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2018.11.22 交通事故 被害者 追突事故 人身事故 むちうち

追突事故で筋肉痛になった? むちうちの可能性もある

軽い追突事故だと思っていたら、数日後に筋肉痛のような痛みがする…。追突事故で筋肉痛になるのでしょうか? それとも追突事故による別の症状なのでしょうか? 今回は、追突事故による筋肉痛のような痛みを伴うむちうちや、むちうちの通院先といった気になる情報をお伝えします。

追突事故で筋肉痛のような痛みがする場合

肩に手を当てて痛そうな女性

追突事故で筋肉痛になる場合はあります。事故で強い衝撃を受けたときに、身を守ろうとするために、無意識のうちに全身の筋肉を使う場合があります。その後、全身の筋肉痛となって現れることもあります。
しかし、追突事故後にあらわれる体の痛みは、ただの筋肉痛ではない可能性もあります。

事故による筋肉の痛み もしかしてむちうち?

?の形の雲

追突事故にあってしまった後に、体に痛みがある場合「むちうち」の可能性もあります。
「むちうち」とは、主に「頚椎捻挫(けいついねんざ)」や「頚部挫傷(けいぶざしょう)」と診断される症状です。交通事故で強い衝撃を受け、首がむちのようにしなることから「むちうち」と呼ばれています。むちうちで現れる症状は様々で、症状の程度にも個人差があります。以下は、むちうち症状の主な4種類です。

1.頚椎捻挫型(けいついねんざがた)
むちうちの7割を占めるといわれています。いわゆる首の捻挫で、頚椎(首部分の骨)を支えているじん帯や筋肉が損傷しています。頭痛、首や肩の痛み、首が前後左右に動かないなどの症状があります。

2.神経根損傷型(しんけいこんそんしょうがた)
脊髄から出ている神経の根元を損傷しています。首の痛み、肩から腕にかけての痛み、知覚障害、しびれ、脱力などの症状があります。

3.脊髄症状型(せきずいしょうじょうがた)
頚椎の中にある脊髄や、そこからのびる神経が損傷しています。腕や足に、痛みやしびれなどの症状があります。

4.バレー・ルー症候群型(ばれー・るーしょうこうぐんがた)
自律神経が損傷しています。むちうち動作が原因となりおこったと考えられる自律神経失調症状のことです。頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、難聴などの症状があります。

また、首の痛みやめまいなどの症状は似ていますが、むちうちではない場合もあります。脳脊髄液減少症です。

脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)
脳髄液腔から脳髄液が漏れ、さまざまな症状がでます。慢性的な頭痛や首の痛み、めまい、耳鳴り、聴覚障害、吐き気や視力低下、全身の倦怠感などの症状があります。

追突事故による痛みやむちうち 通院先は3つ

病院と街並み

追突事故による体の痛みや、むちうちが疑われる場合には、どんな通院先があるのでしょうか。

交通事故にあったらまずは整形外科へ

交通事故にあったら、まずは整形外科へ行きましょう。レントゲン検査や薬の処方、診断書の発行などは、医師のいる医療機関でしか行なえません。また、症状に合わせてCTやMRIといった詳細な検査も行われます。
交通事故の場合、時間が経過してから痛みが出てくる場合もあります。事故の直後は、脳が興奮状態にあることで、あまり痛みを感じないことがあるためです。そのため、軽い追突事故や痛みがない場合でも、まずは整形外科を受診するといいでしょう。

診断書とは

交通事故における診断書とは、事故による怪我の病名や症状、治療期間の見通しなどが書かれています。また診断書は、怪我や症状が交通事故によるものであると、因果関係を証明します。診断書は、交通事故の後の様々な手続きにおいて、必要となる大切な書類です。

整骨院

整骨院とは、国家資格である柔道整復師が施術を行います。手技療法を中心に施術し、症状に合わせ物理療法や運動療法を用いる場合もあります。柔道整復師による手技療法は、痛みのある部分や周辺を直接触れて施術を行います。そのため、どんな症状かわかりやすいというメリットがあります。また、接骨院とは、整骨院と名称が異なるだけで、実際に行う施術に変わりはありません。

鍼灸院

鍼灸院とは、国家資格であるはり師・きゅう師が施術を行います。はりやお灸を用いる施術が、自律神経系や免疫系に作用し、症状の回復を手助けします。
鍼灸師とは、はり師ときゅう師の資格を両方持っている人のことを言います。

交通事故にあい、むちうちが疑われる場合には、まずは病院へ行きましょう。また、整骨院や鍼灸院は、土日祝日や夜の時間帯に営業している場合もあります。そのため、仕事の都合やプライベートなど、自分の都合に合った通院先を探しやすいというメリットもあります。

▶参考:整骨院と病院の併用のポイントについて詳しく知りたい方はこちら

事故で通院する場合治療費は誰が払うの?

車にかかる費用はいくら?

交通事故の被害者が通院する場合、治療費は基本的に加害者側が支払います。交通事故によって被害者が受けた損害を、加害者は埋め合わせる必要があり、主に金銭で補うことを「損害賠償」といいます。

    • 損害賠償とは

損害賠償とは、被害者が受けた損害を、加害者が主に金銭で埋め合わせをすることです。そして、損害賠償には積極損害消極損害慰謝料の3つの損害があります。

通院当日の治療費はどうすればいい?

交通事故による怪我のため病院へ行ったその日は、どのように対応すればいいのでしょうか?

まず、治療費は治療を受けた本人に請求されます。そのため、「自分から交通事故の被害者であること」「加害者の保険会社に直接請求してほしいこと」を病院側に伝える必要があります。
しかし、病院によっては、交通事故の被害者の対応に慣れていないといった理由で、被害者が一旦立て替えて支払う場合もあります。
被害者本人が治療費を立て替えて支払う場合、気をつけるポイントがいくつかあります。

  • 領収書をきちんと保管する
  • 自分の健康保険を使う
  • 自分の任意保険を確認する

交通事故による怪我の治療の場合、病院から健康保険の使用を拒まれる場合があります。
しかし、自分の加入する健康保険へ「第三者行為による傷病届」を提出すれば使用できます。詳しい方法は、自分の加入する健康保険組合に確認しましょう。

追突事故で筋肉痛のような痛みが出たら病院へ

歩く二人

いかがでしたでしょうか。追突事故の後、筋肉痛のような体の痛みを感じたら、まずは病院へ行きましょう。軽い追突事故であっても、後から痛みが出てくる場合もあります。病院を受診したあとは、自分の症状や都合に合わせて、整骨院や鍼灸院との併用も検討してみるとよいでしょう。また、自分の加入する健康保険や車の任意保険も確認しておきましょう。

この記事の執筆者

彩の街法律事務所 弁護士 / 神尾尊礼
2006年東京大学法科大学院卒業後、2007年司法修習修了・弁護士登録。2007年12月森・濱田松本法律事務所、2009年法テラス埼玉法律事務所経て、2012年2月彩の街法律事務所を設立。

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