症状固定と判断されるまでです。

弁護士基準で慰謝料を請求する

前述したように、慰謝料の計算には自賠責基準、任意保険基準、弁護士基準の3つの基準があります。
弁護士基準は、3つの基準の中で最も高額になるため、慰謝料を増額することができます。

示談交渉を弁護士に依頼すると、弁護士基準で慰謝料を計算することができます。また、手続きがスムーズに進めることができるというメリットもあります。
しかし、示談交渉を弁護士に依頼することで、弁護士費用が発生します。弁護士費用は、被害者の自腹で支払わなければいけません。そのため、弁護士費用が増額分を上回った場合は、慰謝料を増額することはできません。

弁護士費用は弁護士費特約で補うことができるので、示談交渉を弁護士に依頼する際は、自身が加入している保険内容を確認してからにしましょう。

むちうちは後遺症になる場合がある

頭を抱える男性

ここでは、むちうちが後遺症になってしまった場合、被害者がすべき事について詳しく述べています。

後遺症とは?

前述したように、交通事故による怪我は、医師によって症状固定と判断される場合があります。後遺症とは、症状固定と判断された時点で残っている、怪我の状態のことをいいます。

後遺症になると、これまで支払われていた慰謝料は打ち切られてしまいます。後遺症になった後は、被害者の自費で通院を続けなければいけません。

むちうちが後遺症になるまでの期間

むちうちが症状固定と判断され、後遺症になるまでの決定的な期間はありません。なぜなら、怪我の状態によって治療期間は人それぞれだからです。

交通事故によるむちうちが、「症状固定(後遺症)です」と医師に判断されるまでの期間は、一般的には6ヶ月程度といわれています。

3ヶ月程度通院を続けると、「そろそろ治療費を打ち切りましょう」と保険会社に言われる場合があります。しかし、この時点で医師に症状固定と判断されていなく、また痛みが残っている場合は、通院を続けましょう。

後遺症になった後も慰謝料を受け取る方法

金が降ってきた

後遺症が残ってしまったら、「本当に慰謝料はもらえないの?」と多くの被害者が思うのではないでしょうか。

後遺症の時点では、被害者は慰謝料を受け取ることはできません。しかし、後遺症が後遺障害と認められることで、被害者は後遺障害慰謝料を請求することができます。後遺障害慰謝料とは、後遺症が残ってしまったことで、被害者が受けた精神的苦痛を、加害者がお金で補うものです。

後遺症が後遺障害と認められるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
▶︎参考:後遺症が後遺障害と認められるための条件!

後遺障害等級認定を申請する

印鑑

後遺障害には、1級から14級までの等級があり、これを後遺障害等級といいます。1級が最も重症となり、14級が最も軽症となります。後遺障害慰謝料は、後遺障害等級によって金額が変動します。症状が重くなるにつれて、後遺障害慰謝料の金額は上がっていきます。

後遺障害等級が認定されるには、後遺障害等級認定の申請を行う必要があります。
後遺障害等級認定の申請の前に、まずは申請準備を行いましょう。

後遺障害等級認定の申請準備で、被害者がすべき事は2つ。

  • 症状固定まで通院を続ける
  • 後遺障害診断書を取得する

後遺障害等級が認定されるための第一歩として、まずは症状固定まで通院を続けることが大切です。症状固定まで通院を続けないと、後遺障害等級が認定されることは極めて困難になってしまいます。

症状固定と判断された時点で、医師に後遺障害診断書の記載を依頼しましょう。
怪我の自覚症状を医師にしっかりと伝え、記載されている内容を被害者自身も確認することが大切です。

▶︎参考:後遺障害等級認定の申請準備について、詳しくはこちら!

後遺障害等級認定の申請方法

後遺障害等級認定の申請準備が整ったら、申請を行いましょう。

後遺障害等級認定の申請方法は、2つ。

  • 加害者請求
  • 被害者請求

それぞれの方法について、詳しく解説していきます。

加害者請求

加害者請求は、加害者側の任意保険会社に、すべての手続きを任せる方法です。被害者が、加害者側の任意保険会社に後遺障害診断書を提出すると、後の手続きはすべて行ってくれます。

加害者請求を行うと、被害者は手続きをする手間を省くことができます。しかし、どのような手続きが行われているのか、被害者は知ることができません。

被害者請求

被害者請求は、被害者自身が加害者側の自賠責保険会社に直接、後遺障害等級認定の申請を行う方法です。

被害者は、後遺障害等級認定の申請に必要な書類を自身で集め、加害者側の自賠責保険会社に提出します。

▶︎参考:被害者請求で被害者が取り寄せるべき書類はこちら!

被害者請求では、被害者自身が手続きを行うため、様々な手間がかかります。加害者請求と比べて時間がかかりますが、被害者は手続きの透明性を保ちつつ、納得しながら手続きを進めることができます。

むちうちの通院期間についてまとめ

交通事故によるむちうちの治療期間は、怪我の状態によってそれぞれです。怪我の状態がそれほど重症ではない場合、通院を怠りたくなると思います。しかし、通院を怠ると、慰謝料の受け取りの際、被害者が不利になってしまうことがあります。最低でも、2日に1回は通院するようにしましょう。もしも後遺症になってしまった場合は、後遺障害等級認定を申請しましょう。後遺障害等級が認定されると、被害者は後遺障害慰謝料を受け取ることができます。後遺症になってしまうと、痛みや悲しみなどの精神的苦痛に襲われるかと思いますが、決して諦めないことが大切です。

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