2017.11.06 自賠責 むち打ち 診断書 症状固定 交通事故

交通事故で首のむちうち、治療費はいつまで?整骨院・整形外科の併用通院の方法

首のむちうち(頚椎捻挫)と診断された

「1ヶ月前に交通事故にあい、整形外科へ通院中なんだよね」と友人に話したら、
「前に事故したことがあるけど、その時は整形と併用して整骨院に通ったよ」とのこと。
整形外科の先生にそれを話すと、「併用して通院はだめ」との一点張り。
でも、明らかに症状がよくなっている感じがしないんだよなぁ…。

窓を見つめる女性

おまけに、「この肩のハリは、もともと姿勢が悪かったから」なんてお叱りも受けちゃった。

これは、とある女性のお話です。
彼女は今日も、自分でマッサージをしたり湿布を貼ったりと、首の痛みをごまかしながら生活しています。

交通事故にあい、被害者・加害者問わず、「首のむちうち(頚椎捻挫)」と診断されるのはよくあること。事故の状況にもよりますが、首のむちうちやその他の症状が後遺症となって、長い間痛みなどに悩む人は大勢います。

しかし、むちうち症は、レントゲンには映らない証明しにくい怪我です。
また、手続きや保険会社とのやりとりがあまりにも大変で、気が滅入ってしまい、自分の気持ちや体調を後回しにしてしまいがち。
大切なのは、つらい痛みを我慢せず、元の元気な状態に戻すこと。
この記事で、

むちうちとはどんな症状を言うのか。
むちうちの治療期間と施術方法について
むちうち初期はどのように対応すればいいのか
整形外科と整骨院の併用は可能かどうか
治療費の打ち切りはなぜ起きるのかなどについて述べていきます。

少しでも不安を抱えているなら、ぜひご一読くださいね。

1.むちうちとは?頚椎捻挫の症状と原因は?

むちうち症とは、正式名称を「頸椎捻挫(けいついねんざ)」「頸部挫傷(けいぶざしょう)」「外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)」といいます。

肩に痛みがある女性

首が何らかの衝撃によって、鞭(ムチ)のようにしなったために頚椎が負傷してしまい、痛みや吐き気などを引き起こす症状のことです。
交通事故において怪我をした場合の7〜8割はむちうちになると言われており、代表的な症状として疼痛(とうつう)といわれる首の痛みが挙げられます。
交通事故による追突や衝突、急停車の他に、スノーボードやスキーといったスポーツで症状が現れることもあるようです。

1-1.むちうちの代表的な症状とは?

むちうちの代表的な症状に疼痛(とうつう)と言われる首の痛みが挙げられますが、

  • 患部の疼痛(首の痛み)
  • 頭痛や吐き気
  • 腰痛や背中の痛み
  • 手足のしびれ
  • 肩こり、肩のハリ

上記のように様々な症状を引き起こすむちうちですが、人によってその症状は変わります。
物損事故で処理をしてしまった場合などは、痛みが遅れて出てくる場合もあります。
違和感を覚えたり、少しでも痛みを感じる方は、我慢をせずに医療機関でしっかりと診てもらうようにしましょう。

1-3.むちうちの治療期間とは?

むちうちの治療期間は、軽度の事故のものであれば、一般的には3週間〜1ヶ月と言われています(交通事故病院編集部調べ)。
しかしこれは、しっかりと通院し、通院先の医師や柔道整復師、鍼灸師からのアドバイスを忠実に守っている場合です。事故の大きさや、怪我の度合いにもよりますので、一概に1ヶ月で治るとは言い切れません。

ご自身の症状によって、通院日数(回数)や治療期間(施術期間)は変わってくると言えます。

1-4.治療期間が長期に渡ることも…

軽度のむちうちであれば、数週間〜1ヶ月で症状が軽くなるようですが、定期的に通院ができなかったり、追突時の衝撃が大きかったりすると、手足のしびれから麻痺症状が現れることもあるそうです。

急性期と慢性期

むちうちになった時、急性期と慢性期というものがあります。

急性期というのは、病気や怪我になり始めた時期のことです。つまり、炎症を起こして熱を持っている時期。慢性期は痛みや炎症が落ち着いてきて、長期的な治療や施術と向き合う時期です。

出典:交通事故病院むちうちの治療期間はいつまで?慰謝料打ち切りにならないための通院頻度とは

注意したいのが、この「急性期」に患部を温めてしまうこと。
痛みが続いているときは、入浴してもいいのかどうかを、治療や施術を担当している医師や柔道整復師に確認することをおすすめします。

▶︎あなたは大丈夫?むちうちかもしれない症状とは

2.首のむちうち、通院先はどうすればいい?

交通事故によりむちうちになったしまった時、通院先はどうすれば……?と困っていませんか。あらゆる情報が錯綜しすぎて、どれが真実なのだろうと悩む方もいるでしょう。
スマホをいじるショートカットの女性
「交通事故でのむちうち、整骨院には通院できない?」「転院できない?」「整骨院に通院するなら、診断書は出さないと言われた」など、たくさんの情報に翻弄されて、どうすればいいのか迷ってしまいますよね。

2-1.整形外科と整骨院、鍼灸院の違い

まずは、交通事故の時にどこへ行けばいいのか、通院先のおさらいをしましょう。
それぞれの治療内容、所有資格など、確認してお好みの通院先を探してくださいね。

    整形外科
    国家資格である医師免許の所有者が開業。

    整骨院(接骨院)
    国家資格である柔道整復師免許の所有者が開業。

    鍼灸院
    国家資格であるはり師・灸師の資格の所有者が開業。総称して鍼灸師(しんきゅうし)という。
    ※整体院は、民間資格所有者が開業できる施設で、日本では国家資格ではない。
    よって骨接ぎや電気、指圧などの施術はできない。

3.首のむちうち施術方法とは?

むちうちの施術方法は、通院先によって内容が違うことがあります。ここでは、一般的に言われている施術内容(治療内容)の違いについて話していきます。

病院

    整形外科
    手術、レントゲン、薬の処方などが可能。湿布の処方も医師でないとできない。

    整骨院(接骨院)
    骨接ぎ(ほねつぎ)、指圧、カイロプラクティック、牽引などの施術が可能。

    鍼灸院(はり・灸)
    状況を確認してから、はり、お灸などを施すことが可能。

4.整形外科と整骨院、併用して通院できないのはなぜ?

加害者側の保険会社や、現在通院中の整形外科から「整骨院との併用はできない」「併用するのであれば、後遺症になった時の診断書は書かない」などと言われてことはありませんか。果たして、本当に併用して通院できないのでしょうか。

なぜ

4-1.併用して通院できる

そう、整形外科と整骨院は、併用して通院することが可能です。というのも、怪我をしているのは事故の当事者(被害者・加害者)だからであって、その痛みは本人にしかわからないからです。

怪我を治すことが目的なのであれば、通院先を自分で選ぶ、通院先が自分に合わなかったら転院するということは、決して悪いことではありません。では、なぜ「両者併用して通院することがダメ」だと言われているのでしょうか。その理由を調べてみました。

整形外科
自分のわからないところ(診断・カルテ以外)で施術や治療を受けた場合、万が一それが原因で後遺症になってしまっても、説明ができない。

保険会社
客観的な立場で交通事故を判断せねばならず、医学的根拠がないもの・証明しにくい症状に対して、治療費を払い続けることができない。
整形外科のお医者さんからすると、自分の範疇をこえてしまっては責任の取りようがないことも分かります。保険会社さんからしてみても、きっと、被害者をいたわる気持ちはありますが、立場上、根拠のないものに支払いを続けることはできないはずです。

「でも、どうしても痛い……」
こういった場合に、やはり整形外科と整骨院(あるいは鍼灸院)を併用して通院したいもの。

4-2.併用して通院するポイント

上記のように、整形外科や保険会社の言い分は重々承知だけれど、併用して通院したいと思っている方へ。前述したとおり、通院先を選ぶのはあなたです。

    併用して通院するポイント
    ①整形外科でしっかりと受診し、診断書をもらっておく
    ②交通事故の施術を得意とする整骨院(接骨院)に相談する
    ③保険会社に連絡する
    ※併用して通院する場合は、同日に整形外科と整骨院へ通うことはできません。

4-3.病院を変えたい!転院するポイントは?

もし、今現在通っている整形外科や整骨院、鍼灸院で体の不調が軽くならないと感じているのであれば、併用して通院したり、そもそも転院をすることを考えてもいいかもしれません。大切なのは、交通事故に遭う前のご自身の体と同じように不調を感じない状態まで戻すこと。まずは第一に、自分の体を大切にしてくださいね。

    転院するためのポイント
    ①交通事故の怪我の施術(治療)が得意な整骨院、整形外科を探す
    ②通院を開始し、転院したい旨を相談する
    ③保険会社に連絡をする
まずはお電話でお気軽にご相談ください
【年中無休 24時間対応】

5.保険料打ち切り?保険会社が治療費を払ってくれる期間とは

定期的に診断を受けているにも関わらず、症状がいまいちよくならない…とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そもそも、加害者側の保険会社は、一体いつまで治療費(慰謝料)を払ってくれるのかご存知でしょうか。
「このまま症状が変わらず痛いまま、治療費(保険料)の打ち切りになることってあるのかな?」など、素朴な疑問を解決します。

自動車保険

5-1.治療費の打ち切りとは?

加害者側の保険会社が被害者の通院先へ直接払っていた治療費(整骨院なら施術代)の支払いを辞めることをいいます。保険会社も、いつまでも治療費を支払うわけにはいきませんので、しっかりと目安を決めています。治療費の打ち切りには、二つあります。

①完治した(治癒した)場合
交通事故を起こす前のような状態に戻った、つらかった症状がラクになったなどの場合、医師や柔道整復師、鍼灸師が「治った」と判断すれば、保険会社は治療費を支払う義務がなくなります。よって、治療費の打ち切りとなります。

②症状固定の場合
交通事故によって患った怪我で定期的に通院しているにも関わらず、症状がよくならない場合、主治医が「これ以上治療(施術)を行っても改善しない」と判断することがあります。
それを症状固定と言います。
症状固定となった場合、保険会社は治療費を打ち切りにします。首のむちうちの場合、一つの目安として、6ヶ月間の治療(施術)を続けても症状が以前よりよくならない場合は、治療費の打ち切りの可能性があります。
※交通事故の度合いや怪我の状況にもよります。

交通事故でむちうちに!通院期間と慰謝料の関係とは

6.症状固定は後遺症?後遺障害認定とは

通院先の医師や、柔道整復師・鍼灸師が「これ以上治療(施術)を続けても、症状がよくなることはない」と判断した場合は『症状固定』となり、保険会社から治療費の打ち切りがあるとお伝えしましたね。

お金と計算機

6-1.症状固定後の治療費は自費?

この『症状固定』になってしまったら、症状がつらくて通院をしても、全て自費負担になるのかと不安ですよね。これからもそのつらい症状と付き合っていかなくてはいけないのが現状。それが「後遺症」です。後遺症と付き合っていかなくてはいけない場合、「後遺障害認定」というものがあります。

6-2.後遺障害認定とは

後遺障害認定とは、交通事故による怪我の後遺症と付き合っていかなくてはいけない場合に、被害者の精神的苦痛を対価で表した慰謝料を加害者側の保険会社から支払われることをいいます。
この、後遺障害認定で受けられる対価の内訳は以下の通りです。

    後遺障害慰謝料
    後遺症が残ってしまったことによって受ける精神的苦痛を対価で表したもの。

    逸失利益
    後遺症が残らなければ事故の前と変わらず働けただろうという、将来得られたはずの失われた利益のこと。

後遺障害認定は、その怪我の状況や事故の度合いによって後遺症認定の等級が決められています。首のむちうちの場合、ケースバイケースではありますが12〜14等級と認定されることが多いようです(編集部調べ)。

6-3.後遺障害認定の手続き方法

後遺障害認定の手続きには、やり方が2つあります。①事前認定(加害者側の保険会社が手続きを行ってくれる方法)と、
②被害者請求(被害者自身で請求する方法)です。

主な手続きは下記のとおりで、両者に大きな違いはありません。

後遺障害認定手続き

①症状固定
②医師による後遺障害診断書の作成
③加害者の任意保険で事前承認手続き/加害者の自賠責で被害者請求の手続き
④損害保険料率算出機構の自賠責損害調査事務所において審査
⑤後遺障害等級認定
この、事前認定と被害者請求には、それぞれメリットがあります。
これらのメリットについて、順に説明していきます。

事前認定のメリット

資料収集や申請の手続きをやってもらえるので、手間がかからない

被害者請求のメリット

自分に有利な医師の証明書などを提出できる
事前認証と比べて、認定結果が早く分かる
認定されると、先行的に自賠責保険分の保険金が支払われる

被害者請求をする場合には、まず、加害者側に「自分で被害者請求する」ということを伝えます。加害者側の保険会社にすでに提出している書類の写しを送付してもらいましょう。

例えば、「交通事故証明書」や病院での「診断書」、「診療報酬明細書」はすでに加害者側の保険会社に提出しているはずですので、その書類の“写し”を、“原本と相違ない”旨の押印をしてもらった状態で、こちらに送付してもらってください。

交通事故で腰痛なら!整骨院に聞いた腰椎捻挫の原因と後遺症手続き

首のむちうちについてまとめ

いかがでしたか?
現在痛みを抱えていて「これからどうすればいいのか」と悩んでいる方も、本当に治るのかと不安を感じている方も、この記事を読んで少しでもラクになってくれたら幸いです。

  • むちうちにはさまざまな症状がある
  • 通院期間はおよそ1ヶ月(怪我の度合いによる)
  • 通院先は整形外科、整骨院、鍼灸院など選べる!
  • しっかりとした手続きを踏めば、併用して通院&転院ができる
  • 治療費打ち切りの目安はおよそ6ヶ月
  • 症状がよくならない場合は後遺障害認定をすることができる
  • 後遺障害認定の申請方法は2種類ある

「加害者側の保険会社の人に悪いかも……」
「気のせいかもしれない」などと、あらゆる手続きの中で諦めてしまいがちです。
しかし、首のむちうちは、周りの人が思うよりもつらいものです。無理をせず、我慢をせず、ご自身の体を大切にしてください。

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しっかりと通院することで、交通事故病院よりお見舞金が付与されます。

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