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追突事故の原因は?防ぐためのポイントについて解説

交通事故は、誰しもが少しの不注意により、加害者となってしまう可能性があります。その中でも追突事故は、交通事故の中で最も発生件数が多いといわれています。この記事では、追突事故の原因や、事故を起こさないために気を付けるべき点について解説していきます。

追突事故が起きる原因とは?

交通事故現場

追突事故は、先行車に後続車が衝突する事故のことをいい、信号待ちや渋滞時の減速中に多く発生しています。

なぜ、追突事故が発生するのかについて説明します。

脇見・よそ見運転

脇見・よそ見運転では、運転中に違うことに気を取られ前方から視線を外してしまったことで、事故が起こります。
では、なぜ脇見やよそ見運転をしてしまうのでしょうか?
主な理由として、運転中の携帯やカーナビの操作周囲の景色や看板を見ながらの運転不注意で落としたものを拾おうとしたときなどが挙げられます。

動静不注視

動静不注視とは、事故の相手に気付いていたけど、危険性を軽くみた結果事故を起こすことをいいます。

事故の原因として、「急な停止はしないだろう」「減速しないだろう」といった思い込みが要因となっています。そのため、思い込み運転と呼ばれています。

漫然運転

漫然運転とは、「ぼんやりと考え事をしながら運転をする状態のこと」です。免許をとって間もない方や、普段からあまり運転されない方、運転をすることに緊張される方が割合を占めています。

原因として、前方を向いているのに、ぼんやりし考え事をしていることで、車や歩行者に気づかず、事故を起こしてしまうというケースが多く見られます。

その他

上記で説明した状況以外にも、追突事故が起こる原因は考えられます。

  • スピードの出しすぎ
    前方車の停止や減速をしたときに、対応が間に合わずに追突してしまう
  • 車間距離不足
    前方車と間隔をあけた運転をしていないため、前方車の急停止や減速に反応できず追突すしてしまう

以上のように、法定速度以上のスピードの出しすぎや、車間距離の詰めすぎなども事故を起こす原因になります。

追突事故を起こさない為には

歩道

追突事故の8割以上は、運転に集中していれば防げたであろううっかり事故です。また、「自分は大丈夫」、「事故を起こすはずがない」といった過信も追突事故に繋がります。
運転中は、予測できないことが起こることもあります。ご自身の「うっかり運転」や「過信」により、加害者とならないための心掛けについて説明します。

危険がないような状況でも運転に集中する

携帯やカーナビの操作をしたいのであれば、一旦安全が確保できる場所に停車をし、操作するようにしましょう。運転中の操作は、どうしても注意力が散漫してしまいます。
また、高齢者の方や身体機能に低下がみられる要素がある場合は、運転をやめるという選択肢もあります。

充分な車間距離を確保する

交差点に近づいたらスピードを落とし、充分な車間距離を確保し、前車の動きや信号などに目を配りましょう。前車が動き出したからといって発進するのではなく、信号や前車の発進を確認したうえで、発進するようにしましょう。

歩行者を優先することを意識する

歩道橋や横断歩道がある場合は歩行者の有無を確認し、前車がいるときはもちろん、確認できない場合でも、減速や停止を行いましょう。横断歩道がある箇所は、人が通る可能性がある場所です。子供などの急な飛び出しの可能性もあります。
もしものことを考えて、行動するように意識しましょう。

追突事故の被害者について

車に追突された人

追突事故の被害者は、65歳以上の高齢者が最も多くみられますが、中には15歳以下の子供が事故により重傷や死亡するケースもあります。
子供の事故の中で最も多いのは飛び出し事故です。
子供の安全認知力は低く、何も考えずに道路へ飛び出していくことがあります。運転者は、住宅街や駐車している車の影、住宅街の塀や角の死角などから飛び出してくるかも、という意識を持って運転する必要があります。

まとめ

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いかがでしたか。追突事故はちょっとした不注意で起きてしまうものです。
うっかり運転や過信により、突然加害者となってしまう可能性も考えられます。常に安全運転を心掛け、ご自身の運転技術を過信せず予期せぬ危険を回避できるような運転をすることが大切です。
また、高齢者や身体機能の低下がみられる方の追突事故も増えています。運転をせず、免許を返還するという選択も安全に繋がります。

この記事の執筆者

交通事故病院編集部 ライター / T.N
大学を卒業し、出版社で取材や編集業務を経験。その後、WEBメディアの執筆に転向し、事故に関する様々な知識を多くの人に届けるべく、日々邁進中。現在は、交通事故専門士の資格を取得するために勉強をしている。座右の銘は、格物究理。

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