交通事故で首が痛い!通院先の選択肢や選び方も解説
監修記事

河野 裕也
理学療法士
交通事故では衝撃で頭が大きく揺さぶられることで首に大きな負担がかかり、むちうちを発症することが多いです。
むちうちは適切な治療を受けることが重要ですが、どこに通院すればよいのか迷う方もいるでしょう。本記事ではむちうちの症状の治療方法や通院先の選び方について詳しく解説します。
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交通事故後の負傷部位は首が多い
交通事故では首を痛めるケースが非常に多く見られます。特に車乗車中の事故の軽症者のうち約8割が頚部損傷であるというデータがあります。(「令和2年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況」より)
また、首を負傷した方々のほとんどがむちうちを発症していると推測されています。
(「後突初期のむち打ち傷害発生メカニズムの解明に関する研究」 より2021年 長谷川 純爾)
車での追突事故では、首と頭がシートと接していないため、追突の衝撃により体は押された方向へ移動する力が働き、頭はその場に留まろうとするため結果的に頭が大きく揺さぶられることとなり首に大きな負荷が加わります。
頭は4〜5㎏程度の重さがあり、日頃から重い頭を支えている首には負担がかかりやすくなっています。そこにさらに頭が降られる大きな負荷が加わることで首の筋肉や靱帯などを損傷しむちうちと呼ばれる状態を引き起こします。
「交通事故病院」相談窓口ユーザーの事故後の症状データ
「交通事故病院」相談窓口にご相談頂く方々は交通事故の怪我の中では比較的軽症の方が多いですが、ご相談頂いた方々に事故後にどのような症状が現れたかを回答頂いたところやはり「首の痛み」を訴えている方が一番多いという結果になりました。
この結果は、先に紹介した「車乗車中の事故の軽傷者のうち約8割が頸部損傷である」というデータと同じような傾向が見られていると言えます。

▲交通事故により現れた症状のアンケート結果
むちうちとは?
むちうちとは交通事故などの衝撃によって首に負荷がかかり、首周囲の筋肉や靭帯、神経などが損傷することで生じる怪我の総称です。追突事故などの衝撃により首が鞭のようにしなることからむちうちと呼ばれています。
医学的な診断名としては頸椎捻挫や外傷性頚部症候群などとなります。
▲むちうち発生のメカニズム
むちうちのメカニズムは、急激な衝撃により頭が前後に大きく揺さぶられることで首は関節の可動域を超えた動きが発生し、筋肉や靭帯が損傷します。場合によっては神経にも影響が及び、首から腕にかけた痛みやしびれなどの症状が出現することもあります。
むちうちにはいくつかの種類があり、首周囲の筋肉や靭帯を損傷したもの、神経への影響のあるもの、脊髄にまで影響が及ぶものなどがあります。
むちうちの症状は?
▲むちうちが原因で起こる症状の例
むちうちの一般的な症状は首や肩の痛み、頭痛、めまい、吐き気、しびれ、倦怠感、耳鳴りなどがあります。これらの症状は事故直後から現れる場合と後日遅れて現れる場合があります。
また、むちうちは5つに分類されており、むちうちの大半を占めると言われている「頚椎捻挫」、自律神経の異常を伴う「バレー・リュー症候群型」、上下の頚椎の間からでてくる神経に影響を与える「神経根損傷型」、頚椎の中を通る脊髄に影響を与える「脊髄症状型」、脳脊髄液がクモ膜下空から漏れ出る「脳脊髄液減少症」があります。
このような種類の違いにより発生する症状も多岐に渡ります。首や肩の可動域に制限が生じることもあり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。また、むちうちでは自律神経に影響を与えることもあり、不眠や精神的な不調などを引き起こすこともあります。
むちうちの症状は遅れて出ることがある
▲むちうちの症状が事故後すぐに出ない理由
むちうちによる症状は交通事故直後ではなく時間が経過してから出現してくることがあります。事故直後はアドレナリンなどのホルモンが分泌され脳が興奮状態となっていることがあります。脳が興奮状態であると痛みなどの症状が感じにくくなります。ある程度時間が経過し、脳の興奮状態が落ち着くことで痛みなどの症状が自覚されるようになります。症状が後から出てくる場合は、事故翌日から3日後までに症状が出現する場合が多いです。
そのため、交通事故に遭った際には症状を自覚できなくてもなるべく早めに病院を受診し適切な治療を受けるようにしましょう。
むちうちの痛みはいつまで続く?
むちうちの痛みが続く期間は症状の重症度や治療の有無によって異なりますが、3か月が大体の目安となります。
むちうちを患った人の約90%が3か月以内の治療で完治しているというデータもあります。(「交通事故による いわゆる“むち打ち損傷”の
治療期間は長いのか」より)
軽傷の場合は適切な治療を受けることで数週間で回復することも多いです。しかし、重症の場合や適切な治療を受けなかった場合は痛みが慢性化し、半年から数年に渡って痛みが引かないケースもあるため、早期に治療を開始することが重要となります。
これらはあくまでも目安でありむちうちの痛みの持続期間には個人差があることは理解しておきましょう。
交通事故の通院費用
交通事故の被害者の通院費用は、一般的に加害者側の自賠責保険や任意保険によって補償されます。加害者側の保険会社が費用を負担するため、被害者の方は自己負担なく治療を受けられることが多いです。
しかし、治療費が一定の限度額を超えた場合や被害者にも過失がある場合には一部自己負担が発生する可能性もあります。
また、整骨院や接骨院で治療する場合には事前に保険会社に連絡をして確認することが重要です。保険会社は病院で治療していると思っていて実際は整骨院や接骨院で治療を受けていると適切な補償を受けられないこともあります。ト
ラブル防止のために診断書や領収書をしっかりと保管し、必要な書類などを整えておきましょう。
むちうちの治療はどこで行う?
むちうちの治療や施術は整形外科などの病院や整骨院・接骨院で受けることができます。
それぞれの施設で治療の進め方や方法が異なりますので症状や治療方針、ライフスタイルに合わせて通院先を選ぶようにしましょう
▲交通事故通院の病院と整骨院の治療内容の違い
整形外科でのむちうち治療
整形外科では医師による診察があり、レントゲンやMRIなどの画像検査で首の状態をしっかりと検査することができます。むちうちでは首の骨や神経に異常をきたしている可能性もあるため、詳しく検査する必要があります。
整形外科では痛み止めや湿布の処方、必要であれば理学療法士によるリハビリを受けることができます。
また、交通事故の保険請求や後遺症認定、物損事故から人身事故へ切り替える場合などに診断書が必要となります。この診断書は事故と症状の因果関係を証明するためのものであり、医師のみ発行することができます。そのため、交通事故に遭った際はまず初めに整形外科などの病院を受診しましょう。
整骨院・接骨院でのむちうち施術
整骨院や接骨院では柔道整復師による施術や電気治療などの物理療法を受けることができます。
また、整骨院や接骨院は夜遅い時間や休日も受診が可能なところが多く、仕事帰りや休みの日に通院できるなどライフワークに合わせて通院ができます。
しかし、整骨院や接骨院では医師による診察を受けることはできないため、まずは整形外科を受診し、医師に相談をしてから整骨院や接骨院を整形外科と併用する形で通院するようにしましょう。
保険会社によっては整骨院や接骨院での治療費の補償が制限されることもあるため、保険会社にも事前に連絡をして確認しておく必要があります。
むちうちは伝え方が大切!
交通事故によるむちうちの治療を適切に受けるためには自分の症状を正確かつ具体的に伝えることが重要となります。特に「いつから痛いか」「どこが痛いか」「どのようなときに痛いか」「どのような痛みか」といった4つのポイントを意識して伝えると良いでしょう。
いつから痛いかを伝えることで現在の状態が急性期なのか慢性期なのか、改善までどのくらいの期間かかると予測されるかなどの判断に役立ちます。
どこが痛いかを伝えることで損傷している組織の断定、神経症状の有無、全身への影響を判断することに役立ちます。首以外のところに痛みがある場合でも関係ないと思わずにしっかりと伝えましょう。
どのようなときに痛いかを伝えることで患部にどのような負荷が加わっているのかがわかり、痛みを増悪させる動きの特徴がわかってきます。また、逆に負荷を軽減させる動きも予測がつくため痛みがでないような動きのアドバイスができます。
どのような痛みかを伝えることで痛みの原因組織の鑑別に役立ちます。例えばピリピリやジンジンする痛みでは神経痛の可能性が高く、突っ張る痛みや鈍い痛みは筋肉などの軟部組織の可能性が高いです。
痛みは主観であり表現することは難しいですが、以上の4つのポイントを意識することで伝わりやすくなります。
交通事故の整形外科・整骨院の選び方
交通事故後の治療や施術は整形外科や整骨院・接骨院で受けることが可能です。
しっかりと補償を受けられるようにするためにも、交通事故の場合は途中で治療を中断せずにしっかりと継続して通院していく必要があります。そのため、自分にあった通院先を選択することが重要となります。
交通事故対応をしているところを選ぶ
交通事故によるむちうちではさまざまな症状が出現し治療に難渋するケースも多くあります。また、交通事故では加害者側の保険会社が被害者に対して治療費や通院費を補償するなど通常とは異なる手続きが必要となります。
全ての整形外科や整骨院が交通事故の対応に特化しているわけではないため、交通事故対応をしっかりとやっている整形外科や整骨院に通院することが望ましいです。対応に慣れているところであればむちうちに対する治療や保険会社への対応、診断書の作成などスムーズに進めることができます。
通い易い所を選ぶ
交通事故によるむちうちの治療は継続的に通院することが重要です。
治療を途中で中断してしまうと症状が悪化したり後遺症が残ってしまう可能性があります。また、治療を中断したことで適切な補償が受けられなくなる可能性もあります。
そのため、自宅や職場から近く通いやすい場所やご自身のライフスタイルに合わせて通える時間帯にやっている場所などを選ぶようにしましょう。整形外科よりも整骨院の方が夜遅い時間帯や休日にもやっているところが多いため、整形外科では通院が難しい場合には整骨院を選択するのも良いでしょう。
交通事故後の通院先、無料相談できます
「交通事故後の通院先選びが大切という事は分かったけれど、良い通院先が分からない」という方は多くいらっしゃいます。また、交通事故は突然起きてしまうものですから、交通事故後の警察や保険会社との対応だけでも精一杯で通院先を探す時間がなかなか取れないものです。
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交通事故で首が痛い方々から良くあるご質問
交通事故によるむちうちを患うと痛みがなくても通院すべきか、レントゲンでわかるのか、周囲から本当にむちうちなのかと疑われないためにはどうすればよいのかといったような質問が良くあります。
ここではこれらの質問に詳しくお答えしていきます。
交通事故後、あまり痛みを感じていなくても通院すべきですか?
交通事故直後は突然の衝撃により興奮状態となりアドレナリンなどの影響で痛みをあまり感じないという場合も多くあります。しかし、時間が経過するにつれて痛みが出現してくることがあるため、事故後にあまり痛みがなくても医療機関を受診するようにしましょう。
早期に診断を受けることで適切な治療をうけることができ、後遺症のリスクを減らすことができます。また、適切な補償を受けるために必要な診断書は医師のみ発行することができるため、早めに取得しておくことが望ましいです。
関連記事追突事故で痛くなくても病院受診する理由 – 痛みが出た時へ備えよう
むちうちはレントゲンで写りますか?
むちうちは筋肉や靱帯、神経の損傷が主な原因であるため、レントゲンでは異常なしとなる事がほとんどです。
レントゲンは主に骨折など骨の異常を確認するための検査であり、筋肉や靱帯、神経の異常を見つけるためにはMRI検査が必要となります。痛みが強い場合や首から腕にかけての強いしびれ、感覚の障害、手や腕の筋力低下などがみられる場合にはMRIで詳細に検査することをおすすめします。
関連記事むちうちはレントゲンでわかる?異常なしとされた場合の対処法とは
むちうちを嘘だと疑われないようにするにはどうすればいいですか?
むちうちは外見上からは異常があまり見られないため、周囲から本当に症状があるのかと疑われることがあります。また、治療費や通院費を補償する加害者側の保険会社からも本当に治療が必要なのかと疑問をもたれ、適切に補償を受けられなくなる可能性もあります。
そのため、まずはしっかりと病院を受診して医師から診断書をもらいましょう。診断書は客観的な証拠となります。
また、事故直後からしっかりと通院すること、通院頻度なども医師の指示に従って適切な治療と通院をすることが大切です。
関連記事交通事故でむちうちの嘘はバレる?保険会社への対処法を解説
交通事故で首が痛い時はまず整形外科へ
本記事ではむちうちの症状の治療方法や通院先の選び方について解説しました。
交通事故による首の痛みは早期の診断と適切な治療が重要です。整形外科にしっかりと通院し、適切な治療、継続的な治療を受けることで症状が改善しやすく後遺症を防ぐことができます。また、整骨院も交通事故の怪我で併用通院できる点も覚えておきましょう。
適切な補償がしっかりと受けられるように交通事故の対応が可能な医療機関を選んで通院しましょう。
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この記事を監修したのは…
国家資格である理学療法士として、約10年間整形外科クリニックで一般の患者様からスポーツ選手の身体のケアに携わり、その後理学療法士の養成校の教員として身体の仕組み、治療技術などについて学生に講義を行っています。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科にて修士取得。
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