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2018.08.29 整骨院 追突事故 むち打ち 症状固定 自賠責

追突事故で軽いむちうちに 通院はした方がいいの?

後続車に追突される事故の被害者に多い怪我は、むちうちです。むちうちの多くは、首の痛みや肩こりなどの違和感を感じ、軽い症状だと認識してしまいがちです。しかし、追突事故で軽いむちうちでも、通院することがとても大切です。

そこで今回は、追突事故によるむちうちの症状や治療法、保険の手続きなどについて解説していきます。

追突事故でむちうちと診断されたら

はてな
追突事故の被害にあい、病院でむちうちと診断された場合、人身事故で処理されているか確認しましょう。人身事故で処理されているかというのは、交通事故証明書で確認することができます。もしも人身事故ではなく、物損事故で処理されていた場合は、以下の手順で人身事故への切り替えを行うようにしましょう。

  • 病院で診断書を取得する
  • 発生した事故を管轄しら警察署に、人身事故に切り替えたい旨を事前に連絡する
  • 後日、事故処理を行った警察官と実況見分や事情聴取を再度行う

上記のような手続きを行い、切り替えが認められると、人身事故の交通事故証明書を取得することができます。追突事故でむちうちと診断された場合、人身事故へ切り替えることが重要な理由は、物損事故で受け取れない「慰謝料」を受け取ることができるようになるためです。

▶︎参考:人身事故が切り替えられない場合はどうする?

人身扱いにすることで慰謝料を受け取れる

ポイント

人身事故で処理された場合、被害者は慰謝料だけでなく、むちうちに対する治療費や仕事を休んだ分を減収分を補填する休業損害など多くの損害賠償を示談後に取得することができます。なぜならば加害者の過失で追突事故が発生した場合、加害者には民事処分を負うためです。

しかし、物損事故で処理してしまうと加害者は民事処分を受けることになりますが、人身事故とは異なり、被害者は壊れたモノに対する損害賠償しか受け取ることができません。

そもそも慰謝料とは、交通事故の被害者が負った精神的苦痛をお金に換算したものです。慰謝料は主に2種類で、入通院慰謝料後遺障害慰謝料というものがあります。

また、入通院慰謝料は、被害者自身でも計算することができ、その人の怪我の状態や通院日数などによって支払われる金額が異なります。

入通院慰謝料を計算する場合、以下3つの基準から状況に応じて1つ選ぶことになります。

  • ①自賠責保険基準
    自賠責保険から支払いを受ける場合に使う基準。被害者の損害の最低限を補償することが目的であり、3つの基準で最も低い慰謝料になる。
  • ②任意保険基準
    任意保険会社が慰謝料を計算する際に使われる基準です。ただし、各保険会社で異なるため、ほとんど公表されていない。任意保険基準を使った場合、自賠責保険基準より高く、弁護士基準より低い慰謝料になる。
  • ③弁護士基準
    事故における過去の判例を参考にしてつくられており、弁護士が慰謝料を計算するときに使われる基準です。弁護士基準を使った場合、3つの基準の中で最も高い慰謝料になる。

したがって、保険会社提示金額は、自賠責保険基準や任意保険基準を使うため、慰謝料相場も低いということになります。

▶︎参考:慰謝料相場を計算する方法と通院期間の関係性についてはこちら

保険会社から慰謝料の打ち切りを打診されることも

注意

追突事故でむちうちの怪我を負った場合、加害者側の保険会社が治療費を支払う期間は、基本的に以下2つのパターンがあります。

  • ①被害者の怪我が治る(医師が完治と判断する)まで
  • ②被害者の怪我が症状固定するまで

しかし、追突事故による怪我で通院しているにも関わらず、加害者側の保険会社の担当者から慰謝料の打ち切りを打診されることがあります。

打ち切りとはその名の通り、加害者側の保険会社に支払ってもらうべき慰謝料の支払いストップすることをいいます。

上記の理由ならまだしも、通院中であるにも関わらず保険会社から慰謝料の打ち切りを通告されることがあります。保険会社から慰謝料を打ち切られる原因としては、以下の2つが挙げられます。

  • ①通院頻度が低い
  • ②湿布やビタミン剤の投薬などの漫然治療
    (治す意思が感じられない通院)

したがって、慰謝料を打ち切りにならないためには、以下のようにしっかりと定期的に通院をすることが大切です。

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追突事故で負うむちうちとは?

肩の痛み

追突事故後、肩や首に違和感を感じる被害者が多く見受けられます。このような症状があらわれている場合、むちうちを負っている可能性があります。

むちうちについて

そもそもむちうちとは、追突事故などで首が大きく前後に揺れた衝撃で起こってしまう様々な症状のことです。正式名称は頚椎捻挫(けいついねんざ)といい、頚椎(けいつい)という首の骨が鞭のように波を打った状態になることから「むちうち」といわれています。

むちうちであらわれる症状は、以下の通り。

  • 首の痛み
  • 腰痛
  • めまい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 肩こり
  • 手足のしびれ          など

これらの症状は、むちうちによって靭帯や神経、筋肉などの軟部組織が損傷することで引き起こります。そのため、MRIの検査で発見しにくいこともあるので注意が必要です。

軽いむちうちでも通院すべき理由

追突事故で軽いむちうちだった場合でも、しっかりと通院することが大切です。なぜならば事故直後は、体が興奮しており、痛みに気きにくい状態であるためです。

体が興奮することで、アドレナリンやβエンドルフィンが分泌されます。この2つの物質には鎮痛作用があるため、自覚症状がほとんどなく、事故から数日後に強い痛みがあらわれることもあるのです。このように、「軽いむちうちだと思っていたのに、実は重度のむちうちだった」ということも十分あり得ます。したがって、軽いむちうちでも通院することが大切です。

むちうちの治療について

追突事故でむちうちを負うと、様々な症状があらわれるため、どこで治療を受ければいいのか迷う方もいると思います。むちうちの治療は、3つの通院先で受けられます。

通院先は3つ

病院1

むちうちの通院先として認められている機関は、主に以下の3つです。

  • 整形外科
  • 整骨院
  • 鍼灸院

上記3つは、免許こそ違うものの、いずれも国家資格になります。それぞれの特徴と違いについて述べていきます。

整形外科の特徴

整形外科は、医師免許所有者が治療や投薬、手術を行う医療機関のことです。

整形外科は骨折の有無(レントゲン)・神経損傷の有無(MRI)といった設備が整っており、西洋医学の知見から、的確に身体に問題がないかを判断します。診断書の発行手術や薬の処方は医師免許を取得した医師しかできません。

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整骨院の特徴

整骨院は、柔道整復師という国家資格所有者が施術(療術)を行う施設のことです。主に、手技療法(骨接ぎ、マッサージ、牽引療術、電気療術など)で施術を行います。

整骨院によっては、リハビリ(理学療法や運動療法など)を行ってくれるところもあるので、自分の症状にあった療術を選ぶことができます。また、整骨院と接骨院は呼び名が違うだけで、施術メニューや療術の内容は変わりありません。

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鍼灸院の特徴

鍼灸院は、はり師ときゅう師の国家資格所有者が運営する施設のことです。はりで自律神経の乱れを整えたり、灸をすえて肩こりなど体の不調を改善させるよう務めます。

治療期間と通院頻度

砂時計とカレンダー

むちうちの治療期間は、事故の状況やむちうちの程度によって異なります。比較的軽いむちうちの場合は、3ヶ月程度で症状がよくなるといわれています。

また、むちうちの通院頻度は、以下のように「週3回」を目安に通院するのがよいとされています。

できれば、週3回は最低でも来ていただきたいです。なんどもお話に出ているこの急性期間は、炎症があることによって、症状にぐらつきが出ます。ぐらつきやすいから、一度施術しただけでは元に戻ってしまう可能性があります。よく次回の施術まで期間が空いてしまうという方がいますが、それでは施術がループしてしまい、長引いてしまいます。

出典:交通事故病院
むちうち対処法はある?交通事故による頚椎捻挫の主な症状と施術方法

追突事故のむちうちは後遺障害が残ることもある

悩む女性

追突事故のむちうちは、頭痛やめまいなどの神経損傷が原因の後遺障害(※1)が残ることがあります。このような後遺障害が残った場合は、後遺障害等級認定を受けるようにしましょう。

※1 後遺障害とは、交通事故が原因の後遺症のうち、後遺障害の等級に該当するもの。

後遺障害等級認定を受ける

後遺障害等級認定とは、事故後に残った後遺症が後遺障害の等級に該当するか、どの等級に当てはまるかを認定するものです。後遺障害等級認定を申請して等級が認定された場合、後遺障害慰謝料や逸失利益を受け取ることができます。

後遺障害等級認定の手続き

後遺障害の等級を認定してもらうには、後遺障害等級認定の申請手続きを行わなければなりません。後遺障害等級認定の手続きは、事前認定または被害者請求で行います。

事前認定

事前認定の場合、後遺障害等級認定の手続きを加害者側の保険会社に任せることができます。そのため、被害者が行うことは、加害者側の保険会社に後遺障害診断書を提出することだけです。したがって、被害者は後遺障害等級認定の手続きの手間を省くことがでいきます。

ただし、加害者側の保険会社が後遺障害等級認定の手続きを行うため、どのような内容の書類を提出したかを把握することができません。そのため、妥当な後遺障害の等級が認定されないこともあります。

被害者請求

被害者請求の場合、被害者自身で後遺障害等級認定の手続きを行うことになります。そのため、被害者は後遺障害等級認定に必要な書類を取得・作成し、加害者側の自賠責保険会社に提出しなければなりません。したがって、事前認定と比べて、後遺障害等級認定の手続きの手間がかかることになります。

ただし、被害者自身で後遺障害等級認定をすることで、後遺障害等級認定で自分が有利になるような書類を作成することができます。そのため、適切な後遺障害の等級が認定されることが多いです。

どんなに軽いむちうちでも絶対に通院!

スマホで調べる女性

いかがでしたか。
軽いむちうちだと思っていても実は軽くなかったり、後日痛みが出てくることもあります。そのため、事故後はしっかり検査を受け、医師にめまいや肩こりなどの違和感をきちんと説明することが大切です。そして、追突事故が原因でむちうちと診断された場合は、人身事故で処理されているかを交通事故証明書で確認し、相手方の損害保険会社に治療費や慰謝料などを請求するようにしましょう。

また、むちうちは首の痛みだけではありません。めまいや吐き気、頭痛などの他の症状が出ることもあります。むちうちの症状があらわれた場合は、整形外科や整骨院、鍼灸院で治療を受けるようにしましょう。もしも通院先に迷ったら、お気軽に「交通事故病院」にご相談ください。

この記事の執筆者

交通事故病院編集部 ライター / T.S
大学を卒業し、出版社で取材や編集業務を経験。その後、WEBメディアの執筆に転向し、事故に関する様々な知識を多くの人に届けるべく、日々邁進中。現在は、交通事故専門士の資格を取得するために勉強をしている。座右の銘は、格物究理。

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