むちうちの頭痛でMRI撮影が必要?症状と治療法を解説!
監修記事

世良 泰
医師(整形外科他)
むちうちは、交通事故でよく発生する疾病の一つです。
むちうちで頭痛が発生したとき、MRIまで受ける必要があるのか悩む方は少なくないでしょう。そこで今回の記事では、むちうちで頭痛が疑われる場合にMRIを受けた方が良いのかについて解説します。
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目次
交通事故で起こるむちうちは頭痛が発生する
交通事故によるむちうちでは、首の痛みにともない頭痛が発生するケースが多いです。頭痛が発生する原因は、むちうちのメカニズムを知ることで理解できます。

▲むちうちで頭痛が起きるメカニズム
むちうちは、外部からの衝撃によって首がムチのようにしなることで周囲の組織が損傷を受けることで発生します。そのとき首周囲の筋肉の緊張が高まり、頭部にまで影響することで頭痛につながってしまうのです。
症状としては他にも、肩こりやめまい、手足のしびれ、耳鳴りなど様々な症状を引き起こします。
関連記事むちうちで頭痛が起こる?原因・症状~治し方まで易しく解説
後遺障害の判定には診断が必要
▲後遺障害とは?(後遺症と後遺障害の違い)
交通事故でむちうちになった場合、頭痛をはじめとした症状が後遺障害として残ることがあります。交通事故の被害者側であり、さらに後遺障害が認められると、後遺障害慰謝料を請求できますが、それには診断が必要です。では、むちうちの後遺障害の判定にはどのような診断が必要なのでしょうか。
むちうちの頭痛でMRI撮影は必要か
▲MRI検査とは
詳しく原因を調べたい場合や後遺障害等級認定を受けたい場合に、むちうちの頭痛でMRI撮影は有効な選択肢の一つです。MRIによって異常が確認できれば、後遺症が残った場合に後遺障害等級認定を受けられる可能性を高められるからです。認定を受けると、後遺障害慰謝料や逸失利益を請求できます。
しかし、後述しているようにMRIも万能ではなく、また、むちうちの頭痛で全てのケースにおいてMRIが必要かというとそうではありません。例えば、頭蓋内の出血が原因であればCTで確認ができます。MRIの検査が本当に必要かどうかは医師とよく相談してしっかりと検討することが大切です。
後遺障害等級認定におけるMRI撮影の重要性
怪我や病気が完治せずに症状が残った場合、後遺障害等級認定に認められることがあります。後遺障害等級は一定の基準にしたがって等級が定められています。
交通事故によるむちうちが、後遺障害等級に認定される可能性が高いのは、12級9号と14級13号です。それぞれの判断基準は次の通りになります。
等級 | 認定基準 |
12級13号 | 局部に頑固な神経症状を残すもの |
14級9号 | 局部に神経症状を残すもの |
両者の違いは医学的に「証明」できるものか「説明」できるかです。
12級13号は、MRI撮影や神経学的検査などで異常所見が認められる必要があります。一方、14級9号は、交通事故の状況や治療の経過、自覚症状などから医学的に推定できれば認定される可能性があります。
むちうちの頭痛でMRIを受ける基準
交通事故でむちうちが疑われ、頭痛がする場合はどの程度でMRIを受ける必要があるのでしょうか。
しかし、受診のタイミングを逃してしまった方もいるでしょう。そこで「このようなときはMRIを受けましょう」という基準について解説します。
しびれや感覚異常の症状がある
頭痛に加えて、しびれや感覚異常の症状がある場合、それは神経に問題が生じている可能性がある証拠です。神経自体が損傷しているケースもあれば、むちうちによって緊張が高まった筋肉が神経を圧迫しているケースもあります。
いずれにしても、放置して良くなるものではありません。そのため、頭痛にともない、しびれや感覚異常がある場合は、医療機関を受診して医師にMRI撮影の相談をしてみましょう。
後遺障害認定を受けたい
▲後遺障害認定の条件5つ
後遺障害認定を受けたい場合は、医学的な証明が必要になるため受診をしましょう。ただし、交通事故を起こしてから初診まで「一週間以上」期間が空くと、交通事故との関連性がないと判断される可能性があります。
POINT
できるだけ早い方が関連性を認められやすい
できるだけ早い方が関連性を認められやすいため、後遺障害認定を受けたい場合は、できるだけ早めに医療機関を受診するようにしましょう。
椎間板ヘルニアとの関係性
交通事故では、椎間板ヘルニアもよく起こります。MRI撮影を行うことで、CTでは見つけられない椎間板の状態を確認できます。椎間板ヘルニアだと判明した場合の後遺障害等級認定も、むちうちと同様に12級13号と14級9号が認められる可能性があります。
むちうちのMRIで異常なしだとどうなる?
MRI撮影は万能ではありません。もし異常があっても、MRIでは異常を見つけることができない場合もあるのです。とくに、むちうちではMRI撮影で異常所見が認められないケースが少なくありません。その場合は、MRIだけでなく神経学的検査など、他の検査結果と総合的に判断をする必要があります。
もちろん、本当に異常がないためにMRIで異常なしと結果が出ることもあるため、医師の判断を仰ぎ、自身の健康を守りましょう。
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むちうちの頭痛でMRIを受けるタイミング
むちうちの頭痛に対してMRIを受けるのは、できるだけ早い段階での受診が望ましいです。早期の診断と治療は、症状の改善や後遺症の予防に役立ちます。とくに、次のような場合は、迅速なMRI撮影が重要です。
- 頭痛や首の痛みが重度で、日常生活に支障をきたしている場合
- 頭痛に加えて、しびれや感覚異常、麻痺などの神経症状がある場合
- 交通事故後すぐに頭痛や首の痛みが生じ、その症状が持続している場合
いずれかの症状に当てはまる場合は、医療機関を受診してMRI撮影の相談をしましょう。むちうちで頭痛が生じたからと言って、必ずしもMRIによる検査が必要であるわけではありません。MRI撮影が必要かどうかを医師と相談して、最適な選択肢を検討しましょう。
むちうちの頭痛でMRIが病院にないとき
一部の医療機関や地域では、MRI機器を備えていない場合があります。その場合は、2つの選択肢があります。
1つ目は、他の医療機関でMRI撮影を受ける選択肢です。
MRI撮影ができる別の病院や診療所などの医療機関を自身で探す、もしくは担当医に相談して紹介してもらいましょう。紹介状を書いてもらうと、スムーズに検査ができたり費用の節約になったりするためおすすめです。
2つ目に、MRI以外の検査方法(神経学的検査や血液検査など)で、異常の有無や原因を評価する選択肢です。むちうちで頭痛が生じたからと言って、必ずしもMRIによる検査が必要であるわけではありません。MRI撮影が必要かどうかを医師と相談して、最適な選択肢を検討しましょう。
むちうちの頭痛はMRIで検査を受ける
交通事故でむちうちによる頭痛が生じたら、MRI撮影が異常を調べたり後遺症の認定等の際に有効に働きます。しかし、本当にMRI検査が必要かどうかはケースバイケースです。まずは交通事故後に頭痛等の症状がある事を医師に伝え、MRI検査の必要性について話し合うと良いでしょう。
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この記事を監修したのは…
慶應義塾大学医学部卒。初期研修後、市中病院にて内科、整形外科の診療や地域の運動療法指導などを行う。スポーツ医学の臨床、教育、研究を行いながら、プロスポーツや高校大学、社会人チームのチームドクターおよび競技団体の医事委員として活動。運動やスポーツ医学を通じて、老若男女多くの人々が健康で豊かな生活が送れるように、診療だけでなくスポーツ医学に関するコンサルティングや施設の医療体制整備など幅広く活動している。「健康を通じて人々の夢や日常を応援すること」をミッションに2024年6月に池尻大橋せらクリニックを開院。
池尻大橋せらクリニックHP
https://sera-clinic.com/
日本整形外科学会専門医
日本内科学会認定内科医
公衆衛生学修士
International Olympic Committee Diploma in Sports Medicine
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本医師会認定健康スポーツ医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医
Performance Enhancement Specialist (National Academy of Sports Medicine)
Corrective Exercise Specialist (National Academy of Sports Medicine)
日本医師会認定産業医
ロコモアドバイスドクター
TWOLAPSチームドクター(陸上)
LADORĒメディカルアドバイザー
日本陸上連盟医事委員
株式会社スポーツ医学 代表取締役
株式会社Mesign 顧問
株式会社うごきのクリニック 取締役
AuB株式会社 顧問ドクター
株式会社富士急ハイランド 医療顧問
株式会社リハサク メディカルアドバイザー
株式会社アルゴス 顧問医師
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