この頭痛はむちうちによるもの?治療や慰謝料についても解説!
交通事故の被害にあってから、頭痛で悩まされていませんか?
その頭痛は、むちうちによる症状かもしれません。むちうちの症状が頭痛としてあらわれるとは、想像できないという方もいらっしゃると思います。
そこで、この記事ではむちうちによる頭痛の原因について解説していきます。他にも、治療内容や交通事故被害に対する損害賠償についてもご説明していますので、ぜひご一読ください。
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目次
むちうちが原因で頭痛が起こる
むちうちは、皆様一度は耳にしたことのある言葉ですよね。しかし、むちうちの症状や原因はご存知でしょうか?
むちうちは、交通事故やスポーツによって、不自然に強い衝撃が首にかかることによって起こる怪我です。正式な診断名は「頚椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」です。
むちうちの中には、症状として頭痛があらわれるケースもあります。これから、頭痛が起こる原因や、頭痛以外にあらわれる可能性のある症状を説明していきます。
むちうちで頭痛が起こる理由
交通事故後に起こる頭痛は、頭の片側または両側が、ズキズキと脈打つような片頭痛に似た痛みが出る場合が多いです。
頭痛の原因として考えられるのは、むちうちをきっかけとして自律神経の乱れが起こっているケースです。
この自律神経の乱れは、むちうちの中でもバレー・ルー症候群に分類されます。バレー・ルー症候群は、自覚症状があらわれるまでに時間がかかるという特徴があり、交通事故発生から数週間後に症状が出てきたというケースもあるそうです。
バレー・ルー症候群の症状は、頭痛以外にもあります。その他の症状については、次で解説します。
頭痛以外もあるむちうちの症状
むちうちになった場合、頭痛以外の症状を併発するケースが多いと言われています。
先述したバレー・ルー症候群以外の分類と共に表にしています。
分類 | 主な症状 |
頚椎捻挫型 | 首周りの痛み |
---|---|
首や背中のコリ | |
神経根型 | 首や手足のしびれ・痛み |
顔面痛 | |
筋力低下 | |
バレー・ルー症候群 | めまい |
吐き気 | |
倦怠感 | |
不眠 | |
脊髄損傷型 | 下肢のしびれ |
手足のまひ | |
知覚障害 | |
歩行障害 |
むちうちの治療方法
上で述べたように、むちうちは複数の症状が併発するケースが多いです。
症状が1つではない場合、どこに通って治療を受けるべきか困惑してしまいますよね。
むちうちの基本的な通院先は、整形外科と整骨院です。
これからそれぞれの通院先の特徴を解説していきます。
通院先①整形外科
整形外科では、医師による診断や治療を受けることができます。
また、損害賠償を請求する際に必要な診断書の発行ができるのは医師のみです。交通事故にあった後、最初に整形外科を受診するようにしましょう。医師による検査を受けて、怪我が交通事故によるものだという証拠を残しておけば、加害者側とも揉めずに示談成立まで進められると思います。
整形外科の主な治療内容は以下になります。
画像検査 | レントゲンやMRIを使った検査 |
---|---|
ブロック注射 | 神経やその周辺に局所麻酔を打ち、痛みを緩和させる |
リハビリ | 理学療法士によるリハビリが受けられる整形外科も |
薬の処方 | 湿布や痛み止めなど、薬の処方ができるのも医師のみ |
通院先②整骨院
整骨院は、柔道整復師による施術が受けられます。
整骨院で受けられる施術内容を以下で紹介します。
手技療法 | マッサージによって筋肉をほぐす |
---|---|
物理療法 | 電気や超音波を使って症状を和らげる |
運動療法 | ストレッチや筋力トレーニング |
鍼灸療法 | 鍼灸師による鍼灸の施術 |
整骨院は、夜遅い時間や休日も営業しているところが多いです。
お仕事が忙しくて、なかなか頻繁に通院ができないと感じている方でも、安心して通院を続けられると思います。また、予約制の院もございますので、少ない待ち時間で施術を受けられます。
そして、整形外科と整骨院を併用することが可能です。医師に相談し許可を得てから併用を始めることをおすすめします。整骨院中心の通院になっても、定期的に整形外科でも検査を受けるようにしましょう。
むちうちの一般的な治療期間
むちうちの治療期間は、一般的に3ヶ月といわれています。症状の重さには個人差がありますので、一概に3ヶ月で治るとは言い切れません。
しかし、治療中にもかかわらず相手側の保険会社が、治療費の打ち切りを持ち掛けてくることがあります。これに了承してしまうと、打ち切り以降の治療費は自己負担しなければなりません。
まだ症状があり通院を続けたい場合は、医師に相談して治療の必要性を保険会社の担当者に伝えてもらいましょう。
また、ある程度治療を続けても完治しない場合、医師から症状固定の診断を受けるケースもあります。
症状固定になったら後遺障害等級認定を
医師から症状固定に診断を受けた時点で残っている症状を、後遺障害として申請することで、後遺障害等級認定を受けられます。
後遺障害等級認定のメリット
後遺障害等級認定を受けることで、新たに以下の2種類の損害賠償を請求できるようになります。
- 後遺障害慰謝料
後遺障害によって受けた精神的損害を補償するもの - 逸失利益
後遺障害を負わなければ、得られたであろう収入
そのほかに請求できる損害賠償
後遺障害慰謝料と逸失利益以外に、加害者側に請求できる損害賠償の代表例は以下になります。
- 治療費
- 通院交通費
- 入院雑費
- 休業損害
- 入通院慰謝料
後遺障害等級認定の申請方法は被害者請求がおすすめ
後遺障害等級認定の申請方法は、事前認定と被害者請求の2種類あります。
事前認定は、後遺障害診断書を加害者側の任意保険会社に提出するだけで、他の手続は保険会社が行ってくれます。しかし、どんな書類を提出したかこちらはわからないので、書類不足で十分な等級が認定されない可能性も考えられます。
一方で被害者請求は、自分ですべての書類を揃える必要はあるものの、準備する書類に関しては自身の判断ができるため、必要に応じて書類を増やしたり、減らしたりできます。被害者請求のほうが、自身が納得のいく結果を得られる可能性は高いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
交通事故後の頭痛は、むちうちの症状である場合が多いと思います。頭痛は、自律神経の乱れによって起こっている場合が考えられ、頭痛の他にもめまいや吐き気などを併発することもあります。
むちうちの通院先は、整形外科と整骨院の2つが基本で、この2つは医師の許可を得ることで併用して治療を受けることができます。
十分な損害賠償金を受け取るためにも、通院を怠らずにしっかり治療を受けましょう。
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