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2018.11.05 交通事故 むち打ち 症状固定 後遺障害等級認定 後遺症

むちうちの頭痛が治らない…後遺症の可能性もある?


交通事故でむちうちになってしまったとき、多くの方にみられる頭痛。今回はむちうちによる頭痛について、治らない場合の対処法や通院先、後遺障害について解説します。

むちうちで頭痛 何が原因?

頭痛がする後ろ姿の女性

交通事故による怪我で多くの方にみられる症状に「むちうち」があります。むちうちは、首部分の痛みだけでなく、様々な症状があります。むちうちの代表的な症状の1つに頭痛があります。

そもそもむちうちとは、スポーツや交通事故などで強い衝撃を受け、首がむちのようにしなることからむちうちと呼ばれています。正式には、「頚椎捻挫(けいついねんざ)」や「頚部挫傷(けいぶざしょう)」と診断される症状です。

むちうちによる頭痛と施術

首の筋緊張性頭痛
むちうちにより、首の筋肉が損傷したり収縮し、筋肉が緊張することで頭痛がみられます。また、頭痛が強くなると吐き気、めまいなどの症状が出る可能性もあります。筋肉の緊張による頭痛の場合は、電気療法や牽引、マッサージ、痛み止めや湿布などの治療や施術が行われます。

バレー・ルー症候群型
自律神経が損傷している状態です。むちうち動作が原因となりおこったと考えられる自律神経失調症状のことです。頭痛の他にはめまい、吐き気、耳鳴り、難聴などの症状があります。神経の興奮を抑えるといった治療や施術が行われます。

▶︎参考:むちうちの症状について詳しく知りたい方はこちら

また、むちうちによる頭痛が慢性化する場合もあります。国際頭痛学会が作成した、様々な頭痛の分類や診断基準を示した国際頭痛分類においては、むちうちによる持続性頭痛は「むち打ちによって生じた3ヶ月を超える頭痛」と解説されています。

むちうちだけじゃない頭痛の原因

交通事故後の頭痛は、むちうちが原因ではない可能性もあります。

脳脊髄液減少症
脳髄液腔から脳髄液が漏れ、様々な症状がでます。慢性的な頭痛や首の痛み、めまい、耳鳴り、聴覚障害、吐き気や視力低下、全身の倦怠感などの症状があります。脳脊髄液減少症の場合、保存療法やブラッドパッチといった治療や施術が行われます。

頭痛を伴うむちうちの通院先3つ

むちうちの症状をやわらげるためにも、きちんと通院することは欠かせません。
むちうちの治療や施術には3つの通院先が考えられます。

整形外科

交通事故による怪我の場合、まずは病院へ行きましょう。整形外科は、骨や筋肉、腱を専門的に診療します。レントゲン検査やCT・MRIなどの検査は病院でしか行なえません。また、薬の処方や診断書の発行は医師のみが行なえます。交通事故にあったら、まずは病院へ行きましょう。

診断書

交通事故における診断書とは、交通事故による怪我の病名や症状、治療期間も見通しなどが書かれています。また診断書は、怪我や症状が交通事故によるものであると、因果関係を証明します。そのため、交通事故の後に必要な様々な手続きにおいて、重要な書類になります。

整骨院

整骨院とは、国家資格である柔道整復師が施術を行います。手技療法を中心に施術を行い、症状に合わせ物理療法や運動療法を用いる場合もあります。柔道整復師による手技療法は、痛みのある部分や周辺を直接触れて施術を行います。そのため、どんな症状かわかりやすいというメリットがあります。また、接骨院とは、整骨院と名称が異なるだけで、実際に行う施術に変わりはありません。

鍼灸院

鍼灸院とは、国家資格であるはり師・きゅう師が施術を行います。はりやお灸を用いる施術が、自律神経系や免疫系に作用し、症状の回復を手伝います。
鍼灸師とは、はり師ときゅう師の資格を両方持っている人のことを言います。

交通事故にあい、むちうちが疑われる場合には、まずは病院へ行きましょう。また、整骨院や鍼灸院は、土日祝日や夜の時間帯に営業している場合もあります。そのため、仕事の都合やプライベートなど、自分の都合に合った通院先を探しやすいというメリットもあります。

▶︎参考:整骨院と病院の併用のポイントについて詳しく知りたい方はこちら

むちうちの頭痛が治らない これって後遺症?

頭痛に悩まされる女性

むちうちによる頭痛が治らない場合、「症状固定」状態になっている可能性があります。

症状固定とは

交通事故による症状の治療を一定期間続けても、症状が緩和されない場合があります。そうした場合に、担当する医師から「症状固定」と診断されることがあります。
症状固定とは、今後治療を続けても将来的に回復が見込めないと判断された状態です。症状固定は医師のみが判断でき、症状固定と診断された時点で「後遺症」となります。

頭痛が後遺症に 慰謝料は増える?

お金と車1

交通事故による怪我が後遺症となった場合、「後遺障害等級認定」の申請が通ると、後遺症は「後遺障害」であると認められます。認定を受けた後遺障害の等級に応じて「後遺障害慰謝料」を受け取ることができます。
ただし、「頭痛」の症状だけでは後遺障害に認定されません。ただ、頭痛の原因となる「むちうち」で認められる場合があります。

後遺障害とは

後遺障害とは、後遺症があらかじめ決められた基準に該当した場合に認められます。後遺障害は、等級が1級から14級まであります。1級が最も重く、14級が最も軽い後遺障害です。
むちうちの場合、12級または14級の後遺障害と認められる可能性があります。

  • 12級
  • 頑固な神経症状を残す場合。他覚的所見となる客観的な資料がある。

  • 14級
  • 神経症状を残す場合。他覚的所見がない、または乏しいが神経症状を残すと認められる。
    「他覚的所見」とは、CTやMRIなどの詳細な画像診断や、神経検査といった客観的な検査による診断のことです。

後遺障害が認められる条件とは

後遺障害を認めてもらうためには、後遺障害等級認定の申請をする必要があります。そのためには、押さえておかなくてはならないポイントがいくつかあります。

  • 病院へ継続して通院していること
  • 通院期間が6ヶ月以上であることや、通院頻度も多い必要があります。

  • 事故が一定以上の程度であること
  • 怪我を負った交通事故が、ある程度の強い衝撃を起こすような事故であったと証明する必要があります。

  • 症状に一貫性と連続性があること
  • 怪我をしてから、同じ症状が連続していることを、医師の診断書で証明することが必要です。

  • 自覚症状が証明できること
  • 自分が感じる症状を、レントゲンやCT・MRIといった画像診断、神経検査などの結果で示す必要があります。

  • 症状が一定以上の程度であること
  • 怪我の症状の程度が、後遺障害の等級にあてはまる必要があります。

以上のようなポイントを押さえることで、後遺障害であると認められるかどうかが変わります。怪我の症状の状態を自分で判断せずに、継続的に病院へ通院し、担当医とコミュニケーションをとっておくことが大切です。

後遺障害慰謝料

「後遺障害等級認定」を受けると、「後遺障害慰謝料」を受け取ることができます。

  • 慰謝料
  • 慰謝料とは、交通事故の被害者に対して支払われる損害賠償の1つです。損害賠償とは、交通事故の被害者が被った損害を、加害者が主に金銭に換えて補うものです。

後遺障害慰謝料は、後遺障害の等級により金額が異なります。また、後遺障害慰謝料には「自賠責保険基準」、「任意保険基準」、「弁護士基準」の3つの計算基準があります。どの計算基準を使うかにより、後遺障害慰謝料の金額が異なってきます。

むちうちの頭痛が治らない場合のまとめ

ひらめいた!

いかがでしたでしょうか。むちうちによる頭痛が治らないと辛いですよね。まず病院を受診したら、通院先を整骨院や鍼灸院と併用するという選択肢もあります。それでも緩和されない場合には症状固定となっている可能性があります。症状固定は、医師のみが判断できます。後遺障害等級認定を申請するためにも、きちんと症状を伝え、医師とのコミュニケーションを大切にしましょう。

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