頭が痛いときは「むちうち」かもしれない?後遺症にも注意が必要!
交通事故の被害にあった場合、むちうちの怪我を負う方が多いです。むちうちであらわれる症状には様々なものがあるため、事故後に頭が痛いと感じても、ただの風邪だと思う方も少なくありません。しかし、むちうちによって頭痛の症状があらわれることもあるのです。
そこで今回は、むちうちからくる頭痛の症状について解説していきます。
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むちうちって何?
むちうちは交通事故やスポーツなどで受けた衝撃によって、首が鞭のようにしなり、首周辺の筋肉や靱帯などが損傷することであらわれます。
むちうちによってあらわれる症状は、首の痛みや肩のこり、吐き気、しびれ、めまいなど様々です。そのため、頚椎捻挫型やバレー・ルー症状型、神経根症状型、脊髄症状型の4つに分類することができます。
また、交通事故でむちうちになった方の中には、事故から数日経って痛みが出てくることもあります。交通事故の直後は身体が興奮状態になり、アドレナリンが分泌されるため、身体の痛みを感じにくいのです。そのため、身体の興奮状態が治まった事故当日ではなく、数日後にむちうちの症状があらわれることもあります。
頭が痛い場合もむちうちの症状なのか
交通事故後に、頭痛の症状があらわれた場合、むちうちの可能性があります。むちうちによって頭痛の症状があらわれる場合、以下のような原因が挙げられます。
日髙先生:
「首の奥には、頚椎に沿うように、『頚長筋』という筋肉があります。交通事故の衝撃で頚長筋が損傷してしまうと、すぐ近くにある自律神経が刺激され、頭痛の症状が現れます。」
上記のように、むちうちによる頭痛の症状は、自律神経が刺激されることであらわれるものです。そのため、レントゲンやMRIで異常を見つけることができない可能性もあります。
したがって、交通事故後に頭の痛みがあらわれた場合は、担当医に自覚症状をしっかりと伝えることが大切です。
むちうちからくる頭痛はどのように治療する?
むちうちになった場合、整形外科や整骨院、鍼灸院で治療・施術を受けるのが一般的です。
整形外科は医師による治療を行い、レントゲンやMRIなどの検査、痛み止めや湿布などの処方をしてくます。整骨院は柔道整復師が施術を行い、マッサージや電気療法、牽引、温熱療法などをしてくれます。鍼灸院は、はり師と灸師がはりと灸を使った施術を行ってくれます。
むちうちの治療期間の目安は、怪我の程度によって前後することもありますが、だいたい3ヶ月といわれてます。この3ヶ月の治療期間の中で、以下のような頻度で通院するのが好ましいといわれています。
日髙先生:
「むちうちの受傷直後は、可能であれば毎日通院した方がよいです。最低でも2日に1回は通院してください。通院頻度が多ければ多いほど、症状の回復は早まります。症状の緩和に伴って、週2回、1回、2週に1回と、徐々に通院頻度を下げていきましょう。」
むちうちの頭痛は後遺症に注意!
むちうちの後遺症で最も多いのは、神経症状だといわれています。むちうちからくる頭痛は、自律神経の刺激によってあらわれるもので、神経が原因だといえます。そのため、頭痛の症状が後遺症になることもあるのです。
交通事故が原因でむちうちになった場合、後遺障害等級認定の申請を行いましょう。
後遺障害等級認定の申請手続き
被害者が後遺障害等級認定を申請すると、後遺障害に対する損害賠償(後遺障害慰謝料や逸失利益)を受け取れる場合があります。
後遺障害に対する損害賠償を受け取るには、後遺障害等級認定で等級が認定されなければなりません。後遺障害等級認定で等級が認定されるには、「定期的に通院を行っている」「後遺症が医学的に証明できる」などの条件をクリアする必要があります。
そして、後遺障害等級認定の申請は、事前認定と被害者請求の2つの方法があります。
事前認定
事前認定を行う場合、被害者は後遺障害診断書のみを加害者側の保険会社に提出します。後遺障害診断書を提出すれば、その後の手続きは加害者側の保険会社が進めてくれます。
したがって、事前認定の場合、被害者は手続きに対する手間を省くことができます。
被害者請求
被害者請求の場合、被害者自身が後遺障害等級認定に必要な書類の収集・作成を行い、自賠責保険会社に請求します。被害者請求では、自分自身で納得しながら手続きを進めることができるため、納得のいく結果が得られる可能性が高くなります。
また、加害者側の任意保険会社を通さずに、自賠責保険会社に直接請求するので、示談成立前でも賠償金を受けることができます。
むちうちからくる頭痛についてのまとめ
いかがでしたか。交通事故後に頭痛の症状があらわれた場合、むちうちの可能性もあります。むちうちからくる頭痛は、自律神経が刺激されることであらわれる神経症状です。そのため、頭痛の症状が後遺症になることもあります。
もしもむちうちの頭痛が後遺症になった場合は、後遺障害等級認定を申請し、後遺障害慰謝料や逸失利益を受け取ることをおすすめします。
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