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<交通事故の体験談>追突事故で被害者に…後から痛みが出て人身事故へ切り替え

路上で完全に停止していて、自分自身に全く非がない状況でも、相手側の運転ミスが原因で追突されてしまう事故が起こることがあります。怪我はもちろん、突然の状況に戸惑いますよね。

そこで実際に交通事故にあわれ「交通事故病院」にご相談いただいた方に、事故による症状や事故後の治療についてお答えいただきました。

本記事では、右折専用レーンで完全に停止している状態で、後ろから追突される事故にあってしまった「まきさん(30代・会社員)」のお話を紹介します。

▼実際のインタビュー動画もチェック▼

追突事故で被害者に…物損事故から人身事故への切り替え

右折専用レーンで完全に停止している状態で、後ろから追突される事故にあってしまった「まきさん(30代・会社員)」のインタビュー

―― まずはどのような事故だったのか教えてください。

まきさん:

「土曜日の夕方、買い物からの帰り道に交差点で追突事故にあいました。直進3車線と右折専用車線のある大きな交差点で、私も相手も右折専用レーンに入っていました。右折の信号ランプがつかないと右折できないくらいの交通量で、右折待ちの車が私の前に4〜5台いて、前の車も進んでいない状態で完全に停止していたところ、後ろから追突されました。」

―― 交通事故にあわれた際の心境はいかがでしたか?

まきさん:

「何が起こったのか、すぐには分からなかったです。ただ、追突の勢いがすごかったので、私は何も悪いことはしてないけど、後ろの車の人が私に対して怒って追突してきた?と思うくらいでした。相手がどんな人なのか(男性か女性か、年齢など)不安でした。プライベートだけではなく、仕事に行く時に使ったりすることもあるので、修理に手間がかったらどうしよう、という不安がありました。」

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交通事故後の対応

―― 事故が起こった直後は、どう対応されたのでしょうか。

まきさん:

「すぐにドアを開けて後ろの方と話をしました。その現場では他の車の邪魔になってしまうので、近くのスーパーの駐車場に行って話をしましょう、という段取りにして、右折した先にあるスーパーに向かい、相手に警察に連絡をしてもらいました。」

―― 警察の方が来てからはどのように対応されたのでしょうか。

まきさん:

「10〜15分くらい待ったところで警察の方が来て、事故状況を説明しました。警察官が2人来たので、私と相手は、それぞれ別々で話を聞かれました。お互いに連絡先や保険会社、車の車種、ナンバーをメモしたものを交換するように言われて、メモを交換しました。」

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―― その場では物損事故か人身事故、どちらで処理されましたか?

まきさん:

「そのときは、私の体に痛みなどは出ていなかったため、いったん物損事故で処理してもらいましたが『もし体に痛みが出たら医者に行っても大丈夫、物損から人身に変更することも可能だからね』と警察の方に説明を受けました。」

―― その後、人身事故への切り替えをされましたか?

まきさん:

「私の場合は結果的に物損から人身への切り替えをしたのですが、相手の保険会社からは『切り替える場合は警察署に行く手間が出てくるのと、現場検証が発生するので、その手間がかかりますよ。物損のままにしておいても同じように保険金や慰謝料などは払われるので』と言われました。自分にとって何が一番いいのか、誰に聞くのが一番いいのか、見極めるというのが結構大変でした。」

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―― ご自身の車はどのような状態でしたか。

まきさん:

「事故の後も車は自走可能でしたが、後ろの部分がかなりへこんでしまい、バックドアがちゃんと閉まらなくなってしまったので、事故の後すぐに車屋さんに連絡をしました。」

首の痛みから頭痛も。交通事故による症状について

右折専用レーンで完全に停止している状態で、後ろから追突される事故にあってしまった「まきさん(30代・会社員)」のインタビュー

―― 交通事故の症状はどのようなものでしたか?

まきさん:

「首の痛み(むちうち)、 肩の痛み、 背中の痛み、 頭痛がありました。」

―― 事故からどれくらいで症状や痛みが現れましたか?

まきさん:

「数時間後に痛みが現れ、痛みもだんだんと増していきました。事故が起きたのが夕方で、夜には痛みが出てきて寝付けなくなるくらい辛かったです。最初は首だけだったのですが、肩の痛みも出てきてしまいました。接骨院に通う期間の中で、腰に症状が出てくることもありました。」

―― 事故後の症状で特に大変だったことや困ったことを教えてください。

まきさん:

「首の痛みから、頭痛にまでなることがあり、大変でした。」

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事故後の通院先の検討や治療について

右折専用レーンで完全に停止している状態で、後ろから追突される事故にあってしまった「まきさん(30代・会社員)」のインタビュー

―― 病院や治療先はどのように探されましたか?

まきさん:

「事故が土曜日の夕方だったので、直接病院に電話することができませんでした。なので、月曜日にすぐ行けるように家の近くにある整形外科をネットで検索しました。ただ、土曜日の夜には痛みが出てきて辛かったので、すぐに診てもらいたい気持ちが強くなり、ネットで検索していて知った『交通事故病院』のサイトに問い合わせをしました。」

―― 病院・通院先を探すときに苦労はされましたか?

まきさん:

「整形外科に通ったことがなくてかかりつけもなく『接骨院じゃダメ、整形外科じゃないとダメ』とサイトで見て、口コミをもとに整形外科を探しました。整形外科の口コミを見て、自分の中で精査して探しました。」

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―― 「交通事故病院」に問い合わせをした決め手はありましたか?

まきさん:

「痛みが強くなってきて、お問合せをしたのが夜間だったのですが、LINEですぐにお問合せができたのが決め手でしたね。LINEで気軽に問い合わせができたので、とりあえず相談してみよう!と思いました。お見舞金が出ると書いてあったのも決め手の1つだったのですが『本当に?このお金はどこから出てるの?』と疑問に感じて、怪しいサイト?とちょっと思ったりもしました(笑)」

―― 実際に「交通事故病院」へ問い合わせしてみてどうでしたか?

まきさん:

「LINEで問い合わせしたのが夜中だったので、最初はAIが返してくるのかな?と思ったんです。でも、すぐにLINEで返信が来て、対応していただけたことにびっくりしました!ちゃんと人が書いてくれてることに驚きましたし、会話ができたのが心強かったです。次の日が日曜日で、相談がどこにもできない状況は負担だったので、すぐ返事が来たのもよかったです。」

―― 「交通事故病院」の相談窓口の印象はいかがでしたか?

まきさん:

「私は夜中にLINEで連絡を取った後、翌朝あらためて連絡をいただいてお話をしました。通院先にどういうところを希望しているのかはっきり伝えていたのもあり、適切に案内していただけました。整骨院を紹介してくれるだけでなく、整骨院にも直接連絡をとってもらえてありがたかったです。質問にもしっかり答えてもらって、ちゃんと知識があって分かっている人が対応してくれていると感じられたので安心感がありました。」

整形外科での治療について

―― 整形外科・病院に通ったペースを教えてください。

まきさん:

「整形外科は、最初の1ヶ月は週1、そのあとは2〜3週に1回通院しました。具体的な通院頻度の指示はなかったですが、行ったときに次のタイミングを言われました。」

―― 整形外科での検査・治療はどのような内容でしたか?

まきさん:

「最初はレントゲン検査をした上で、先生の診察を受けました。診察では、握力測定と首の可動域のチェック、肩の上げ下げなどを行いました。問診では、痛みがどのくらい残っているかなどを聞かれました。その後、電気治療も行い、痛み止めと湿布薬を処方されました。」

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整骨院の施術について

―― 整骨院に通ったペースを教えてください。

まきさん:

「整骨院は、週4〜5回ですね。通う頻度は、接骨院の先生と話をして決めました。また、整骨院に通い始めたころ、ちょうど寒くなる時期だったので『寒くなると痛みやすくなるという事もあるから、しっかりと通った方がいい』とアドバイスを貰いました。」

―― 通院してみて整骨院はいかがでしたか?

まきさん:

「交通事故施術の知識があり、色々と話が通じる先生がいたので、今後の方針や施術の流れなどを教えてくれたので安心できました。営業時間が長い(平日の夜は8時まで)、休日もやっている、家から徒歩で行ける距離にある、という整骨院だったので、無理なく通うことができたのもありがたかったです。」

―― 整骨院でどのような施術を受けたか教えてください。

まきさん:

「毎回カウンセリングをした上で、今の痛みの具合、どの部分が痛むのか、首の可動域などをチェックしてもらい、対象箇所に電気療法、マッサージをしてもらいました。合計で15分くらいの施術でした。」

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通院について

―― 通院自体を迷うことはありましたか?

まきさん:

「すぐに症状が出なくて、最初は物損事故扱いになっていたのもあり『私は痛みが出ないケースで、病院も行かなくて済むかな?』と思っていたのですが、夜になるにつれて痛みが出てきました。サイトで『痛みが出たらすぐ病院に行ったほうがいい』というのを見て、受診することにしたのであまり迷いはなかったです。」

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―― 通院と日常生活の両立の大変さはありましたか?

まきさん:

「整形外科は予約制ではなかったこともあり、混み合うことが多く、かかる時間が読めないため、行く日は有給休暇をとりました。整骨院は家からの距離も近いし、予約ができて、施術時間も短いし、回転率も早いので、会社に行く前や仕事から帰ってきた後などの隙間時間に通えました。」

人身事故への切り替えなど交通事故後の手続きについて

―― 物損事故から人身事故に切り替える際に困ったことはありましたか?

まきさん:

「相手の保険会社さんには『人身事故への切り替えは手間がかかりますし、病院へ通っても補償はされますよ』と言われましたし、相手の方は加害者ではありますが、私が人身事故にすることで加害者の方の人生を狂わせてしまったら申し訳ないと思いました。でも、親に相談したら『ちゃんと手続きした方が良いんじゃない?』と言われて、試しに自分の保険会社さんにも相談してみたら『きちんと手続きした方が良い』とアドバイスを貰い、やっぱりプロが言うならそうなんだと思って手続きすることにしたんです。」

―― 実際に人身事故への切り替え手続きをされてどうでしたか?

まきさん:

「警察署に行かなければいけない等の手間はありましたが、自分の過失割合が0だったこともあり現場に立ち会う必要がなかったのでよかったです。個人的には切り替えの手間よりもメリットの方が強かったと感じます。物損事故扱いのままで『今後何かあったらどうしよう』という不安もなくなりました。」

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―― 6ヶ月程度通院されたとのことですが、症状固定となったり、後遺障害認定等の申請はされましたか?

まきさん:

「症状固定となりましたが、後遺障害の認定まではやらなかったです。保険会社さんから5か月くらい経った時に『痛みが残るなら後遺障害の認定もありますよ』と言われました。後遺障害認定した方が良いのか、よく分からなかったので整骨院の先生に相談してみました。実際には申請に手間がかかるし、むちうちの症状だと認定が下りない事も多いと聞いて、私は辞めました。症状固定後も、梅雨時期などに痛みが出やすくなることもあるので、今でも整骨院に通院を続けています。現在は、週1・2回で健康保険を使って自費で通っています。」

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交通事故後の相談は「交通事故病院」まで

―― 最後に、交通事故後一番大変だったことを教えてください。

まきさん:

「安定的に病院に通うまで(病院にかかるまで)の間、どのように連絡すればいいのか、連絡しなければいけないところはどこなのか、そこが一番バタバタしました。痛みがある中で、相手側と自分側の保険会社、どっちにも連絡をしなければいけないし、同じような説明を何度もしなければいけないし、今誰と話しているのか混乱する感じでした。」

―― 体験談をご覧になった交通事故の被害者の方へ、何かアドバイスやメッセージがあれば教えてください

まきさん:

「整骨院の先生と話をしていても思ったのですが、知らないと損をしてしまうことがあったり、知らないで通うのをやめててまったりなど、ちゃんと情報を集めて判断することがすごく大事だと思いました。そのためにも、その道のプロというか、慣れている方にいち早く相談することがいいと思います。」

―― ご協力ありがとうございました。

交通事故病院では、交通事故被害者さまの通院先や手続きのご相談を無料で承っています。

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  • 整形外科と整骨院を併用するにはどうしたらいいの?
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今回お話を伺ったのは…

ニックネーム まき
職業 会社員
事故の種類 車(乗用車)対 車(乗用車) の事故
過失割合 0(自分)対10(相手)
同乗者 なし
通院先 整形外科と整骨院
通院期間 6か月程度

この記事の執筆者

交通事故病院編集部 ライター / A.M
専門学校卒業後は、フリーライターとして様々なジャンルの記事を執筆してきました。現在は交通事故や整骨院に関する知識を身につけるためにまだまだ勉強中ですが、ライターの経験を活かしてみなさんが読みやすい記事を提供していきます!

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