腰椎捻挫の治し方とは?交通事故の治療や損害賠償の請求方法
交通事故で腰に強い衝撃を受けた場合、腰椎捻挫になることもあります。腰椎捻挫になってしまうと、治療のために通院をしなければなりません。
「腰椎捻挫って、どこでどんな治療を受けるべきなのだろう…。」
このような疑問はありませんか。そこで今回は、腰椎捻挫の治し方について解説していきます。
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交通事故で腰椎捻挫になるのは何故?
交通事故の被害にあうと、腰に痛みがあらわれ、腰椎捻挫になってしまうこともあります。腰椎捻挫になってしまう原因としては、以下のことが挙げられます。
澤田先生の答え
「これも一概には言えませんが、交通事故にあった瞬間に力をぎゅっと入れてしまった時の筋肉のハリや、純粋に腰をひねってしまい、その強い衝撃によって骨がずれることが原因の一つといえます。その骨が神経を圧迫する、といった症状が連鎖的に出ることもあります。また別の原因として、筋肉の損傷が考えられます。つまり、その事故の状況や度合いによって、症状もいろいろと変わります。
腰椎捻挫による症状は、安静時は痛みが軽減し、動くと痛みが強くなるという特徴があります。ただし、腰椎捻挫の場合、足がしびれたり、痛みが広がったりすることはありません。もしも太腿の裏側がしびれているようであれば、椎間板ヘルニアの可能性があります。
腰椎捻挫になったら、まずは応急処置
腰椎捻挫になった直後の急性期は、以下の応急処置をしてみましょう。
- ①まずは安静にしておく
- ②痛みのある部分を冷やす
- ③痛みのある部分を包帯やテーピングなどで軽く圧迫する
- ④足の下に座布団を入れて、痛みのある部分を挙上する
上記でご紹介した応急処置をすることによって、腰椎捻挫による損傷の悪化を防ぐことができます。
腰椎捻挫は自宅で治すことはできる?
腰椎捻挫は、自宅で治すことはできません。必ず医療機関で治療を受けるようにしてください。医療機関で治療を受けなかった場合、後遺症が残ってしまう可能性があります。
腰椎捻挫の治療期間は、怪我の程度で異なりますが、一般的に3~6ヶ月といわれています。治療期間が長く、通院を続けるのは大変でしょうが、しっかりと医療機関で治療を受けることが大切です。
腰椎捻挫の通院先は、以下の3つから選択することができます。
- 整形外科
- 整骨院
- 鍼灸院
整形外科
整形外科では、医師が治療を行います。受けられる治療は、レントゲンやMRIなどの検査、痛み止めや湿布などの投薬、手術などです。
整骨院
整骨院では、柔道整復師が施術を行います。受けられる施術は、マッサージや電気療法、牽引などです。
鍼灸院
鍼灸院では、はり師と灸師が施術を行います。はりと灸を使い、痛みのある部分を刺激することで、痛みを和らげていきます。
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日常生活を送る上で気をつけること
腰椎捻挫になった場合、治療を受けるだけでなく、日常生活で腰を痛めないような動作を心がけることが大切です。
今回は、寝返り・起き上がり・立ち上がりの3つの動作で、腰を痛めない動き方のポイントをご紹介します。
- 寝返り
膝を曲げ、身体全体をやや前に丸めて寝返りを打つようにする。 - 起き上がり
まずは横向きになり、そこから腕の力で身体を起こすようにする。 - 立ち上がり
両足を肩幅までしっかり開き、両膝や何かにつかまったり、手をついたりして身体を起こすようにする。
腰椎捻挫の治療を終えたら損害賠償の請求を
交通事故で腰椎捻挫を負った被害者は、加害者に損害賠償を請求することができます。腰椎捻挫の治療が終わった段階で、損害賠償の請求をしましょう。
損害賠償を請求する手続き方法は、以下の2通りあります。
- 加害者請求
加害者がまず被害者に損害賠償を支払い、その後で保険金を保険会社に請求する方法。 - 被害者請求
加害者から賠償が受けられないとき、加害者が加入している保険会社に損害賠償を直接請求する方法。
被害者請求の場合、診断書や診療報酬明細書、交通事故証明書などの揃えるべき書類があります。これらの手続きを済ませ、被害者が損害賠償を受け取れるのは示談終了後になります。
腰椎捻挫の治し方についてのまとめ
いかがでしたか。交通事故で腰椎捻挫になってしまった場合、まずは応急処置を施し、医療機関で治療を受けましょう。
腰椎捻挫の治療期間は、一般的に3~6ヶ月かかるため、通院の継続が大変かもしれません。しかし、腰椎捻挫は後遺症が残ってしまうこともあるので、医療機関でしっかりと治療を受けることが大切です。
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