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2019.04.16 交通事故 整形外科 施術・治療 人身事故 腰の痛み

腰椎捻挫の治療方法とは?症状が緩和されないときにすべきことも解説

 

追突事故の衝撃で腰を強打してしまうと、腰椎(腰の骨)に大きな負担がかかり、腰椎捻挫を発症してしまうことがあります。

「腰椎捻挫になったら、どのような治療を受ければいいの?」

このようなお悩みありませんか。今回の記事では、腰椎捻挫の治療方法や治療期間、症状が緩和されない場合にすべきことについて解説していきます。

腰椎捻挫の治療方法

説明する医師

腰椎捻挫とは、交通事故の衝撃で腰椎に無理な力が加わり、関節や筋肉、靭帯などが損傷している状態のことを指します。骨自体に異常はないため、MRI検査で損傷箇所を確認しなければなりません。

腰椎捻挫を発症すると、腰や足の痛み、しびれの症状があらわれ、体を動かすと痛みを強く感じるという特徴があります。

腰椎捻挫の場合、以下のような治療法で症状を緩和させていきます。

  • 痛み止めの服用
  • 冷・温湿布
  • 手技療法
  • 牽引
  • 温熱療法
  • 電気療法
  • 鍼灸
  • ブロック注射

▶︎参考:各種治療方法の内容と効果について詳しく知りたい方はこちら

症状に合わせた治療を!

腰椎捻挫になった場合、先程ご紹介したように様々な治療方法がありますが、それぞれの症状に適した治療方法を受けるのがベストです。

腰椎捻挫の症状は、急性期慢性期という2つの時期に分けられます。この急性期と慢性期で、適した治療方法が異なります。

急性期の治療

受傷直後から1ヶ月までが急性期にあたります。この時期は、腰椎捻挫による痛みが強くあらわれているため、無理に体を動かしてしまうと症状が悪化してしまいます。したがって、体を動かす手技療法は避けなければなりません。

急性期は、負傷部位である腰に負担をかけないよう安静を保ち、痛みが落ち着くのを待ちます。また、冷湿布を負傷部位に貼り、受傷直後の炎症を抑える治療もおすすめです。

腰椎捻挫による痛みが酷い場合は、痛み止めを服用したり、ブロック注射による治療を行うこともあります。

慢性期の治療

受傷してから3ヶ月以降が、慢性期にあてはまります。この時期は、急性期の安静によって強張った、筋肉や関節の機能回復を目的に治療を行います。

そのため、マッサージや電気療法、牽引、温熱療法、鍼灸などが適しています。これらの治療を行うと筋肉の緊張が和らぎ、血行が良くなるため、腰椎捻挫の痛みが緩和されます。

腰椎捻挫の治療期間

日めくりカレンダー

腰椎捻挫の治療は、急性期と慢性期で異なる治療を受けることになり、治療期間が長期化することもあります。腰椎捻挫の治療期間は、3~6ヶ月程度だといわれています。

ただし、交通事故による衝撃の大きさや怪我の程度によって異なるため、治療期間には個人差があります。

また、腰椎捻挫の場合、以下のような通院頻度で治療を受けることをおすすめします。

  • 腰椎捻挫の痛みが感じられる場合:2日に1回
  • 腰椎捻挫の痛みが緩和してきた場合:徐々に通院頻度を少なくしていく(例:週4回→週2回)

【注意!】治療費の打ち切り

交通事故で腰椎捻挫の怪我を負った場合、被害者は加害者に治療費を請求できる権利があります。加害者が負担してくれる治療費の期間は、完治または症状固定となるまでです。

しかし、治療期間中にもかかわらず、加害者側の保険会社から治療費の打ち切りを打診されることがあります。腰椎捻挫の症状が完治または症状固定となっていない場合は、打ち切りに応じないようにしてください。

治療費の打ち切りに応じてしまうと、加害者側の保険会社は治療費の支払いをやめてしまいます。打ち切り後の治療費は、被害者が負担することになるので注意しましょう。

▶︎参考:腰椎捻挫で治療費の打ち切りにあう理由と対処法について知りたい方はこちら

腰椎捻挫の症状が緩和されない場合

疑問

腰椎捻挫の治療を受けているにもかかわらず症状が緩和されない場合は、医師に症状固定と診断されます。症状固定とは、これ以上治療を行っても、交通事故による怪我の緩和が見込めない状態を指します。つまり、交通事故によって後遺症が残ってしまったということです。

このように交通事故が原因で後遺症が残ってしまった場合は、後遺障害等級認定を申請することが大切です。

後遺障害等級認定を申請するメリット

先程も述べたように、医師から症状固定と診断された場合、治療費の支払いが打ち切られてしまいます。ただし、交通事故で後遺症が残ってしまった場合は、後遺障害等級認定を申請すれば、後遺症が残ったことで負った損害に対する賠償金を加害者側に請求することができます。

後遺障害等級認定を申請することで、加害者側の保険会社に請求できる賠償金は、以下の2種類です。

  • 後遺障害慰謝料
    交通事故後、後遺障害の等級に該当する症状が残ったことで負った、精神的苦痛の対価として支払われるもの。
  • 逸失利益
    交通事故で後遺障害の等級に該当する症状が残り、労働能力が低下したために将来得られなくなった利益を補填するもの。

上記の賠償金は、後遺障害等級認定で認定された等級に応じた金額が支払われます。腰椎捻挫の場合、後遺障害等級認定で14級または12級を認定されることが多いです。

▶︎参考:後遺障害等級認定の手続きについて詳しく知りたい方はこちら

腰椎捻挫の治療についてのまとめ

医師と握手する女性

いかがでしたか。交通事故で腰椎に大きな力が加わると、腰椎捻挫を発症する可能性があります。腰椎捻挫になると、腰や足に痛み、しびれといった症状が現れます。腰椎捻挫を緩和させるためには、以下のような治療が行われます。

  • 痛み止めの服用
  • 冷・温湿布
  • 手技療法
  • 牽引
  • 温熱療法
  • 電気療法
  • 鍼灸
  • ブロック注射

ただし、急性期と慢性期によって適した治療が異なるため、自身の症状にあった治療を受けることが大切です。

また、医師に症状固定と診断を受けた場合は、後遺障害等級認定を申請するようにしましょう。後遺障害等級認定を申請し、後遺障害の等級が認定された場合、後遺障害慰謝料や逸失利益を受け取ることができます。

この記事の執筆者

交通事故病院編集部 ライター / K.N
交通事故にあわれた方が抱える不安やお悩みを解決するべく、日々勉強中。 専門家へのインタビューや怪我の治療・施術、相手側とのやり取りや手続き方法、車の修理など、交通事故に関するお役立ち情報を発信していきます。

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