×

2018.09.11 交通事故 整骨院 整形外科 むち打ち 慰謝料

交通事故でむちうちに…コルセットを使う目的は?

むちうちと診断され、治療をする際、コルセットを使用することがあります。
しかし、このコルセット、「本当に必要なの?」と疑問を持つ方も少なくないのでは?そこで今回は、コルセットの必要性やむちうちについて解説していきます。

▶︎参考:交通事故の軽症、人身事故に切り替えた方がいい?物損事故のままの処理で被害者が感じたこととは?

むちうちとは

むちうちとは、交通事故やスポーツの衝撃によって、首が鞭(むち)のようにしなることで起こる症状です。一般的にはむちうちといわれていますが、正式には「頚椎捻挫」や「頚部挫傷」といいます。

肩が痛くて赤くなっている女性

むちうちは、事故直後に、症状が発症するものだけとは限りません。時間が経過してから痛みが出てくる場合も多くあります。また、むちうちの症状は、首の痛みだけではありません。頭痛やめまい、体のだるさや吐き気など「風邪かな?」と勘違いしてしまうような症状が起きるのも、むちうちの特徴です。

むちうちの種類別症状

むちうちには、いくつか種類があり、それぞれで症状が変わってきます。

頚椎捻挫型

頚椎捻挫とは、頚椎(首の骨)の周りの筋肉や靭帯、軟部組織の損傷です。むちうちになった際、7割から8割の人が、この頚椎捻挫に該当するといわれています。
主な症状はこちら。

  • 首や肩の痛み
  • 首や肩、背中のこり
  • 首や肩が動かない、または動かしにくい
  • 首を動かすと痛い

バレー・ルー症状型

後頚部交感神経症候群ともよばれ、交通事故による衝撃が原因で、神経が損傷した場合に発症します。
主な症状はこちら。

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 吐き気

▶︎参考:むちうちの頭痛について詳しく知りたい方はこちら

神経根症状型

神経根症状型は、神経を支える根本が圧迫されたり、引き伸ばされることによって負荷を受け、頚椎の並びにゆがみができることで、発症します。
主な症状はこちら。

  • 首の痛み
  • 後頭部の痛み
  • 顔面の痛み
  • 腕の痛みやしびれ
  • 倦怠感

これらの症状は、くしゃみや咳をしたり、首を横に曲げたり、回したりする際に、強くあらわれます。

脊髄症状型

脊髄症状型は、脊髄が傷つくことによって起こる症状です。脊髄は、脳から連続する中枢神経(※)です。
主な症状はこちら。

  • 体の麻痺
  • 知覚障害
  • 歩行障害
  • 排泄が困難になる

(※)神経系の中で、多数の神経細胞が集まり大きなまとまりになっている領域。

▶︎参考:交通事故後の腰痛の症状についてはこちら

むちうちの通院先

交通事故にあい、「むちうちかも?」と思ったら、一刻も早く診てもらいたいですよね。しかし、「どこで診てもらえばいいの?」と、通院先に悩まれる方もいるのではないでしょうか。

むちうちの通院先としては、整形外科整骨院があります。
整形外科と整骨院では、受けられる治療内容や施術内容が変わってきます。しっかりと理解し、ご自身に適した通院先を選択するようにしましょう。

▶︎参考:鍼灸院での施術内容について、詳しく知りたい方はこちら!

整形外科

整形外科には、医師が在籍しています。
治療内容としては、レントゲンやMRIなどの検査機器を使って、骨の異常を診てもらうことができます。治療を受けても、痛みが引かない場合は、痛み止めや湿布の処方もしてもらえます。また、切り傷やすり傷などの、外傷の治療も得意としています。レントゲンやMRIを使っての「画像診断」や、痛み止めなどの「投薬」が行えるのは、医師のみです。

ハートを持っている医師

整形外科では、診断書を取得することもできます。この診断書は、医師にしか作成できないものです。診断書の内容としては、怪我の症状や病名、治療期間の見通し、病院名や医師名などが記載されています。

診断書は、人身事故への切り替えや、保険金を受け取る際にも必要となってくる、大切な書面です。したがって、交通事故にあったら、まずは整形外科へ行き、医師の診断を受けて診断書を取得するようにしましょう。

整骨院

整骨院では、柔道整復師が施術を行います。

柔道整復師とは

柔道整復師とは、国家資格の一つです。
交通事故やスポーツが原因で起こった、骨や筋肉、関節などの損傷に対して、マッサージなどの手技療法や、電気などの物理療法を用いて、施術を行います。

腰のマッサージをする医師

特にむちうちは、レントゲンやMRIなどの検査機器には、写らない場合があります。整骨院では、検査機器には写らない症状も、見つけて施術を行うことが可能です。

整形外科へ通院を続けても、痛みが良くならないという場合は、保険会社からの了承を得てから、整骨院への転院または、整形外科との併用を検討してみましょう。

▶︎参考:整形外科と整骨院の違いについて、詳しく知りたい方はこちら!
▶︎参考:むちうちの治療は整体院で受けてもいいの?

整骨院でむちうちの施術を行う際に、コルセットを使用する場合があります。

保険の手続きについてお悩みの方。交通事故病院に相談してみませんか?
0120-963-887相談無料です

むちうちの施術でコルセットを使う目的とは?

考える女性

むちうちには、急性期と慢性期という時期があります。

  • 急性期:怪我になり始めた時期のことで、この時期は炎症を起こして熱を持っている。
  • 慢性期:痛みや炎症が落ち着き、長期的な施術を行う時期。

▶︎参考:むちうち症で首が痛い…自分でできるセルフマッサージってある?

急性期は、3日~1週間くらい続き、この期間は痛みのある箇所をむやみに動かしてはいけません。なぜなら、痛みのある箇所を動かすと、炎症が悪化してしまう可能性があるからです。そのため、ちうちの炎症が悪化しないよう、急性期にコルセットで固定をします。コルセットで固定をすれば、怪我した箇所を動かさないようにすることができるのです。

仕事やプライベートの関係で、通院が難しい場合は、自宅にあるフェイスタオルを、コルセットの代用として使用する方法もあります。

▶参考:自宅にあるタオルをコルセットとして使用する方法!

コルセットを使用するのはいつまで?

日めくりカレンダー

むちうちは、組織や筋肉の損傷によって発症します。筋肉は、時間が経過すると緊張が強くなり、固まってしまいます。動かすことで血流は良くなりますが、コルセットを使い固定することで、緊張が強くなり、症状が悪化してしまう場合もあります。

安静にするべき急性期には、コルセットは役立ちますが、本格的な施術を行う慢性期に、コルセットは必要ないといえるでしょう。

▶︎参考:むちうち症は治らない?症状固定する前に知っておきたい自動車保険の仕組み

むちうちの治療費はどうなるの?

むちうちの治療期間は、一般的には3ヶ月程度といわれています。しかし、交通事故で受ける衝撃が大きく、症状が強く出た場合は、6ヶ月または、それ以上かかることもあります。

カルテを持ちながら説明する医師

▶︎参考:むちうちの症状を早く緩和させる効果的なポイントとは?
▶︎参考:通院ができない間にできる!むちうちのセルフケア方法

このように、むちうちの治療は長期に渡ります。そのため、被害者は治療費や通院する際の交通費に金銭的な負担がかかってしまう恐れがあります。では、被害者の金銭的な負担を軽減させるにはどうすればよいのでしょうか。

被害者は損害賠償を請求できる

交通事故の被害にあうと、被害者は加害者に治療費や慰謝料などの損害賠償を請求することができます。賠償金を加害者に請求することで、費用を負担することなく、怪我の治療を受けられるようになります。

損害賠償とは、交通事故によって被害者が受けた損害を、加害者が埋め合わせすることをいいます。
賠償金は、加害者側の保険会社または、加害者本人に請求します。まず、加害者側の自賠責保険から支払われ、足りない分は任意保険が補う、という形になります。

▶参考:自賠責保険と任意保険について詳しく

被害者が加害者に請求できる損害賠償は、大きく分けて3種類。

  • 積極損害
  • 消極損害
  • 慰謝料

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

▶︎参考:慰謝料と損害賠償の違いって何?

積極損害

交通事故で怪我を負うと、怪我の治療をするために、通院または入院をしなければいけません。積極損害は、交通事故が原因で、通院や入院を強いられた時に発生する損害です。

頭痛を訴える女性と聞く医師

請求できる積極損害は、主に治療費や通院交通費があります。
他にも、手術費用や車椅子などの購入費、被害者が死亡してしまった場合は葬祭費用などを請求することができます。

消極損害

消極損害とは、被害者が本来得られていたはずの利益が、交通事故が原因で得ることができなくなったことに対する損害です。消極損害には、休業損害逸失利益の2つがあります。

お金について悩む男性

休業損害
交通事故の怪我が原因で、仕事を休まなければいけなくなった場合、休んでいる期間は収入や利益が減ってしまいますよね。休業損害は、仕事を休まなければ、本来得られていたはずの収入の補償を目的としています。

逸失利益
交通事故が原因で後遺症が残ってしまうと、交通事故にあう前に比べて、労働能力が低下してしまう場合があります。逸失利益は、後遺症が残ったことが原因で労働能力が低下し、収入が減額した場合、交通事故にあわなければ得られていたはずの収入との差を表します。

慰謝料

慰謝料は、交通事故の被害にあったことによって、被害者が受けた精神的・肉体的苦痛に対する損害を賠償するものです。交通事故の場合、入通院慰謝料後遺障害慰謝料2つの慰謝料があります。

手の上にハート

入通院慰謝料
交通事故で怪我を負うと、被害者は怪我の治療をするために、通院または入院を半ば強制的に行わなければいけません。入通院慰謝料は、被害者が入通院を強いられた際の、迷惑料のようなものです。

後遺障害慰謝料
交通事故の怪我は、後遺症になる場合があります。
後遺症とは、医師が症状固定(※)と判断した時に、残っている怪我の状態のことをいいます。

いくつかの条件を満たすと、後遺症は後遺障害に名称が変わります。
後遺障害と認められると、後遺障害慰謝料の請求をすることができます。後遺障害慰謝料は、1級から14級まである等級で金額が変わってきます。

(※)これ以上怪我の治療をしても、症状が良くならない状態。

▶︎参考:もらえる金額はどのくらい?慰謝料の基準3つ
▶︎参考:入通院慰謝料の計算方法について、詳しく知りたい方はこちら!

むちうちに対する損害賠償はどうなる?

むちうちに対する損害賠償を請求するには、保険会社に示談書を提出する必要があります。

示談書は、示談(※)が終了すると、保険会社から被害者に示談書の案が送られてきます。
示談書には、事故が起きたという事実や賠償金の決定額、支払い方法などが記載されています。被害者は、示談書の案の内容をよく読み、納得したところで押印・署名をして加害者側の保険会社へ送り返します。

押印する男性の手

加害者側の保険会社は、被害者から返送された示談書の事務的な手続きを行い、被害者の指定した口座へ賠償金の振り込みを行います。
(※)被害者と加害者側の保険会社が、被害者に支払われる損害賠償の最終金額を、話し合いで決めること

▶︎参考:示談で注意しなければならないこと

賠償金はいつもらえるの?

被害者が賠償金を受け取ることができるのは、被害者と加害者側の保険会社との示談が終了してからになります。

和解をした男性二人

加害者側の保険会社から示談書が届いてから、賠償金が支払われるまで、約2〜3週間ほどで振り込まれます。
※交通事故の状況や怪我の具合によります。

▶︎参考:損害賠償の内容に納得がいかない場合は?

むちうちが後遺症になったら、慰謝料はどうなる?

交通事故の怪我の治療が長引くと、これ以上治療を続けても、症状が良くならない、と医師に判断されてしまう場合があります。これを症状固定といい、症状固定した段階で残っている症状を、後遺症といいます。

事故から後遺症が残るまでの過程

後遺症と判断されると、これまで支払われていた治療費や慰謝料は、打ち切られてしまいます。
しかし、後遺症が後遺障害と認定されることで、後遺障害慰謝料を受け取ることができます。後遺症が後遺障害になるには、いくつかの条件があります。その条件を満たすことで、後遺障害と認められます。

▶参考:後遺症が後遺障害になる条件とは?

後遺障害等級認定を申請しましょう

後遺障害には、1級から14級までの等級があります。この後遺障害等級によって、支払われる慰謝料の金額が変わります。1級が最も高い金額となり、14級が最も低い金額となります。

後遺障害等級が認定される方法は、2つ。

  • 症状固定まで通院を続ける。
  • 後遺障害診断書を取得する。

それぞれの内容を、詳しく見ていきましょう。

壁に寄り掛かる女性

症状固定まで通院を続ける
まずは、医師に症状固定と判断されるまで、通院を続けましょう。
治療を終了した時点で、その怪我は治癒したものと判断され、後遺障害と認められることは難しくなってしまいます。

保険会社から症状固定を求められる場合もあるようですが、症状固定は、医師が判断するものです。痛みなどの症状が、少しでも残っている場合は、通院先の医師と相談をし、通院を続けることが大切です。

後遺障害診断書を取得する
後遺障害と判断されたら、後遺障害診断書を取得しましょう。
後遺障害診断書は、医師のみが作成できます。整骨院で後遺障害診断書を取得することはできません。また、交通事故にあった際に取得する、自賠責用診断書とは異なりますので、注意しましょう。

後遺障害診断書は、後遺障害等級が認定されるための、重要な書面です。作成後の内容に納得がいかない場合は、きちんと医師に伝え、納得のいく診断書を取得しましょう。

後遺障害慰謝料の請求方法は?

後遺障害等級認定の申請準備が整ったら、後遺障害慰謝料の請求を行います。

電卓の数字を見せる女性

後遺障害慰謝料の請求方法は、2つ。

  • 事前認定(加害者請求)
  • 被害者請求

事前認定

事前認定で請求する際に、被害者が行うことは、取得した後遺障害診断書を、加害者側の任意保険会社へ送ることのみです。
請求の手続きを、加害者側の任意保険会社がすべて行うことから、加害者請求とも呼ばれています。

事前認定を使う際、被害者は手続きの手間を省くことができます。しかし、加害者側の保険会社に手続きをすべて任せているので、どのような手続きを行われているのかを、被害者が知ることはできません。

被害者請求

被害者請求とは、被害者が直接、加害者側の自賠責保険会社へ請求を行う方法です。
被害者請求では、被害者が加害者側の保険会社に後遺障害診断書を提出することの他に、様々な書面を被害者自身で取り寄せ、提出する必要があります。
被害者請求に必要な書類は、

  • 交通事故証明書
  • 事故発生状況報告書
  • 通院交通費明細書
  • 後遺障害診断書
  • 自賠責保険用診断書

などがあります。
手続きをすべて被害者自身で行わなければいけない被害者請求は、少し手間がかかります。しかし、被害者自身が手続きを行うことで、有利に事を進められたり、手続きの内容が明確になるというメリットがあります。

交通事故後の通院先でお悩みの方。交通事故病院に相談してみませんか?
0120-963-887相談無料です

むちうちで使うコルセットについてのまとめ

ハートの雲と草原

交通事故でむちうちになってしまったら、まずは安静にすることが大切です。

無駄な動きや、自分でマッサージをしたりすることは避けましょう。また、むちうちは事故直後に発症するものだけではありません。交通事故にあったら、痛みや違和感がなくとも、医療機関へ行き症状を診てもらいましょう。

通院先にお困りの際は、交通事故病院相談窓口へお問い合わせください。

交通事故に特化したお見舞金10,000円も貰える整骨院・接骨院を探す

関連キーワード

関連記事

おすすめ記事

カテゴリ一覧

はじめての交通事故でお悩みの方へ。交通事故に関する知識や通院について無料でサポートいたします。
フリーボイス 無料 0120-963-887
お問い合わせ

思いもよらない交通事故。初めての交通事故で、どうしたらよいのか分からない。
交通事故でお悩みの方を、知識・施術など多方面から無料でサポートいたします。

交通事故相談員(専門弁護士)の完全サポートを徹底!

交通事故相談員(専門弁護士)の完全サポートを徹底!

フリーボイス 無料
0120-963-887
まずはお電話でお気軽に無料相談!【9:00〜22:00】
交通事故病院とは?

交通事故による怪我の症状は、時間が経つにつれ実感してくることが多いといわれています。「交通事故病院」は、交通事故による怪我の施術を専門的に扱う全国の施設と提携しているため、安心して治療・施術に専念することができます。また、提携先の施設は全て厚生労働省の認可を受けた施術者が担当しております。自賠責保険が適用されると、通院する際の費用は自己負担0円です。

お見舞金制度とは?

しっかりと通院することで、交通事故病院よりお見舞金が支給されます。