むちうちで握力低下、原因や交通事故との関係・治療方法も解説
監修記事

宇賀神 絵里
看護師
交通事故などでむちうち症を負われた方の中で、「物が上手く掴めない」「力が入りづらい」といった症状を感じている方は少なくありません。
握力の低下は、頚椎への衝撃により神経が圧迫されることで起こる症状です。
不安に感じる方も多いと思いますが、適切な治療とケアで改善が期待できます。
当記事では、むちうち症による握力低下の原因や治療法、回復までの期間について、医学的な根拠とともにご説明していきます。
一日も早い回復のために、まずは正しい知識を身につけましょう。
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むちうちによる握力低下の原因は神経根の圧迫
交通事故による怪我で最も多く見られる「むちうち」は、神経が圧迫されることで握力が低下してしまうことがあります。
日常生活でも、物を持ち上げる際に力が入りにくい、スマートフォンが握りにくいなどと不便を感じる方も少なくありません。
むちうちの症状があらわれているかを調べる際に、握力検査が使われることもあり、症状の程度を客観的に評価する指標となります。
そもそもむちうちとは、交通事故の衝撃で首がむちのようにしなり、筋肉や靱帯、神経などの軟部組織が損傷することが原因だといわれています。
特に追突事故の場合、予期せぬ衝撃によって首が瞬時に前後に揺さぶられ、首周辺の組織に大きな負担がかかります。
むちうちによってあらわれる症状は、首の痛みだけでなく、めまいや吐き気などの多種多様な症状があらわれます。
また、肩のこわばり、頭痛、腕のしびれ、目の疲れやすさ、耳鳴りなど、一見むちうちとは関係ないと思われるような症状も出現することがあります。
このように様々な症状が複合的に現れるため、専門医による適切な診断、治療や施術を受けることが重要となります。
握力低下以外にもあるむちうちの症状
▲むちうちが原因で起こる症状の例
むちうちには握力低下以外にも様々な症状があります。
- 頚椎捻挫型
- バレー・ルー症状型
- 神経根症状型
- 脊髄症状型
頚椎捻挫型とは、むちうちの一般的な症状型で首周辺の筋肉や靱帯などの軟部組織が損傷している状態です。
むちうちと診断された70〜80%の方がこの症状型に該当するといわれています。
主な症状は、首の痛みや可動域制限、筋肉のこり、上肢の倦怠感などです。
バレー・ルー症状型は、事故の衝撃によって後部交感神経まで傷ついている状態です。
後部交感神経は首の骨に沿って走る神経のことをいいます。
後部交感神経が損傷してしまうと、脳や脊髄の血流が低下して、自律神経のバランスが崩れてしまい、症状があらわれます。
主な症状は、頭痛や眩暈(めまい)、耳鳴り、吐き気、発汗、目のかすみ、動悸などです。
神経根症状型は、脊髄から出る神経を支える根元が引き伸ばされたり、圧迫されて負荷を受けている状態です。
また、ヘルニアの原因になることもあるので、注意が必要です。
主な症状は、腕の痛みや痺れ、首の痛み、倦怠感、後頭部の痛み、顔面の痛みなどです。
脊髄症状型とは、事故の衝撃によって脊髄が損傷している状態です。
脊髄が損傷しているため、重い症状があらわれてしまいます。
主な症状は、身体の麻痺や知覚障害、歩行障害などです。
むちうちの治療は時期によって変わる
様々な症状があらわれるむちうちの治療は、急性期と慢性期によって、治療内容を変えるのが好ましいといわれています。
急性期とは、受傷直後〜1ヶ月の間で痛みが強い時期のことです。
一方、慢性期は、事故から3ヶ月以降のことで痛みが落ち着いている時期をいいます。
▲むちうちの急性期と慢性期における対処法の違い
では、それぞれの時期でどのような治療を受けるべきなのでしょうか。
急性期
受傷直後である急性期は、痛みが強くあらわれています。
そのため、痛みのある部分を直接触れるマッサージは適しません。急性期の場合、まずは安静にすることが大切です。
痛みのある部分を固定したり、炎症を抑えるために冷湿布を貼るなどの治療を行うとよいでしょう。
慢性期
慢性期になると、むちうちによる痛みが弱くなっているため、痛みのある部分に直接触れて行う治療も可能になります。
慢性期の場合、神経の圧迫を緩和させたり、骨のズレや筋肉をほぐしたりする治療を受けましょう。
例としては、マッサージや筋膜リリース、超音波治療などです。
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交通事故によるむちうちの通院先
むちうちの治療を受ける場合、通院方法を選択することができます。
- 整形外科へ通院する
- 整形外科と整骨院(接骨院)を併用通院する
整形外科は、医師が治療を行い、レントゲンやMRIなどの検査、痛み止めや湿布など薬の処方、手術といった治療を受けられます。
▲交通事故後の整形外科受診
整骨院は、柔道整復師が施術を行い、カイロプラクティックや電気療法、牽引、温熱療法といった施術が受けられます。
▲整骨院の交通事故施術内容の種類
鍼灸院は、はり師と灸師が施術を行い、はりと灸を使った施術が受けられます。
握力低下が後遺症になる場合もある
むちうちによる握力低下は、後遺症が残ることもあります。
しかし、握力低下やしびれ、麻痺といった神経の異常による後遺症は、他覚所見がみられないため、神経学的検査を受けるようにしましょう。
神経学的検査は、握力検査、ジャクソンテストやラセーグテスト、深部腱反射テスト、スパーリングテスト、SLRテストなどがあります。
このような後遺症は、後遺障害の等級認定を申請し、後遺障害と認定された場合、後遺障害慰謝料や逸失利益を請求できます。
まとめ
交通事故によるむちうちで握力が低下した場合、神経が圧迫されている可能性があります。
また、むちうちによる握力低下は後遺症になる場合もあります。
そのため、整形外科や整骨院で症状にあった治療・施術を受けるようにしましょう。
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この記事を監修したのは…
総合病院脳神経外科勤務後、産婦人科クリニック、消化器内科クリニックにて勤務。現在は内科、消化器内科、リウマチ科、小児科、美容皮膚科クリニックにて看護主任として勤務中。看護師のほか、メディカルアロマセラピスト、ベビーマッサージインストラクターの資格を持つ。
この記事の執筆者
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