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2018.05.28 交通事故 施術・治療 むち打ち 手続き 後遺症 監修記事

「気持ち悪い」この症状もむちうち?後遺症が残ったらすべきこと

交通事故によってむちうちを負ってしまったら、首や肩の痛みのほかに、吐き気や頭痛などの症状があらわれることもあります。
体の痛みだけではなく、むちうちによって気持ち悪い症状があらわれるのは何故なのでしょうか。また、吐き気や頭痛などの症状があらわれた場合、どのような治療を行えばよいのでしょうか。

今回は、交通事故後の気持ち悪さの原因や治療方法を、エル整骨院の秋山先生に解説してもらいました。

エル整骨院 秋山先生

むちうちの症状で気持ち悪くなることはある?

交通事故にあい、診断結果はむちうち。「気持ち悪い」という症状は、むちうちと関係がないように思えますよね。
しかし、吐き気のような気持ち悪さは、むちうちの症状の1つに当てはまります。

うずくまる女性

むちうちの特徴

むちうちとは、どんな症状なのでしょう。むちうちの特徴についてまとめてみました。

交通事故の衝撃によって、首周辺の筋肉や靱帯などがゆがむ

むちうちは、車に追突された衝撃で、身体が前後に大きく動きます。その動きがムチの動きと似ているため、むちうちと呼ばれるようになりました。

身体が自分の意思とは関係なく、急激に前や後ろに動かされます。その結果、頚椎や脊髄が損傷したり、手や肩を車や道路に打ち付けた反動で首の筋肉を痛めたりして、首周辺の筋肉や靱帯などがゆがんでしまいます。このように、首に起こった急激な筋肉の緊張が、むちうちの原因なのです。

むちうちの症状は、すぐに現れるとは限らない

交通事故後は、興奮状態になっている場合もあり、症状に気づかないのです。そのため、むちうちの症状は、翌日、数日後にあらわれることがあります。

したがって、病院では交通事故時の状況を詳しく話して、自覚症状が交通事故が原因のものであると、はっきりさせることが大事です。
むちうちは、後遺症になることもあるので、早めの治療が大切です。

むちうちは首だけでなく、身体全体に症状が現れる

むちうちの症状は様々なものがあり、主な症状としては首の痛み、肩の痛み、手の痺れ、吐き気などがあります。その他にも意識障害、めまい、耳鳴り、腰痛、眼精疲労、意欲低下など、むちうちと関係ないような症状が身体全体にあらわれることがあります。

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むちうちの症状は5種類ある

むちうちには様々な症状があり、以下の5つに分類することができます。

  • ①頸椎捻挫型
  • ②バレー・ルー症候群
  • ③神経根症状型
  • ④脊髄症状型
  • ⑤脳髄液減少型

詳しく内容はこちら。

①頸椎捻挫型

むちうちの多くは「頚椎捻挫」の症状があらわれます。いわゆる、首の捻挫です。
主な症状:首、肩、背中の凝りや痛みなど

②神経根症状型

神経を支えている根本が引き伸ばされたり、圧迫され負荷を受けたときに症状があらわれます。
主な症状:(身体の各部位に)痺れを感じたり、力が入らないなど

③脊髄症状型

脊髄まで損傷してしまったときに症状があらわれます。
主な症状:身体が麻痺する、知覚障害や歩行障害など

④脳髄液減少型

脳髄液減少型の症状があらわれるのは、珍しいケースです。交通事故の衝撃により脳髄液が漏れだし、症状があらわれます。
主な症状:全身の痛み、聴力障害、視力障害、倦怠感、自律神経症など

⑤バレー・ルー症候群

下記のように、「気持ち悪い」という吐き気の症状は、バレー・ルー症候群に当てはまります。

むちうちは、交通事故やスポーツなどで体に強い衝撃を受け、靭帯や筋肉、神経などが損傷されることで症状が引き起こります。むちうちの症状は、外見にあらわれないことがほとんどです。

バレー・ルー症状型では、交通事故の衝撃で自律神経のバランスが崩れることにより、吐き気を伴う頭痛が自覚症状としてあらわれます。

バレー・ルー症候群の治療方法とは?

治療器具

バレー・ルー症候群による吐き気があらわれた時、まずはどのような治療を行うのでしょうか。

バレー・ルー症候群による吐き気があらわれた時は、まず安静にすることが第一です。絶対に無理をしてはいけません。

治療内容としては、まず病院でレントゲン検査を行い、骨の異常を確認します。場合によってはMRIで検査をすることもあります。

レントゲンやMRIでの検査を行なったら、神経ブロックという治療を行うこともあります。

例としては…

  • 星状神経節ブロック(せいじょうしんけいせつ)
  • 硬膜外ブロック
  • トリガーポイント注射

これらの治療方法の効果は、神経の興奮を抑え、血行を促して痛みや筋肉の緊張を和らげるというものです。

バレー・ルー症候群による吐き気や頭痛が治った場合は、以下のような治療が行われます。

交通事故の衝撃によって崩れた体のバランスを放っておくと、血液の循環が悪くなり、症状が慢性化してしまう可能性があります。

吐き気や頭痛が治ったら、手技によるマッサージを受け、体全体の筋肉の緊張をほぐしましょう。筋肉の緊張が緩和されることで血流が良くなり、自律神経のバランスと症状が緩和されていきます。

手技による施術を受けるには、整骨院へ通院するとよいでしょう。

▶︎参考:整形外科を探したい方はこちら
▶︎参考:整骨院を探したい方はこちら

バレー・ルー症候群の症状は治らないこともある?

バレー・ルー症候群は、症状が治らず、後遺症が残ることがあります。後遺症になったときには、後遺障害等級認定を申請しましょう。バレー・ルー症候群による後遺障害は、後遺障害等級認定を行うと、12級や14級に該当するケースがあります。

悩む女性

後遺障害とは

後遺障害とは、交通事故が原因とされた後遺症の中で、後遺障害の等級に該当するもののことです。
後遺障害等級認定で等級に該当すると、入通院慰謝料とは別に後遺障害慰謝料逸失利益を受け取ることができます。

▶︎参考:後遺障害慰謝料と逸失利益についてはこちら

後遺障害等級認定を申請する

後遺障害等級認定を申請してから結果が出るまで、1ヶ月~3ヶ月程度かかるといわれています。

後遺障害等級認定を申請する方法は以下2つ。

  • 被害者請求
  • 事前認定

▶︎参考:後遺障害等級認定の請求方法について詳しく知りたい方はこちら

▶︎参考:後遺障害等級認定の手続きの大まかな流れについてはこちら

むちうちの後遺障害等級認定に必要な5つの条件

ポイント

後遺障害等級認定行う際には、5つの条件を満たさなければなりません。それがこちら。

  • ①医療機関へ定期的に通院していること
  • ②交通事故の状況と被害者が申告する症状の程度が一致していること
  • ③交通事故当初から、被害者の訴える症状が続いており、一貫性があること
  • ④後遺症が医学的に(画像診断や検査結果など)証明できること
  • ⑤症状が重く、日常的に症状が続いていること

むちうちの治療は続けることが大切です

「気持ち悪い」というような症状は、むちうちの中でもバレー・ルー症候群に分類されます。しっかりと治療を続け、後遺症が残らないようにしましょう。もし後遺症が残ったら、後遺障害等級認定を行ってくださいね。

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