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ふるやまクリニック|問診と検査を重視した交通事故の治療とは

大阪府羽曳野市にある、ふるやまクリニック。『いつまでもじぶんのあしで歩くために』という目標を掲げ、ご来院される方々の健康をサポートしています。

ふるやまクリニックには、体の痛みやしびれ、力が入らないといったお悩みを抱えている患者さまだけでなく、交通事故にあわれた方もご来院されるとのこと。

そこで今回は、ふるやまクリニックの院長を務める古山 裕章先生に、交通事故の怪我や治療などについてお話を伺いました。

ふるやまクリニックについて

ふるやまクリニック 外観

ーー ふるやまクリニックの特徴を教えてください。

古山先生:
「まず1つ目は、レントゲン検査での骨折診断に加え、超音波検査による筋・靭帯・腱の損傷のチェックが可能な点です。

2つ目は、理学療法士が常駐しているため、一般的な物理療法から手技治療まで、施術のバリエーションがある点です。

3つ目は、超音波検査装置を用いたエコー下ハイドロリリース(筋膜リリース)ができる点です。超音波検査装置を用いることにより、痛みのある部位を視覚的に確認しながら治療が行えます。

患者さまへの声かけを大切に…

ーー 院内の空間づくりで心がけていることはありますか。

古山先生:
新型コロナウイルスの対策を徹底しております。例えば、患者さま同士の間隔をしっかりと空ける、ビニールカーテンの設置、アルコール消毒作業を何度も実施するなどの対策です。

また、患者さまにリラックスして治療を受けていただくために、スタッフ一同患者さまへの声がけを心がけております。ときには、整形外科の治療とあわせて、内科の病気に関するご相談をお受けすることもあります。」

交通事故の怪我・症状について

ふるやまクリニック 待合1

ーー 交通事故にあわれた方は、どのような怪我や症状でお悩みなのでしょうか。

古山先生:
「首や腰の捻挫、全身の打撲、擦り傷、骨折、関節の靭帯損傷、肩腱板の断裂などです。ご高齢の方は、椎体(※1)を圧迫骨折してしまう場合もあります。

交通事故の怪我は、初診時に患者さま自身が自覚していない症状が多く、数日してから症状があらわれることもあります。」

※1 椎骨とは、脊椎の分節をなす個々の骨の円柱状の部分。

事故で多いむちうちとは

ーー 交通事故の怪我で多い、むちうちについて詳しく教えてください。

古山先生:
「むちうちとは、追突や衝突などの交通事故によって起こる、頚部外傷の局所症状の総称です。

ヘッドレストが整備されていない時代に、首が鞭のようにしなったため、『むちうち』と呼ばれていました。近年は、むちうちと呼ばれることは少なくなってきましたが、医学的傷病名と混同して使用されることがあります。

受傷原因や外傷の程度により、むちうちの症状は様々で、治療方法や期間も多岐にわたります。

ーー 事故後に、むちうちの症状が疑われる場合は、医療機関を受診すべきでしょうか。

古山先生:
「むちうちは、医学的な傷病名ではないため、外傷性頚部症候群、神経根症、脊髄損傷などの医師の専門的な診断を受ける必要があります。

したがって、交通事故後にむちうちが疑われる場合は、神経学的検査や診察、 レントゲン撮影やMRIなどの精密検査が可能な整形外科の診察を受けることをおすすめします。

また、事故後に医療機関を受診し、怪我や症状を記録として残しておくと後々役に立ちます。」

交通事故の治療について

ふるやまクリニック ウォーターベッド・牽引機

ーー 交通事故の怪我を治療する際の流れを教えてください。

古山先生:
「まず最初に問診を行い、レントゲン撮影を行います。必要な方には、エコー検査やCT、MRIの検査を行います。その後は、内服薬や注射などの投薬、物理療法や理学療法を行います。」

ーー CTやMRIの検査が必要な場合、スムーズに検査を受けることはできますか。

古山先生:
「CTやMRIの検査は、当院と連携している病院で検査を受けることになります。検査を依頼する病院は懇意にしている病院ですので、スムーズに検査を受けられ、検査結果も当日にわかります。

また、検査の予約時間が決まりましたら、当院から検査施設までの送迎車の手配もいたします。

ーー ふるやまクリニックでは、どのような治療・リハビリが受けられますか。

ふるやまクリニック ハイドロリリース

古山先生:
「当院では、消炎鎮痛剤による治療、温熱療法や低周波治療器による物理療法、理学療法士による理学療法を行っています。その他にも、牽引やウォーターベッドなどの治療が可能です。

さらには、超音波検査装置(エコー)による検査や、エコーガイド下によるハイドロリリース(筋膜リリース)といった疼痛ケアも行っております。」

交通事故の治療では問診と検査が大事

ふるやまクリニック 問診と検査

ーー 交通事故による怪我の後遺症を残さないために、気をつけていることや心がけていることはありますでしょうか。

古山先生:
「初めてご来院された際に、『丁寧に問診を行うこと』と『積極的に精密検査を行うこと』を心がけています。

また、初診時の検査だけでなく今ある症状、変化する症状に対し、適切な検査を行い、対応するよう気をつけています。」

ーー それは何故でしょうか。

古山先生:
「交通事故の後遺症には、『事故直後に感じなかった痛みや症状』と『事故で怪我をした影響により、他の部位に負担がかかって発生した痛みや症状』があります。

交通事故にあわれた方は、事故直後は突然のトラブルに神経が高ぶっていたり、目立つ痛みに気を取られがちです。そのため、事故当初は感じていなかった痛みが、後々発生する方も少なからずおられます。

それらの痛みに対する治療を患者さまにご納得いただき、保険会社に必要な治療であると説明することはとても重要です。また、交通事故の治療は、患者さまの将来的な治療の不安を和らげることも大切になります。

通常の怪我や病気とは異なるからこそ、丁寧な問診と精密検査がより重要になると考えています。」

交通事故の怪我でお悩みの方は、ふるやまクリニックへ

ふるやまクリニック 院長

ーー 交通事故の被害者や読者の方に向けて、何かメッセージをお願いします。

古山先生:
「交通事故にあわれた方々は、体の痛みとともに、心にも大きな不安を抱えておられることと思います。十分に痛みが消えるか、どこかに不具合はないか、後遺症は残らないか、後遺症が残った場合は補償が得られるのかなど。当院では、丁寧な問診と十分な検査を行い、可能な限り怪我の情報を集めた上で治療を行います。

また、事故から数日経ってあらわれた症状に対しても、積極的に治療介入していきます。何よりも細かな症状変化と経過の記録が、交通事故の治療では重要になります。

お仕事がお忙しい方も多く、ついつい医療機関への通院がおろそかになってしまう方もいらっしゃいます。しかし、後々の不安を解消するためにも、可能な限り継続して受診いただくのが望ましいです。」

院長プロフィール

氏名 古山 裕章(ふるやま ひろあき)
経歴 1991年 京都大学医学部卒業
1991年 京都大学外科学教室入局
2000年 京都大学医学部大学院修了

京都大学病院 外科学教室 勤務を経て、
2016年まで天理よろづ相談所病院(858床:2021年3月現在)消化器一般外科にて、副部長を務める。
そのほか、「ふるやまクリニック」の開業に至るまで、リハビリテーション病院やクリニックで地域医療の一端を担う。

2020年3月より、近鉄南大阪線高鷲駅前にて「ふるやまクリニック」を開業。
現在、1日に約100名程度の患者さまが来院するクリニックに。
「いつまでもじぶんの足で歩くために」をモットーに、地域に根ざした医療を目指す。

この記事の執筆者

交通事故病院編集部 ライター / T.N
大学を卒業し、出版社で取材や編集業務を経験。その後、WEBメディアの執筆に転向し、事故に関する様々な知識を多くの人に届けるべく、日々邁進中。現在は、交通事故専門士の資格を取得するために勉強をしている。座右の銘は、格物究理。

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