交通事故で打撲に…慰謝料の金額を知りたい!計算方法とは?
車線変更をしていた車と自分たちが乗っている車がぶつかり、交通事故の被害にあった。交通事故の衝撃で車のダッシュボードに膝をぶつけ、病院で打撲と診断された。
「打撲ってどんな症状?治療はどんなことをするの?」
このような疑問抱えていませんか。
そこで今回は、打撲の治療について谷塚駅前整骨院の風間先生に解説してもらいました。
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目次
そもそも打撲とは何?
交通事故の症状でダッシュボードに膝をぶつけるとあらわれる打撲…。そもそも打撲とは、どのような症状なのでしょうか。
打撲とは、身体を何かにぶつけてしまったり、転倒したりして起こるものです。ぶつけた部分に、内出血が起きたり腫れが出たり発熱したりします。患部を押すと痛みがあるのも特徴で、治癒までにかかる期間は1~2週間です。
ただし、交通事故で打撲を負った場合、通常起きる打撲より重度のことが多く、特に頭部は血管の損傷、腹部は内臓へのダメージも考えられますので、たかが打撲と放っておかず必ず病院で検査を受けましょう。
また、打撲が治った後に痛みが残ったり、首が痛くなったりするのは関節を捻挫していたり、むち打ち症を起こしている場合があります。なるべく早めに専門家のアドバイスを受けるようにしてください。
打撲の症状には、どのような特徴があるのでしょうか。
打撲の特徴としては、発赤(赤くなる)、腫脹(腫れる)内出血です。
打撲は、受傷してから数分から数時間して内出血を起こします。また、腫れの度合いがあまりにもひどい場合は骨折をしている可能性があります。判断を誤るとその後の経過も悪くなり、治癒するまでに時間がかかるようになってしまいますし、最悪の場合治らなくなってしまいます。
打撲が軽傷の場合は、関節運動の妨げにならないため、日常生活には支障がおきません。
ただし、放置すると筋肉痛のような症状が抜けない場合もありますので、治療が必要です。
上記のことから、打撲でも重症な場合があるため、自己判断で病院や整骨院に行かないのはよくないでしょう。
打撲の怪我で注意すべきなのは?
交通事故で打撲の怪我を負った場合、頭の打撲や腰部の打撲には注意が必要です。
頭の打撲
打撲の中でも頭部の打撲に関しては、痛みがなくとも絶対に検査をすることをおすすめいたします。以下の症状があらわれている方は、特に注意が必要です。
・めまいがする
・頭痛や吐き気
・手足がしびれる
脳には数え切れないほどの血管があります。強い衝撃を受けて脳の血管が損傷した場合、処置を怠って放置してしまうと、後遺症が残るほどの障害が残ってしまいます。
ほとんどの場合は、たんこぶができるなど所見でわかりますが、時には内出血が見られない場合もあります。
腰部の打撲
腰部を打撲した場合、通常の腰痛に似た症状が出ます。また、神経痛がある場合や自分の意思では動かせない場合は、腰椎を圧迫骨折している可能性もあります。
特に高齢者は軽度の衝撃でも骨折している場合が多く、無理な動きなどをせず、早めに病院へ行くようにしてください。
もし交通事故で頭や腰部をぶつけた場合は、必ず病院で検査をするようにしてくださいね。
打撲の治療について
先程述べましたが、打撲は皮下組織や筋肉などの軟部組織が損傷している状態です。骨に異常があるわけではないのですが、打撲でもしっかりと治療をする必要があります。
事故現場で自分の怪我が打撲だとわかった場合、応急処置を行いましょう。
打撲の応急処置について
打撲の応急処置で一般的なのは、以下4つです。
- ①安静
打撲した部分を安静にしておく。 - ②冷却
炎症を抑えるために15~20分間、打撲部分を冷やす。 - ③圧迫
腫れや内出血を防ぐために、弾力包帯やテーピングなどを使い、打撲部分を適度に圧迫する。強く巻いてしまうと、局部的に血流が低下してしまうため注意が必要。 - ④高く挙げる
内出血を防ぎ痛みを抑えるために、椅子やクッションなどを使い、打撲部分を心臓より高い位置に保つ。
応急処置を行うことで、打撲の治りが早くなります。何かあったときのためにも、覚えておくとよいでしょう。これは、あくまで応急処置です。応急処置を行った後は、必ず病院の診察を受けてくださいね。
打撲の治療方法
打撲の治療で一般的なのは、以下2つです。
- ①アイシング
3日間打撲部分を冷やし、内出血を抑えて血管を収縮させ、痛みを和らげる。 - ②温熱療法
打撲部分を温めます。温めると血管を膨張し、血液の流れがよくなり、症状が緩和されます。
しかし、打撲の怪我を負って、すぐに温熱療法を行ってはいけません。
打撲の怪我を負って初期の段階で温めてしまうと、血行が良くなるため内出血がひどくなり、結果腫れもよりひどくなってしまいます。痛い場合などお風呂で温めたくなる人も多くいますが、ぶつけてすぐは絶対に温めないようにしましょう。
打撲を負った場合、まずはアイシングを行います。
2~3日程度冷やして炎症が治まれば、その後は患部を温めていきます。
しかし、温めたり冷やしたりの判断を素人が行うと、症状が悪化してしまいますので、必ず専門家のアドバイスを受けましょう。
したがって、①→②の手順で行うことになり、打撲による炎症が落ち着いてきた段階で温めるのがよいです。
打撲の怪我を負ったときの通院先
交通事故による打撲は、以下のような通院先を選択することができます。
- 整形外科
- 整骨院
- 鍼灸院
▶︎参考:それぞれの通院先の特徴について詳しく知りたい方はこちら
整骨院で行う打撲の施術は、どのようなことをするのでしょうか。
整骨院で行う治療法は、治りを早くするために打撲部位へ施術を行います。
例えば、超音波の治療器を使った施術、炎症期がすぎた後は指圧やストレッチや運動リハビリなど、元々運動をされている方へは運動復帰への指導というような施術を行います。
また、足や腰を打撲した場合、全体のバランスを崩す事もありますので、そちらも矯正していきます。
上記のように、整骨院の場合は打撲した部分に直接施術を行ったり、超音波治療器、ストレッチなどを行うようです。
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交通事故の被害者が受け取れる慰謝料は2つ
交通事故が原因で打撲になり、痛みに悩まされたり、通院することになったらとても大変ですよね。このような精神的苦痛に対して支払われるのが、慰謝料というものです。
交通事故の被害者が受け取れる慰謝料は、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料の2つがあります。
入通院慰謝料
入通院慰謝料は、入通院したことで負った精神的苦痛に対して支払われるものです。
後遺障害慰謝料
後遺障害慰謝料は、後遺症が残ることで負った精神的苦痛に対して支払われるものです。
しかし、後遺障害慰謝料は後遺障害等級認定を申請し、等級が認められなければ支払われません。
打撲の入通院慰謝料は計算できる?
交通事故の入通院慰謝料は、計算によってだいたいの相場を知ることができます。入通院慰謝料を計算するには、3つの基準と計算式が必要です。
3つの基準とは
交通事故の入通院慰謝料を計算するには、「自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準」の3つの基準から1つの基準を使います。
- 自賠責保険基準
自賠責保険を使って計算するときの基準です。自賠責保険は、車を運転する人が必ず加入することを義務づけられています。交通事故の被害者を救済するために、最低限の保障を行うことが目的の保険です。そのため、自賠責保険基準で計算すると、3つの基準の中で最も低い金額になります。 - 任意保険基準
任意保険を使って計算するときの基準です。そもそも任意保険は、加入が義務づけられていない保険ですが、多くの人が加入しています。その理由は、自賠責保険でカバーできない部分を補償してくれるためです。
任意保険基準は、各保険会社で異なる基準になっていますが、公表されていません。慰謝料の金額は、自賠責保険基準の金額より高く、弁護士基準の金額より低くなります。 - 弁護士基準
弁護士を使うときの計算基準です。弁護士基準で計算すると、3つの基準の中で最も高い金額になります。しかし、弁護士費用が発生するため注意が必要です。
入通院慰謝料の計算式
自賠責保険基準を使った計算方法は、明確に決められています。そこで今回は、自賠責保険基準を使った入通院慰謝料を計算する方法を説明していきます。
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- 自賠責基準の場合、慰謝料は
1日あたり4200円
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- 実通院日数:(実際に通院した日数)×2
または
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- 通院期間:通院を開始した日から、完治または症状固定した日
※実通院日数と通院期間を計算して、比較したときに小さい数字を使います。
このことから計算式は、4200円×(実通院日数 または 通院期間)になります。
打撲の入通院慰謝料を実際に計算すると?
入通院慰謝料の計算方法がわかったところで、実際に打撲の場合の入通い慰謝料を計算してみましょう。
先程も述べたように、打撲の治療期間は1ヶ月程度です。では、通院期間を1ヶ月(=30日)、実通院日数を12日(=週3で通院)と仮定します。
実通院日数:12日×2=24
通院期間:30日
この場合、実通院日数の計算結果の方が小さいため、実通院日数を使います。
4200円×24日=100,800円となり、今回の入通院慰謝料は100,800円となります。
交通事故で打撲になったときの慰謝料まとめ
この記事で重要な点は…
- 打撲の治療期間は、1~2週間程度
- 打撲の治療は、アイシングと温熱療法を行う
- 慰謝料を計算するとき、自賠責保険基準・任意保険基準・弁護士基準のどれかを選んで使う
- 自賠責保険基準の慰謝料計算式は、4200円×(実通院日数 または 通院期間)
この記事を参考にして、落ち着いて交通事故対応を行ってくださいね。
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