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自身の交通事故の体験をもとに語る、知っておけばよかったこと

交通事故の体験談

2015年11月、私ははじめて交通事故にあいました。

友人の運転する車の助手席に乗り、道路を走っていると一時停止を無視した車に衝突されました。

相手の車は、大きく破損し即廃車です。私は、衝突された衝撃で左側の腰とお尻に強い痛みを感じました。

痛みがひどかったので、6ヶ月間病院や整骨院へ通い、示談金をもらいました。

この記事では、私が交通事故に巻き込まれてから治療完了までどのようなことがあったのかを体験談としてまとめています。

もし交通事故の被害者になったら、 なにをすべきか参考になれば幸いです。

助手席へ衝突された交通事故

助手席で衝突された交通事故

大通りから1本入った少し細い道を走行中に、事故が発生しました。

私は、友人が運転する車の助手席に乗っていたのですが、一時停止を無視した車が私の座っている助手席側から衝突してきました。相手の車は時速50キロくらいスピードを出していたようです。

私にとって初めての事故の経験であり、また突然のことだったので最初はいったい何が起こったのかわからず、頭が真っ白になりました。私も友人も、相手側の女性も唖然としていました。

お互い軽自動車であったこともあり、追突した車はボンネットがぐしゃぐしゃになり、つぶれていました。また、追突した車は動かなくなり、オイルがポタポタと漏れていました。

通りかかった男性が、車からオイルが漏れていることに気付き、発火の恐れもあるからエンジンを止めたほうがいいよと教えてくれ火災を防ぐことができました。

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事故発生から病院を受診するまでの流れ

事故発生から病院を受診するまでの流れ

すぐに追突した運転手が電話で110番通報し、10分後に警察官が3人バイクで到着しました。

警察官が車や事故現場の写真撮影を行いました。また、私や運転していた友人、加害者への事情聴取もおこなわれました。

両方の保険会社へも連絡をしていたので、保険会社の担当者も現場に到着しました。話に食い違いがあると困るため、保険会社の担当者を通して話をしました。

事故直後は、気が張っていたこともあり、腰の痛みもお尻の痛みも我慢できる程度でした。

また、外傷がなかったことから、当時は怪我をしたという自覚はあまりなかったのです。そのため、救急車は呼びませんでした。

このとき私は体に異常を感じなかったので「物損事故」として処理されました。

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物損事故として処理された後に増した痛み

交通事故の発生から1時間ほど経ってから、腰とお尻の痛みがひどくなりました。

座っていても歩いていても、鈍い痛みを感じるようになり、念の為1度病院で診てもらうことにしました。

夜の8時をまわっていたので、夜間診療をしている総合病院へ電話をしたところ、「すぐに来てください」とのことだったので、家族に車を運転してもらい病院へ行きました。

夜間診療ということもあり、簡単なレントゲン検査をしてもらいました。

検査の結果で骨に異常はありませんでしたが、腰とお尻は事故の衝撃で痛めたのだろう、と医師から説明がありました。

その日は痛み止めの薬と湿布を貰い、帰宅して様子をみることになりました。

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治療・通院の開始から完治まで6ヶ月の道のり

治療・通院の開始から完治まで6ヶ月の道のり

事故で怪我をしてから完治するまで、6ヶ月間整形外科と整骨院へ通いました。それぞれの通院についてくわしく説明します。

整形外科での治療や通院について

整形外科は、MRIの検査を受けることができ、さまざまな診療科のある総合病院を選びました。

整形外科へは、事故当日から約1週間後に再び診察を受けました。

そして痛み止めの薬や湿布で痛みをおさえられていましたが、薬の効果が切れるとまた痛みがでてきてしまっていたため、念の為にMRI検査を受けました。

MRI検査の結果、腰とお尻の筋肉が傷んでいると診断を受けました。痛み止めの薬と湿布で様子をみようとのことで、2週間に1度整形外科に通うよう伝えられました。

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事故から3ヶ月ほど経過したころ、痛みもだいぶやわらいできたので通院するペースを落として月に1度整形外科を受診するようにしました。

治療費の自己負担はなく、すべて保険会社が負担してくれました。病院受診の際に利用した駐車場代も、領収書をもらっておくことで請求することができました。

整形外科では具体的な治療を行いませんでしたが、レントゲンやMRI検査を受けられて安心につながりました。

私は総合病院に通ったため予約が取りづらく、また待ち時間も長かったです。最初だけ総合病院で、その後は信頼できる個人病院を選べば良かったと思いました。

交通事故通院における整形外科と整骨院の治療内容の違い

▲交通事故通院の病院と整骨院の治療内容の違い

整骨院での通院や施術について

整形外科で診断を受けた数日後、整骨院への通院を開始しました。交通事故による怪我への施術実績があり、信頼できる整骨院を選びました。

整骨院では、主に毎回電気治療と院長による施術を受けました。2日に1度は通院したほうがいいと言われ、仕事の都合がつくときはなるべく通院するようにしました。

整形外科と同じく自己負担は全くなく、すべて保険会社が負担してくれたので、安心して通院できました。

整形外科では、痛み止めの薬と湿布をもらうだけでしたが、整骨院では痛む箇所へダイレクトに施術をしてくれたので、次第に痛みはおさまっていきました。

その整骨院へ交通事故の患者さんが多く通院していたこともあり、色々と相談に乗ってもらえたのも心強かったです。また、実績のある先生だったので安心して任せられました。

整骨院に6ヶ月通院したあたりで怪我の痛みもなくなり、通院を終了しました。

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事故後の示談や慰謝料について

保険会社から示談の連絡がきたのは、事故からおよそ3日後でした。

治療費はもちろんのこと、通院にかかった交通費や駐車場代まで負担してくれたので、保険会社から提示された内容に対して特に不服はありませんでした。

ただ不安だったことは、先方の保険会社から毎月のように「いつまで治療を続けますか?」と連絡がきたことです。

焦らずきちんと治療をしたかった私にとって、保険会社からの毎月の電話はストレスになりました。

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【今ご不安な方へ】交通事故で知っておけば・やっておけばよかったこと

交通事故で知っておけば・やっておけばよかったこと

交通事故にあったときは、気が張っていることもあり、外傷がなければあまり怪我をした自覚がありません。そのため、私のようになかなか痛みに気づくことができないでしょう。

交通事故にあってすぐは大丈夫であっても、数時間後や数日後に痛みが出てくる場合もあるので、注意して自分の体調を確認しましょう。

もし痛みが出た場合には我慢せずに必ず病院を受診してください。

また、病院や整骨院へ通うためには、仕事を休んだり遅刻や早退をしたりする場合も多くあります。職場の理解がなければ、休みづらくきちんと治療・通院を続けることができません。

上司や同僚など、自分の仕事をカバーしてくれる人にはきちんと状況を伝えて理解してもらうことで、休みやすくなります。じゅうぶんな治療を受けるためにも「わかるだろう」ではなく、きちんと説明しておきましょう。

関連記事交通事故後、仕事しながら通院が難しい時の対処法や休業補償を解説

最後に

はじめての事故は、特に不安が大きいと思います。わからないことや不安に思うことがあれば、自分が加入している保険会社へ連絡し相談することをおすすめします。

事故により少しでも体に痛みや違和感がある場合には、遠慮せずに必ず病院を受診するようにしましょう。怪我による痛みは、自分にしかわかりません。

交通事故病院では、交通事故被害者さまの通院先や手続きのご相談を無料で承っています。

  • むちうちの通院先はどこがいいのかわからない……
  • 整形外科と整骨院を併用するにはどうしたらいいの?
  • 保険関係の手続きや対応に困っている……      など

交通事故に関してのお悩みは「交通事故病院」相談窓口までご連絡くださいませ。

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この記事の執筆者

ライター / 堀田 美香
自身の交通事故の経験をもとに、企業の交通安全に関する勉強会の講師をおこなってきました。ライター業では、交通安全をはじめ転職や金融、美容などさまざまなジャンルの記事の執筆経験があります。自身の経験や知識をもとに、読者に寄り添った執筆活動をしています。

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