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2019.04.12 交通事故 被害者 施術・治療 人身事故 むちうち

首のむちうちで頭痛の症状も併発する?効果的な治療方法をご紹介!

交通事故で首に大きな負担がかかってしまうと、むちうちを発症してしまいます。事故後に頭痛があらわれた場合、風邪ではなくむちうちが原因である可能性があります。

そこで今回は、むちうちが原因であらわれる頭痛について解説していきます。

首の痛みはむちうちによるもの

首が痛い女性

交通事故直後、首の痛みを感じるようであれば、むちうちを発症している可能性があります。むちうちとは、事故の衝撃を受けて首が鞭のようにしなり、首周辺の靭帯や筋肉、神経といった軟部組織が損傷している状態を指します。むちうちは正式名称ではなく、病院では「頚椎捻挫」「外傷性頚部症候群」と診断されることがあります。

むちうちを発症した場合、以下のように様々な症状があらわれます。

  • 首の痛み
  • 肩こり
  • 首の可動域制限
  • めまい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 耳鳴り
  • 倦怠感
  • 歩行障害
  • しびれ
  • 麻痺

上記のように、むちうちの症状が多岐にわたる原因としては、損傷した部位が異なるためです。

むちうちは損傷部位で4つの症状型に分類される

むちうちは、交通事故で損傷した部位によって、以下の4つの症状型に分類することができます。

  • 頚椎捻挫型
  • バレー・ルー症状型
  • 神経根症状型
  • 脊髄症状型

ただし、むちうちで発症する症状型は、1つとは限りません。複数の症状型が併発することもあるため、注意が必要です。

頚椎捻挫型

頚椎捻挫型は、首周辺の筋肉や靭帯が損傷した場合に該当する症状型です。筋肉や靭帯の損傷であるため、レントゲンではなくMRIの検査を受ける必要があります。また、むちうちと診断された7割の方が該当するといわれています。

主な症状:首の痛みや肩こり、首の可動域制限など

バレー・ルー症状型

バレー・ルー症状型は、交感神経が活発になっている場合に該当する症状型です。交通事故で首の神経根が衝撃を受けたり損傷するため、交感神経が活発になります。

主な症状:頭痛やめまい、耳鳴り、後頭部やうなじ付近の痛みなど

神経根症状型

神経根症状型は、椎間孔から腕へ伸びる神経が、事故の衝撃で上下の頚椎に圧迫されている場合に該当する症状型です。神経根症状型の特徴は、首を動かしたり咳やくしゃみをすると痛みを強く感じます。

主な症状:腕や手のしびれ、痛み、脱力症状、顔面の痛みなど

脊髄症状型

脊髄症状型は、脊柱管の中を通る脊髄がダメージを受けた場合に該当する症状型です。事故で脊髄がダメージを受けると、下肢に伸びている神経も傷ついてしまい、下肢に症状があらわれます。

主な症状:足のしびれや麻痺、歩行障害、膀胱・直腸障害など

むちうちになると頭痛もあらわれる

うずくまる女性

むちうちになると、頭痛の症状があらわれることもあります。むちうちによって生じる頭痛は、後頭部を中心に頭全体が締めつけられるような痛みです。また、気圧の変化によって頭痛が悪化するため、雨や曇りの日に痛みを強く感じるという特徴があります。

むちうちで頭痛が生じる2つの原因

むちうちで生じる頭痛は、「脳への血流不足」「神経の圧迫」の2つが主な原因だといわれています。

脳への血流不足

むちうちになると、首周辺の筋肉や靭帯などが強く引っ張られるため、首の血行が悪くなります。血管は首から頭へと繋がっているため、首の血流が悪くなると脳の血流も不足してしまい、頭痛の症状があらわれるのです。

神経の圧迫

むちうちになると、首の骨のズレが原因で神経が圧迫されることもあります。このとき圧迫されている神経が首の骨周辺の神経である場合、頭痛の症状を引き起します。なぜならば首の骨周辺の神経は、脳に関連している神経であるためです。

むちうちによる頭痛の治療

医師の診断を受ける女性

首のむちうちで頭痛があらわれている場合、「星状神経節ブロック」というブロック注射による治療法が有効です。星状神経節ブロックは、頚部にある交感神経の周辺に局所麻酔を注射します。頭頚部や顔面などを支配する交感神経の興奮を抑え、血行が促進されるため、頭痛にも効果が期待できます。

また、「抗交感神経薬」を服用して、交感神経の興奮を抑える薬物療法を行う場合もあります。

その他、むちうちで一般的な治療

星状神経節ブロックや抗交感神経薬の服用以外にも、以下のようなむちうちで一般的な治療を行うこともあります。

  • 痛み止め:むちうちによる痛みや頭痛が酷い場合に、鎮痛作用のある薬を処方
  • 湿布:冷たい湿布はむちうちの炎症を抑える、温かい湿布は血行を促して痛みを緩和
  • マッサージ:血行促進、筋肉の緊張緩和、関節の可動域を広げる
  • 電気療法:筋肉の緊張緩和、痛みを和らげる、血行促進、自然治癒力の向上
  • 温熱療法:血行促進、痛みの原因物質を取り除く
  • 鍼灸:首の痛みや肩こり、しびれ、倦怠感、頭痛などむちうちの様々な症状を緩和

▶︎参考:むちうちの治療は、時期によって適した治療が異なる!
▶︎参考:通院先は3つ!それぞれの治療内容について知りたい方はこちら

むちうちの治療費は加害者に請求できる

交通事故でむちうちの怪我を負った被害者は、治療にかかった費用を加害者側の保険会社に請求することができます。ただし、医師の診断書が必要になるため、一度総合病院や整形外科へ行かなければなりません。

▶︎参考:治療費以外にも加害者に請求できるお金がある!
▶︎参考:治療費の請求手続きについて知りたい方はこちら

むちうちによる頭痛は後遺症に注意!

注意点

むちうちによって生じた頭痛は、後遺症が残る可能性もあります。後遺症が残った場合は、後遺障害等級認定を申請するようにしましょう。

後遺障害等級認定とは

後遺障害等級認定とは、交通事故が原因で残った症状が後遺障害の等級に該当するか、どの等級に当てはまるかを審査するためのものです。後遺障害等級認定を受けることで、後遺障害慰謝料逸失利益といった、後遺障害に対する賠償金を受け取ることができます。

後遺障害等級認定の申請方法は、事前認定または被害者請求の2つから選択することが可能です。

▶︎参考:事前認定と被害者請求でおすすめの申請方法についてはこちら

首のむちうちと頭痛に関するまとめ

ハートの雲と病院

いかがでしたか。交通事故で首を傷め、むちうちを発症することもあります。むちうちによってあらわれる症状は様々で、事故後にあらわれた頭痛もその一つです。

むちうちによる頭痛は、脳への血流不足や神経の圧迫が主な原因だといわれています。もしもむちうちで頭痛の症状があらわれた場合は、星状神経節ブロックや抗交感神経薬による治療を受けることをおすすめします。

この記事の執筆者

交通事故病院編集部 ライター / K.N
交通事故にあわれた方が抱える不安やお悩みを解決するべく、日々勉強中。 専門家へのインタビューや怪我の治療・施術、相手側とのやり取りや手続き方法、車の修理など、交通事故に関するお役立ち情報を発信していきます。

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