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2018.10.26 交通事故 被害者 施術・治療 むち打ち 手続き 監修記事

交通事故による頭痛ってむちうち?原因や治療について

交通事故にあって数日たったある日、頭痛に悩まされるようになった。
「今までこんなに頭痛が続くことなんてなかったのに…もしかして交通事故が原因?」

そんな疑問ありませんか?
今回は、交通事故後に頭痛があらわれる原因や治療・施術方法などについて、花住坂鍼灸整骨院の院長を務める、鈴木勝也先生に監修してもらいました。

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交通事故による頭痛の症状とは?

交通事故から時間が経って出てきた頭痛の症状。実は、外傷性頸部捻挫と呼ばれる、むちうちの症状の1つです。
それではまず、むちうちについて詳しく見ていきましょう。

頭痛

むちうちについて

むちうちは、交通事故の大きな衝撃によって首が鞭のようにしなり、首周辺の筋肉や靭帯が損傷して痛みが生じるのです。

むちうちの症状には、首の痛みや腕のしびれ、めまい、吐き気、頭痛など、様々なものがあります。また、むちうちの症状は、以下の5つの種類に分類することができます。

  • 頚椎捻挫型
  • バレー・ルー症候群
  • 脳髄液減少症
  • 脊髄症状型
  • 神経根症状型

▶︎参考:むちうちの種類について詳しく知りたい方はこちら 

むちうちによって頭痛があらわれる原因とは

それでは、交通事故でむちうちを負ったことによって、頭痛があらわれる原因は何なのでしょうか。

交通事故後に頭痛の症状があらわれる原因は、大きく3つに分けられます。

まず1つ目は、むちうちによって首周辺の筋肉や靭帯、関節包が損傷され、動脈の血行不全が起こり、その支配下の視床下部や脳幹部の血流が減少することで頭痛が起こります。

2つ目は、むちうちの衝撃で、後頭部の感覚を支配している神経の根元部分が損傷してしまうことによる頭痛です。

3つ目は、交通事故の外傷によって脳脊髄液(※)が漏れ出し、髄液圧が低下することが原因です。

(※)脳脊髄液とは、脳と脊髄を包んでいる膜(硬膜)の間を流れる、無色透明な液体。

交通事故の怪我は事故直後にあらわれないことも…

むちうちの症状や頭痛は、交通事故後すぐにあらわれるとは限りません。なぜなら、事故直後は脳が興奮状態に陥り、怪我の痛みを感じにくくなっているためです。交通事故後すぐに怪我の症状があらわれないとしても、実は体に大きな損傷を負っていた、ということはよくあるケースです。

また、交通事故から時間が経過してから症状があらわれて病院へ行ったとしても、怪我と事故との因果関係を疑われる可能性があります。「交通事故による怪我である」ということを証明できない場合、加害者側の保険会社に対して保険金を請求できなくなってしまう場合もあります。

被害者に不利益が生じないようにするためにも、交通事故にあったら病院を受診するようにしましょう。

▶︎あわせて読みたい:交通事故と怪我との因果関係を証明するには?診断書の取得方法と提出先について

交通事故による怪我の通院先は?

病院と街並み

むちうちの治療はどこで・どんな治療をするのでしょうか。また、頭痛の治療についても詳しく説明していきます。

交通事故によるむちうちの通院先

交通事故でむちうちを負ってしまった場合、主な通院先は3つあります。

  • 病院(整形外科)
  • 整骨院・接骨院
  • 鍼灸院

病院では、医師が治療を行います。むちうちのような症状があらわれている場合は、整形外科を受診するとよいでしょう。整形外科では、MRIやレントゲンでの検査が行われたり、痛み止めや湿布などの薬を処方してもらうことができます。

また、整骨院では、国家資格の1つである柔道整復師が施術を行なっています。むちうちの治療をする場合、整形外科と整骨院というような併用して通院することもできます。

▶︎あわせて読みたい:鍼灸院で受けられる施術や効果について

整形外科と整骨院を併用して通うメリット

交通事故でむちうちのような怪我を負ってしまった場合、整形外科と整骨院を併用して通院することで、被害者にとってメリットになることがあります。

具体的にどのようなメリットがあるのか、鈴木先生に解説してもらいました。

整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像検査で、しっかりとした診断を受けることができます。整骨院では、患者様の診断結果に合わせた手技による施術が受けられるので、安心して通院を続けられるかと思います。
また、万が一後遺症が残ってしまった場合でも、整骨院と整形外科を併用していることで、医師からの後遺障害診断書を書いてもらいやすくなります。

▶︎参考:併用して通院する方法についてはこちら

交通事故後にあらわれる頭痛の治療

頭

交通事故後にあらわれる頭痛は、むちうちの他にも打撲や脳髄液減少症が原因となっていることもあります。それぞれの症状でどのような治療・施術が行われるのか、見ていきましょう。

むちうちによる頭痛の治療・施術方法

交通事故のむちうちによって頭痛があらわれている場合、花住坂鍼灸整骨院ではどのような施術を受けられるのでしょうか。

筋肉や靭帯、関節胞の損傷や神経根の損傷による頭痛に対しては、神経の興奮を抑えるために、鍼やハイボルテージといった特殊な方法を用いて施術していきます。

打撲による頭痛の治療方法

交通事故で頭部を打撲した際も、頭痛の症状があらわれる可能性があります。
頭部の打撲の場合は、CTやMRIなどの検査を行った後、医師と治療の方法を決めていきます。

脳脊髄液減少症

むちうちも原因の1つである脳脊髄液減少症では、以下のような施術を行います。

髄液圧の低下によって起こる頭痛に関しては、sotというソフトカイロプラクティックを行い、全身を調整することで髄液圧の調整を行う施術を行います。

また、病院では保存療法やブラッドパッチの治療が行われます。保存療法の場合は、1日2リットル位の水分補給を行います。ブラッドパッチは、2週間程度の水分補給で様子を見て、効果がみられない場合に行います。具体的な治療内容は、本人の静脈の血液を脊髄硬膜の周りに注入し、破れた硬膜を血のりで塞ぐといった手術です。

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交通事故の治療費は誰が負担するの?

お金

「治療費の出費が不安…。」とお悩みの方。交通事故の被害者は、加害者側の保険会社に治療費を請求することができますよ。

加害者に治療費を請求するためには

交通事故の被害者は、加害者側の保険会社に治療費を請求することができます。
治療費の他に、慰謝料休業損害などの請求も可能です。

▶︎参考:保険会社が負担してくれる費用の一例はこちら

損害賠償を請求する際の3つの注意点

治療費を含む損害賠償を請求する場合、以下の2点に注意する必要があります。

①交通事故が原因の症状であるかを証明する
そもそも交通事故が原因の症状であると証明されなければ、加害者側に請求することができません。交通事故と怪我との因果関係を証明するためには、医師の診断書が必要です。また、診断書は、交通事故にあった日から10日以内に取得するようにしましょう。交通事故から10日を超えて診断書を取得すると、交通事故との因果関係が疑われてしまうことがあるため注意が必要です。

②治療にかかった費用の領収書を保管しておく
交通事故による怪我の治療にかかった費用の領収書は、後で損害賠償を請求するために、必ず保管しておく必要があります
したがって、交通事故によって生じたと考えられるあらゆる費用の明細を控え、領収書を保管しておくことは、損害賠償金を損することなく得るために大切なことです。

③支払いをすぐ受けられるわけではない
最後に注意していただきたいのは、治療費はすぐに受け取れるわけではないということです。そのため、被害者は、先に治療費を負担しなければいけないこともあります。

たとえ、治療費が戻ってくるとしても、治療費の支払いが大きな負担になることもあります。そのときに仮渡金制度というものが役立ちます。

仮渡金制度とは?

仮渡金制度とは、交通事故によって治療費のような支払いが必要になったとき、その費用を賄うために受け取ることができるお金のことです。加害者側の保険会社に対して、死亡の場合290万円、傷害の場合は程度に応じて5万円、20万円、40万円を請求することが可能です。

※自賠責保険の場合、「被害者請求」というものがあります。この方法だと、加害者側との示談や和解などが成立する前に、自賠責保険の保険金を受け取ることができます。

交通事故後に行う保険会社との手続き

自動車保険

「治療費は、加害者側の保険会社に請求すればいいとわかったけれど、その手続きがわからない。」そんな悩みを抱えている方。保険会社との手続きについて、以下で説明します。

必要な書類

  • 医師の診断書
  • 交通事故証明書
  • 事故発生状況報告書
  • 保険金・損害賠償額・仮渡金支払請求書
  • 診療報酬明細書
  • 通院交通費明細書
  • 印鑑証明書または住民票・戸籍抄本   など

請求方法

交通事故による損害賠償の請求方法には、被害者請求加害者請求があります。それぞれの方法について見ていきましょう。

被害者請求

加害者側から賠償が受けられないときに、加害者が加入している保険会社に被害者が損害賠償を直接請求する方法

▶︎参考:交通事故の被害者請求に必要な書類一覧はこちら!

加害者請求

加害者が先に被害者に対して損害賠償金を支払い、そのあと保険金を保険会社に請求する方法

手続きの流れ

自賠責保険金を受け取る手続きの流れは、以下の通りです。

  • ①被害者は、加害者側の保険会社へ自賠責保険の請求書類を提出する。
  • ②加害者側の保険会社が、被害者から提出された自賠責保険の請求書類を確認し、損害保険料率算出機構に書類を送る。
  • ③損害保険料率算出機構が、事故の発生状況や自賠責保険の対象となる事故かどうか、発生した損害額などを公正かつ中立の立場になって調べる。
  • ④損害保険料率算出機構が、加害者側の保険会社に調べた結果を報告する。
  • ⑤加害者側の保険会社は、被害者に支払う金額を決め、自賠責保険金を支払う。
  • ⑥被害者は、自賠責保険金を受け取る。
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交通事故の怪我が後遺症になってしまったら…

肩に痛みがある女性

交通事故による怪我の治療を続けても、症状が緩和されず「症状固定」となってしまうことがあります。症状固定とは、これ以上治療を続けても症状が良くなる見込みがない状態のことをいい、「後遺症」が残ったということになります。

後遺症が残ってしまったら、これまでの治療費や慰謝料の支払いは打ち切られてしまいます。しかし、後遺症が後遺障害と認められ、後遺障害等級認定を受けることで、新たに後遺障害慰謝料を受け取ることができます。

後遺症が後遺障害と認められるには?

後遺障害慰謝料は、「後遺症」のままでは受け取ることができません。

以下5つの条件を満たし、残った症状が「後遺障害」と認められる必要があります。

  • 1.後遺症が後遺障害となる条件を満たしていること
  • 2.定期的に通院を続けていること
  • 3.症状固定まで通院を続けていること
  • 4.後遺症となった症状が画像で判断できること
  • 自覚症状が医学的に証明できること

後遺障害診断書を取得する

お金

後遺障害等級認定の申請には、「後遺障害診断書」が最も重要な書類となってきます。症状固定と判断された時点で、医師に作成を依頼しましょう。作成してもらう際は自覚症状をしっかりと伝え、記載してもらった内容も確認するようにしましょう。

後遺障害等級認定の申請を行う

後遺障害等級認定の申請方法は、2つ。

  • 事前認定
  • 被害者請求

どちらかの方法で手続きを行い、後遺障害等級が認定された場合、被害者は後遺障害慰謝料を受け取ることができます。

事前認定

事前認定とは、後遺障害等級認定の申請手続きを、すべて加害者側の保険会社に任せる方法です。
被害者がすべき事は、加害者側の保険会社に対して、後遺障害診断書を提出することのみです。ほとんどの手続きを保険会社が行ってくれるため、被害者に対して手間はかかりません。しかし、どのような内容で手続きが進められているのか、被害者は知ることができません。

被害者請求

被害者請求は、被害者本人が直接、加害者側の保険会社に対して申請手続きを行う方法です。
被害者は後遺障害等級認定に必要な書類をすべて自分で集め、加害者側の自賠責保険会社へ送ります。加害者請求に比べて手間がかかってしまいますが、被害者が納得した上で手続きを進めていくことができます。
また、後遺障害等級認定に有利になるような書類を付け足すこともできるため、被害者が満足のいく結果になる可能性も高まります。

交通事故後にあらわれる頭痛についてのまとめ

いかがでしたか?交通事故後にあらわれた頭痛は、むちうちの症状の1つです。これからむちうちの治療を始め、しっかりとむちうちを治していきましょう。また、むちうちの治療にかかった費用は、加害者に請求できるので安心してくださいね。

慰謝料を手渡す女性の手

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