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交通事故後、無傷の場合でも注意!必ず病院へ行くべき理由とは

監修記事

オオクマ サキコ

看護師

交通事故にあったが、幸い無傷であったというケースは珍しくありません。

しかし、「無傷だから大丈夫」という判断が危険な時もあります。

そこで今回は、交通事故の対処方法と、症状が出現した場合についてご紹介します。無傷で済んだからこそ知っておく必要のある情報をまとめました。

交通事故で無傷だった場合も病院へ行くべき?

交通事故後むちうち症状が出るまではどれくらい?

交通事故後のむちうち症状出現迄の期間

交通事故にあっても、無傷だった場合は「病院へ行く必要はないのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし交通事故後、無傷で自覚症状がなかった場合でも、一度は病院へ行くようにしましょう。何故、無傷でも病院へ行く必要があるのでしょうか。

事故後、無傷でも病院へ行くべき理由

交通事故によって起きる症状は、事故直後では気づけないケースもあります。

交通事故は脳の興奮や緊張状態を引き起こし、心身への刺激になります。この刺激により、アドレナリンと呼ばれるホルモンを出し、ケガなどの痛みを感じづらくさせてしまうことがあるでしょう。

しかし、時間の経過と共に、脳の興奮や緊張状態が解けると症状を自覚し始めるため、遅れて症状が現れているように感じます。

どのような場合でも、交通事故にあったら、一度は病院へ行くべきです。

交通事故の場合はどこの病院へ行く?

交通事故の場合、例え無傷であったとしても、レントゲンやCT検査といった画像検査が実施できる医療機関(病院やクリニックなど)の受診をおすすめします。

診療科は「整形外科」を掲げている医療施設がよいでしょう。
整形外科で医師の診察を受け、レントゲンなどの画像検査で異常がないことを確認してもらうことができます。

また「交通事故」と聞いて整骨院を思い浮かべた人もいるかもしれません。

しかし、整骨院は医療機関ではないため、診断書の発行や画像検査をすることができません。交通事故後。最初に行くのは、医師のいる医療機関にしてください。

無傷から一転?症状が出てきた場合の対処法

事故後数日してから遅れて「首や腰が痛む…。」などと体に不調を感じられることは珍しくありません。

無傷から一転して症状が出現した場合には、次の対処法を取ります。

  • 加害者側の保険会社へ連絡する
  • 病院を受診し、診断書を取得する
  • 警察へ届け出をする

加害者側の保険会社へ連絡する

ケガをしていれば、加害者側の保険会社より治療費を請求することができます。

「症状が後から出てきたため、病院を受診する」といった内容を、加害者の保険会社に連絡しておきましょう。医療費の自己負担を軽減するためにも、忘れずに連絡してください。

病院を受診し、診断書を取得する

病院を受診することで、医師より診断や治療を受けることができます。またカルテに記載してもらうことで、事故後の症状の経過を残してもらうことができます。

一緒に診断書も取得しましょう。交通事故による慰謝料の請求をしたいとなった場合にも、カルテや診断書は重要な資料となります。

警察へ届け出をする

診断書を持って、事故を管轄している警察署へ行き、事故を物損事故から人身事故へ切り替える手続きをおこないます。

交通事故の治療費は自己負担になる?

物損事故と人身事故の違い

▲物損事故と人身事故の違い

交通事故の治療費は、被害者であれば加害者に請求することができます。ただし、人身事故で処理されている場合のみに限られます。「事故後、無傷だったので、物損事故で処理した。」という場合は、人身事故への切り替えを行うようにしましょう。

物損事故から人身事故への切り替え方

物損事故から人身事故へ切り替えるには、以下のような手続きを行う必要があります。

  • 病院(整形外科など)に行って診断書をもらう
  • 事前に警察署に連絡を入れ予約を取る
  • 管轄警察署の交通捜査係に届け出、手続きをする

物損事故から人身事故への切り替えは、期限が決められているものではありません。
「いつまでに行わなければならないといった」法的な期限はありませんが、事故日から10日以内に人身事故への切り替え手続きを行うようにしましょう。

万が一事故から時間が経ってしまうと、事故と怪我の関連性が不明と判断されてしまい、人身事故への切り替えができない可能性があります。
物損事故から人身事故への切り替えは、早く行うことが大切です。

交通事故後は無傷でも病院へ行くべき

交通事故で足を骨折した人

交通事故にあって、例え無傷だったとしても、一見症状がないように見えるだけで、ある可能性も考えられます。したがって、交通事故後は必ず病院へ行くことをおすすめします。

この記事を監修したのは…

看護学校卒業後、総合病院にて外科病棟、救急病棟、外来等、急性期看護を経験。結婚・出産を経て、看護師として臨床以外でスキルを磨けるライターに魅力を感じ、活動を開始。現在、医療福祉系の記事を中心に執筆中。

この記事の執筆者

看護師 / オオクマ サキコ
看護学校卒業後、総合病院にて外科病棟、救急病棟、外来など、急性期看護を経験。その後、結婚・出産を経て、看護師として臨床以外でスキルを磨ける看護師ライターに魅力を感じ、活動を開始。現在、医療福祉系の記事を中心に執筆中。

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