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2018.09.03 整形外科 警察 人身事故 診断書 監修記事

自動車事故の怪我は何科の病院に? 丸わかり!事故後の手続きと通院先

交通事故直後は気が動転してしまうもの。
大した外傷が見られなくても、身体の内部にある筋肉や靱帯を損傷している可能性もあるため、安心するのはまだ早いです。

では、交通事故による怪我は、一体どこへ行き、どんな治療を受けるべきなのでしょうか。また、転院をすることは可能なのでしょうか。そこで今回は、このような疑問について、池袋東口院の樋口大輔先生に解説してもらいました。

健康堂池袋東口院 監修バナー

交通事故に巻き込まれたら痛みがなくとも病院へ

自動車事故の直後は一種の興奮状態に陥っているもの。そのため、身体の痛みに気づかないということも少なくありません。特に、目立った外傷が見られない場合は、「ケガをしている様子もないし、大丈夫だろう」と早合点してしまいがちです。

考える

しかし、外傷がなくても、骨や神経にダメージを受けている可能性があります。興奮状態から冷めたあと、痛みや症状が出てくるケースも珍しくないようです。
そのため自動車事故に巻き込まれた場合は、整形外科にいき、しっかりと検査を受けることをおすすめします。物損事故の処理のままになっている場合には、下記の手順で診断書を取得し、人身事故へ切り替える手続きをしましょう。

病院で診断書を取得する方法

ハートとカルテと聴診器

診断書には、交通事故による怪我の受傷日時や症状、治療期間の目安、医師名などが記載されています。交通事故と怪我との因果関係を明確にするための書面なので、被害者が納得できるものを取得しましょう。また、加害者側の保険会社へ保険金を請求する際や、人身事故に切り替える際にも必要となります。

1.まずは整形外科へ

交通事故にあったら、すぐに病院の整形外科へ検査を受けに行きましょう。実は骨にヒビが入っていたというケースもあるため、骨や筋に異常がないかを一通り検査しておくことが必要です。この際のレントゲンやMRIといった精密検査は、整骨院・接骨院、整体では受けることができません。注意しましょう。

すでに痛みがある場合、その痛みが弱かったり、肩が張っている程度のものだと感じても、時間の経過とともに痛みが強まってくることもあります。必ず医師にお伝えください。事故発生時から間が空きすぎてしまうと、「その痛みは事故によるものとは限らない」と判断されてしまう可能性があります。

整形外科で検査を受けたら、医師に診断書の作成を依頼しましょう。この時、検査結果だけではなく、被害者の自覚症状もしっかりと伝えることが大切です。

2.当日の支払いはどうなるの?

お金を渡す女性の手

加害者が加入している保険会社に連絡を取れている場合は、病院側とやり取りをしてもらい、窓口での診療代の支払いが不要になるケースもあります。しかし、事故が夜間に起こり、速やかに保険会社と連絡が取れない場合など、いったん被害者が治療費を立て替える必要が生じることもあります
病院によっては、加害者への聞き取りから保険会社への請求の問い合わせまでを請け負ってくれ、初診時から被害者の窓口請求がないように取りはからってくれるところもありますよ

3.警察で人身事故扱いにしてもらう

物損事故で処理をされた場合は、診断書を取得し警察に届け出なければ、人身事故扱いになりません。そして被害者であっても、人身事故扱いにしてもらわなければ「交通事故証明書」を発行してもらうことができません。

警察署に診断書を提出するのに法的な期間はありませんが、交通事故から時間が空きすぎてしまうと、事故と怪我との因果関係を疑われてしまう可能性があります。確実に切り替えを行うためには、事故発生後から10日以内を目安に、診断書の提出を行うとよいでしょう

▶︎参考:慰謝料請求で必要になる書類

むちうちについて

四つ葉と病院

交通事故にあったときは、むちうちと呼ばれる症状がよく見受けられます。では、むちうちとは一体どんな症状なのでしょうか。以下で、詳しく解説していきます。

むちうちの主な症状

むちうちは、簡単に言うと首(頸椎)の捻挫のことです。

具体的な症状はこちら

  • 首の痛み
  • 肩こり
  • 頭痛
  • めまい
  • 手のしびれ
  • 吐き気
  • 耳鳴り

上記のような症状があらわれます。

むちうちの場合は事故後、数日が経過してから痛みが出始めることも少なくありません。そのことを念頭に置いておきましょう。

▶︎参考:より詳しくむちうちについて知りたい方はこちら

むちうちの原因

先程、ご紹介したむちうちの症状ですが、何が原因で引き起こるのでしょうか。

人間の頭の重さは、体重の約10~13%といわれています。成人の男性の場合は約6~8㎏になるため、とても重いです。

そして、車同士の衝突の瞬間、体はシートベルトで固定されていますが、首と頭は固定されていないません。そのため、頭が前後に大きく揺れます。この時、首が波打つように大きくしなることにより、むちうちが起こります。

上記のことから、むちうちが起こるのは「頭の重さ」「シートベルトでは、首や頭が固定されないこと」の2つが、主な原因だということわかります。

むちうちの通院先は病院以外でもよい?

手の上にある木の病院

前述したように、交通事故にあったらまずは整形外科へ行き、診断書を取得することが大切です。しかし、仕事の都合やプライベートの予定などで、診療時間の短い整形外科へ通院することが難しい方もいるかと思います。

整形外科以外の通院先は、以下の2つ。

  • 整骨院
  • 鍼灸院

整形外科での治療内容も含め、それぞれの通院先で行なっている施術方法を見ていきましょう。

整形外科

まず、整形外科で受けられる治療内容を見ていきましょう。

整形外科で行う治療は、痛み止めなどの投薬や湿布薬が中心です。炎症が起きている場合は、まず冷やすことから始めます。
炎症が落ちついてからは、固まってしまった筋肉をほぐすリハビリを開始します。湿布薬は冷湿布から温湿布に変更され、温熱療法が中心的な治療となります。首のむちうちの場合、牽引も必要に応じて行われる治療法です。整形外科の治療法は、基本的には自然治癒力を補助するものとなります。

整骨院

整骨院では、整形外科でも行う牽引や温熱療法のほか、全身マッサージや電気を使った施術を行います。むちうちの場合は、整形外科よりも整骨院の方が、施術による効果が高いこともあります。
整形外科での治療であまり症状が緩和しない場合は、一度整骨院での施術を検討してみても良いのではないでしょうか。なお、整骨院では国家資格を持っている柔道整復師が施術を行います。

整骨院では、むちうちの急性期慢性期で、以下のように異なる施術を行います。

急性期は、基本的に安静にすることが大切です。場合によっては、局所を頚椎カラーや包帯等で固定します。また、症状の重度に応じて、低周波などの物理療法を行います。この時期に、局所を揉んだり動かしたりすると、かえって症状の悪化につながります。

慢性期以降は、固定して弱っている筋肉の強化や機能改善のため首の運動を行います。また手技療法や血流の循環を良くし、機能回復を促進させるために電気療法、温熱療法などを行います。

むちうちの治療で通院をする前には、「通院をするため、診療代が必要になる」と保険会社に連絡をしておく必要があります。忘れずに連絡を入れるようにしましょう。

むちうちの通院先は転院できる?

悩む女性

通院を続けているにもかかわらず、症状が一向に良くなる気がしないなど、病院を変えたいと思うこともありますよね。先ほども述べたように、交通事故後の通院先には、整形外科のほかに整骨院や鍼灸院があります。治療法が異なるため、「整骨院で施術を受けたい」ということもあるでしょう。その場合は、通院先から別のところへ転院することも可能です。

転院する場合の手続きについて

通院先を変えたい場合、まずは保険会社への連絡が必要です。保険会社によっては、事故当初からの状況を把握していない病院に移ると、その後の後遺症の判断が難しくなるという理由で、転院を渋ることもあるのです。

保険会社から転院の許可がもらえたら、病院側に転院を申し出て、紹介状や現在のカルテの情報を書き記してもらいましょう。転院先の病院にかかる際には、「交通事故後の治療であること」、「紹介状やカルテの用意があること」、「保険会社の許可を得ていること」を伝える必要があります。

また、転院をする場合は、以下のことにも注意をしましょう。

転院先の病院が、必ずしも良い病院だとは限りません。交通事故に理解のない病院であれば、後遺障害認定を受けることが難しくなることもあります。

また、転院した先の病院が前回の病院よりも良い治療をしてくれなかった場合、患者様本人の不満やストレスにつながる恐れもあります。転院を希望される場合は、転院先の病院の下調べをし、交通事故に理解のある病院を選ぶのが良いと思います。

保険会社が転院の許可をしてくれない場合は?

保険会社は必ずしも転院を許可してくれるとは限りません。しかし、転院する場合に保険会社の許可を得なければ、転院ができないわけでもありません。

ただし、転院の許可を得ていない場合、後から保険会社が「治療費を負担しません」といわれる可能性もあります。もし保険会社の許可が得られない場合は、事前に弁護士に相談してから、転院を行なうのがよいでしょう。

交通事故後の通院先でお悩みの方。交通事故病院に相談してみませんか?
0120-963-887相談無料です

むちうちの治療費は誰が負担する?

お金

むちうちの治療費は、加害者に損害賠償として請求することができます。損害賠償とは、交通事故によって様々な損害を負った被害者に対して、加害者がその損害の埋め合わせを行うことです。

被害者が請求できる損害賠償は、大きく分けて以下の3つ。

  • 積極損害
  • 消極損害
  • 慰謝料

それぞれの内容を見ていきましょう。

積極損害

積極損害とは、交通事故によって被害者が出費を余儀なくされた場合に発生する損害です。

積極損害として請求できる代表的なものは、以下の通りです。

  • 治療費
  • 手術費
  • 入院費
  • 通院交通費
  • 入院雑費
  • 付添看護費
  • 装具・器具等の購入費   など

消極損害

消極損害とは、交通事故が原因で、被害者が本来得られるべきであった収入や利益が減少した場合に発生する損害です。

消極損害は、「休業損害」と「逸失利益」の2つに分かれています。

  • 休業損害
  • 交通事故の怪我で入通院する際に仕事を休み、被害者の収入が減少してしまった場合の減収分を補償。

  • 逸失利益
  • 交通事故の怪我が後遺障害になってしまったことで被害者の労働能力が低下し、本来得られたであろう収入が減少した場合の損失分。

休業損害は、被害者の職業によって請求できる金額が変わってきます。以下のリンクで計算方法をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

▶︎参考:職業別!休業損害の計算方法について知りたい方はこちら

慰謝料

慰謝料とは、交通事故にあったことによって被害者が負った精神的苦痛を、加害者が金銭で補ったものです。

交通事故でむちうちを負った場合に請求できる慰謝料は、以下の2つ。

  • 入通院慰謝料
  • 交通事故の怪我で入通院をする際に被害者が感じた精神的苦痛を、加害者が金銭で補ったもの。

  • 後遺障害慰謝料
  • 交通事故による怪我が後遺障害になってしまったことで被害者が負った精神的苦痛を、加害者が金銭で補ったもの。

▶︎参考:慰謝料の計算方法について知りたい方はこちら

後遺症を避けるために

電卓と車と家とお金

むちうちは、後遺症が残る可能性があります。不安や交通事故にあったというショックが原因で、症状が長引いてしまうことがあります。身体は精神的な影響を受けやすいのです。そのため、医師の話をよく聞いて、正しく治療を進めていくようにしましょう

もしも後遺症が残ってしまったら

交通事故によるむちうちの症状は、後遺症として残ってしまう可能性があります。もしも後遺症になってしまったら、後遺障害等級認定を申請し、後遺障害慰謝料の請求をしましょう。

後遺障害等級認定の申請方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。

▶︎参考:後遺障害等級認定の申請方法は?わかりやすく解説!

「交通事故病院」に問い合わせください

車とはてな

整形外科や整骨院といったところには、普段通院する機会がない人も多いでしょう。そのため、いざ交通事故にあったときも、「むちうちの治療はどこへ行けばいいのだろう」と通院先選びに悩む人もいるかと思います。
そうしたお悩みをお持ちの方は、ぜひ「交通事故病院」にお問い合わせください。「交通事故病院」には、交通事故に特化した整骨院が数多く登録しています。電話やインターネットでの相談も可能です。一人でお悩みなら、一度お電話ください。

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交通事故病院とは?

交通事故による怪我の症状は、時間が経つにつれ実感してくることが多いといわれています。「交通事故病院」は、交通事故による怪我の施術を専門的に扱う全国の施設と提携しているため、安心して治療・施術に専念することができます。また、提携先の施設は全て厚生労働省の認可を受けた施術者が担当しております。自賠責保険が適用されると、通院する際の費用は自己負担0円です。

お見舞金制度とは?

しっかりと通院することで、交通事故病院よりお見舞金が支給されます。