ゴールデンウィークの事故対応はどうなる?祝日対応の通院先をご紹介
GWは長い休日…。「せっかくだから車を運転して、遠くへお出かけ!」という方も多いのではないでしょうか。しかし、GWの時期は交通量が増えるため、交通事故が多発するといわれています。
ちなみに、2018年のGW時期(4月28日~5月6日)における交通事故の死者数は84人と報告されています。▶︎出典:交通事故総合分析センター
特に多いのが、高速道路での事故です。高速道路で渋滞にはまってしまうと、注意力が散漫してしまい、前方車に追突するという事故が見受けられます。
また、「GW期間中は、保険会社や病院も休日になるのでは?」と、事故後の対応に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、GW期間中の事故対応や通院先、安全対策などについて解説していきます。
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目次
GW中の交通事故対応について
GW期間中に交通事故の被害にあうと、祝日ということもあり、交通事故対応に以下のような不安がある方もいるかと思います。
- 保険会社のサポートは受けられるのか
- GW期間中に示談金は振り込まれるのか
- 車の修理期間はどうなるのか
保険会社のサポートは受けられるのか
事故対応の電話サポートは、24時間365日受付しているところが多いようです。そのため、GW期間中でも保険会社のサポートを受けられます。
GW期間中に示談金は振り込まれるのか
そもそも示談金は、銀行振り込みで受け取るものです。しかし、GW期間中は各種銀行が休業になるため、示談金の振り込みはGW明けとなってしまいます。
車の修理期間はどうなるのか
GW期間中は、事故車の修理を行う整備工場やディーラーが休業となってしまいます。そのためGWを挟むと、事故車の修理期間は延びる可能性が高いでしょう。
GWでも交通事故治療を受けられる?
医療機関である病院や整形外科は、GW期間中に休診となるところが多く、交通事故治療が受けられない可能性があります。しかし、交通事故の被害者に多いむちうちは、病院や整形外科だけでなく、整骨院・接骨院でも施術可能な怪我です。
また、整形外科と整骨院は、併用して通院することもできます。ただし、整形外科と整骨院を併用する場合は、保険会社への連絡を忘れないようにしましょう。保険会社が整形外科と整骨院の併用を認めていなければ、治療費を負担してもらえなくなってしまいます。
整骨院では、以下のような施術を受けることができ、自賠責保険や任意保険、健康保険なども使用可能です。
- 整骨院
柔道整復師が手技療法や牽引、電気療法、温熱療法を行い、痛みを緩和させる
▶︎参考:通院先の違いについてもっと詳しく知りたい方はこちら
GW期間中も営業している整骨院をお探しの方は、以下にある交通事故病院の相談窓口へご連絡ください。交通事故病院のスタッフが、相談者の希望に沿った通院先をご提案いたします。
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そもそもGWに交通事故が多発する原因とは
そもそもGWに交通事故が多発する原因としては、以下のように様々なものがあります。
- 車を運転する人が増え、交通量も増加するため
- 普段、車を運転しない人が車を運転するため
- 長時間の運転で疲労やストレスが溜まり、運転操作を誤ることがあるため
GWに発生する交通事故の事例としては、以下の通りです。
- 長時間の運転で睡魔が襲い、居眠り運転してしまい、気づいたら前方車に追突していた。
- 渋滞でなかなか車が進まないことにいら立ち、発進時にアクセルを踏みすぎて前方車に追突した。
特に、GW期間中は高速道路での交通事故が多いといわれています。
特に高速道路で交通事故が多く発生する
GWは高速道路の利用者数が増加するため、高速道路での交通事故が多発します。それに加えて、高速道路を走行すると、以下のような現象に陥ることがあります。
- 高速道路催眠現象
- 速度感覚麻痺 など
高速道路催眠現象
高速道路催眠現象とは、高速道路の構造(※1)が原因で眠気が誘発されたり、判断力や注意力が低下する現象です。高速道路催眠現象に陥ったまま運転を続けてしまうと、車に吸い寄せられて、追突事故を起こしてしまう恐れがあります。
※1 高速道路の構造とは、一方向一定速度での走行、単調な風景が続くこと。
速度感覚麻痺
速度感覚麻痺とは、速い速度での走行を一定時間続けることで速度感覚が麻痺して、実際の速度より遅い速度で走っているような錯覚を起こす現象のことです。速度感覚麻痺になってしまうと、ハンドルを制御できず、道路からはみ出して事故を起こす可能性があります。
GW中に交通事故発生を防ぐ方法2つ
GWに交通事故の被害にあわないためには、自分自身が交通事故を起こさないよう、心がけることも大切です。
GW時期の交通事故の発生を防ぐには、以下の2つの方法を行うことをおすすめします。
- 事前に車の点検を行う
- 安全運転を心がける
事前に車の点検を行う
事前に車の点検を行うことで、整備不良による事故発生を防ぐことができます。
点検する項目は、以下の通りです。
- タイヤの状態を確認する(空気圧・溝の深さ・すり減り具合・亀裂の有無)
- 高速道路を運転する前には、小石が挟まっていないか確認する
(加速時に挟まった小石が飛んで、後続車に当たることもある) - ブレーキ液、バッテリー液、ウインドウォッシャー液の量(噴射状況も確認)
- エンジンオイル、冷却水の量
- ランプ類の点灯、点滅およびレンズの汚れ、損傷
- ブレーキペダルの踏みしろ、ブレーキの効き
- パーキングブレーキの引きしろ
- 非常停止板、発炎筒の確認(使用期限は4年)
- 外側と内側のすべてのガラスを綺麗にする
(ガラスの汚れは視認性を悪くし、運転疲れの要因になる)
安全運転を心がける
GWの時期は、交通量が増加するため、いつも以上に安全運転を心がけるようにしましょう。
安全運転で気をつけるべきことは、以下の通りです。
- 眠気防止に、ガムを噛んだり、歌を歌ったりして大脳を刺激する
- 適度に休憩をしながら、車を運転する
- 速度感覚麻痺を防ぐためにも、常に速度計を確認し、正しい速度を把握する
- 安全な車間距離を保つ
安全な車間距離を保つ方法には、「4秒ルール」というものがあります。
- ①事前に、通過するときの目印になるものを決める。
- ②前の車がその目印を通過してから、4秒数え始める。
- ③「ゼロイチ、ゼロニ、ゼロサン、ゼロヨン」と、ちょうど4秒になるようにゆっくりと数える。
- ④ちょうど4秒後、自分もその目印を通過すれば、安全な車間距離である。
一度、「4秒ルール」を実践してみてください。
交通事故が発生したときのための備えも大事!
ご紹介した交通事故の防止策を実践しても、交通事故が起きたり、被害にあうかもしれません。交通事故が発生したときにのために、以下のような備えをしておくことも大事です。
- 任意保険に加入する
任意保険に加入すると、自賠責保険でカバーできない部分の補償を受けられます。また、通常は加害者側の任意保険を使うことになりますが、自身の任意保険(例:人身傷害保険や搭乗者傷害保険など)を使うことも可能です。 - ドライブレコーダーを購入する
ドライブレコーダーの映像が、自分自身にある過失の有無を判断する証拠になります。証拠があると、示談交渉を有利に進めることが可能です。 - 安全運転サポート車の購入を検討する
自動ブレーキやペダルの踏み間違え防止、車線逸脱防止などの機能がついており、交通事故の発生を減らすことができます。
GW中に発生した交通事故の対応まとめ
いかがでしたか。GW中に交通事故が発生した場合、保険会社は電話で事故対応を受け付けています。しかし、示談金の振り込みや事故車の修理は、銀行や修理工場が休業のため、GW明けの対応となることに注意しましょう。
また、GW期間中は交通量が増加するため、交通事故が発生しやすい時期です。楽しいGWにするためにも、正しい速度や車間距離を守り、車の点検などを行って安全運転を心がけましょう。
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