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2018.09.20 交通事故 被害者 施術・治療 むち打ち 手続き

交通事故の治療は整形外科だけ?交通事故後の手続きについて

交通事故の被害にあってしまったら、事故の大きさや怪我の有無に関わらず、まずは病院の整形外科を受診しましょう。交通事故後に整形外科へ行かないと、被害者に不利益が生じてしまう可能性があります。
今回は、交通事故後に整形外科へ行くべき理由や治療内容などについて解説していきます。

交通事故後の手続きでやること

書類

交通事故にあってしまったら、気が動転してしまい、何をしていいか分からなくなりますよね。交通事故後は、必ずやらなければいけないことが主に3つあります。

  • 1.警察へ連絡
  • 2.保険会社とのやりとり
  • 3.病院の整形外科へ行く

それぞれの内容について説明していきます。

1.警察へ連絡

交通事故にあった場合、事故が起こったことを警察に報告しなければなりません。
警察に届けのない事故に関しては、交通事故証明書という書類を自動車安全運転センターで発行してもらえません。交通事故証明書は、後に治療費や慰謝料を請求するときに必要になります。必ず警察への報告を忘れないようにしましょう。

また、交通事故には「物損事故」と「人身事故」があります。人身事故で処理されなければ、自賠責保険が適用されないので、慰謝料請求の際に不利になることがあります。

パトカーと警察官の後ろ姿

物損事故と人身事故の違いは?
物損事故:被害者が怪我をしておらず、車や電柱などのものが壊れた場合。
人身事故:被害者に怪我がある場合。(軽い怪我だったとしても、人身事故として処理することができます。)

警察が事故現場に到着すると、交通事故が起きた当時の状況を明確にする実況見分が行われます。実況見分が終了すると、警察官の客観的資料である実況見分調書が作成されます。実況見分調書は、過失割合を決めるときに重要な役割を担います。

2.保険会社とのやりとり

加害者の加入している保険会社と自分が加入している保険会社に連絡する必要があります。

加害者の加入している保険会社への連絡
交通事故の被害者は、加害者に対して治療費や慰謝料などの損害賠償を請求することができます。損害賠償の支払いを行うのは、基本的に加害者が加入している保険会社です。今後のやりとりは加害者本人ではなく保険会社と行われるため、加害者側の保険会社に連絡が必要なのです。

自分が加入している保険会社への連絡
加害者が加入している保険の内容によっては、被害者自身の保険を使わなければいけなくなる場合もあります。したがって、自分が加入している保険会社への連絡も忘れないようにしましょう。保険会社に連絡する際は、弁護士特約へ加入しているかどうかを確認しておきましょう。弁護士特約を使えば、損害賠償を請求するための示談交渉を弁護士に任せたい時に弁護士費用を心配する必要がなくなります。

▶︎参考:交通事故で受け取れる慰謝料についてはこちら

3.病院の整形外科へ行く

交通事故後は、たとえ怪我の症状があらわれていないとしても、病院で医師の診断を受ける必要があります。なぜなら、交通事故の怪我は、事故後すぐに症状があらわれるとは限らないからです。

交通事故後にすぐ病院へ行かず、後から痛みがあらわれたとしても、事故と怪我との因果関係を疑われてしまう可能性があります。

交通事故の症状について

交通事故後によくみられる症状は、むちうちです。むちうちは、交通事故の衝撃で首が鞭のようにしなり、首周辺の筋肉や靱帯などが損傷することで痛みがあらわれます。

むちうちの主な症状

  • 首や肩の痛み
  • 手足のしびれ
  • 頭痛
  • めまいや吐き気
  • 耳鳴り
  • 後頭部や顔面が痛い
  • 歩行障害            など

▶︎参考:むちうちの症状には種類がある?それぞれの症状について詳しく知りたい方はこちら!

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交通事故後はまず病院の整形外科へ

交通事故にあったら、まずは病院の整形外科を受診しましょう。しかし、整形外科では「どんなことを行っているのか。」気になりますよね。また、「最初の通院先はどうして整形外科なの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

悩む男性

ここでは、最初に整形外科へ通う理由や、整形外科で受けられる治療内容について説明していきます。

最初に整形外科へ通う理由

整形外科では医師が診察をし、怪我や病気の診断、治療を行なっています。
医師が診断することによって、その怪我を医学的に証明することができます。また、事故後すぐに医師の診断を受けることで、、交通事故と怪我との因果関係を明確にすることができます。したがって、交通事故後はまず、整形外科に通う必要があるのです。

整形外科での治療方法

むちうちの診断には、局部を圧迫した際に痛みやしびれなどの神経症状があるかの確認、レントゲンやMRIで撮影した際に、頚椎(首の骨)の曲がりや直線化などが見られるかを確認します。

病院

整形外科では、交通事故によるむちうちに対して、以下のような治療を行なっています。

  • レントゲンやMRIなどの画像検査
  • 消化鎮痛剤(痛み止め)や湿布などの投薬
  • むちうちの程度によってはカラーで固定
  • 電気療法や運動療法などのリハビリ

整形外科ではむちうちの他にも、骨折や脱臼、切り傷や擦り傷などのような目に見える外傷の治療を専門としています。上記のような治療の他にも、怪我の種類によっては手術を行うこともあります。痛み止めや湿布の「投薬」や機器を使った「画像検査」、怪我の「手術」はすべて医師のみが行える治療行為です。

整形外科で受けられるリハビリ

整形外科では、交通事故にあう以前の生活に戻れるよう、様々なリハビリテーションを受けることができます。

具体的には、医師の診断を元に、低周波の電気や超音波を用いた物理療法を行います。物理療法を行うことで血行が促進され、痛みの緩和を期待することができます。
また、整形外科によっては、柔道整復師による運動療法を行なっているところもあります。運動療法では、体を動かすことで身体機能が回復され、症状の緩和や日常的に行う動作の向上を図ります。

診断書を書くことができる

整形外科で医師の診断を受けると、診断書を書いてもらうことができます。診断書は、交通事故による怪我の病名や症状、治療期間の見通しなどが記載されている書類です。診断書の作成は、病院の医師のみが行えます。

診断書を取得することによって、交通事故と怪我との因果関係を明確にすることができます。また、診断書は人身事故へ切り替える際や損害賠償を請求する際に必要となりますので、必ず取得するようにしましょう。

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後遺障害診断書を書くことができる

交通事故による怪我の治療が長引くと、医師に「症状固定」と判断されることがあります。症状固定とは、これ以上治療を続けても、怪我の緩和が見られない状態のことをいいます。

医師に症状を訴える女性

症状固定後は、後遺障害等級認定を受けるため、後遺障害診断書が必要になります。
後遺障害診断書は、後遺障害等級認定において最も重要な書類であり、医師のみが作成できます。内容としては、怪我の自覚症状やレントゲン画像による他覚的所見などが記載されている必要があります。

後遺症と後遺障害の違い

一見同じものに思える「後遺症」と「後遺障害」ですが、大きな違いがあります。

後遺症とは
後遺症とは、交通事故による怪我を治療しても、機能障害や神経症状などの何らかの症状が残ってしまった状態のことをいいます。

後遺障害とは
後遺障害は、交通事故によって後遺症が残り、さらに以下5つの条件を満たしている必要があります。

  • 交通事故による怪我が、今後回復される見込みがないこと。
  • 交通事故と後遺症の因果関係が明確であること。
  • 症状固定後の症状が、医学的に証明・説明できること。
  • 後遺症になったことによって、労働能力の喪失が伴うこと。
  • 後遺症の症状が自賠責保険の後遺障害等級に該当していること。

交通事故による後遺症が、以上の条件を満たし後遺障害になることで、後遺障害等級認定の申請を行うことができます。後遺障害等級が認定されると、被害者は後遺障害慰謝料や逸失利益などを受け取ることができます。

▶︎参考:後遺障害等級認定の申請方法について詳しくはこちら

2つの通院先に通うことも可能

交通事故の治療は、「病院・整形外科」と「整骨院・接骨院」を併用して通うことができます。
むちうちの場合、しっかりと治療を行わなければ、後遺症が残ることもあります。

  • 整形外科では定期的に検査を行い、症状の確認をする。
  • 整骨院では手技療法を行う。

このように、検査や施術を行うことで、後遺症が残るリスクを減らせるかもしれません。

2つの通院先を併用して通う際は、加害者側の保険会社に連絡してからにしましょう。連絡を行わずに通院先の併用を行なった場合、適切な保険金の支払いを受けられなくなる可能性があります。

▶︎参考:交通事故の被害者に支払われる損害賠償の内容について、詳しく知りたい方はコチラ

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通院頻度や治療期間について

交通事故で怪我を負ってしまったら、定期的に通院を続ける必要があります。通院頻度としては、週に3回程度の通院が理想的です。しかし、怪我の程度によっては、毎日通院しなければいけない場合もあります。適切な通院頻度は、整形外科や整骨院の先生に任せると良いでしょう。

交通事故によるむちうちの治療期間

交通事故でむちうちを負ってしまったら、「どれくらいで治るんだろう」と気になる方も多いかと思います。

むちうちは、症状の重さや被害者の年齢によって、治療期間が異なります。また、通院を怠ってしまうと、その分治療にかかる期間が長引いてしまいます。したがって、「これくらいの治療期間で治る」と一概に言うことはできません。しかし、しっかりと通院を続けることで、早期に回復することができます。

交通事故にあってしまったら、早めの治療を

いかがでしたか?交通事故による怪我は、早めに治療を開始することで、後遺症が残るのを防ぐことができます。軽症の場合、「病院に行かなくてもいいんじゃないか」と思うかもしれませんが、交通事故による怪我は後から痛みが現れる場合もあります。交通事故の被害にあってしまったら、まずは病院の整形外科に行き、医師の診断を受けましょう。

握手して和解した二人

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