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2018.04.27 施術・治療 人身事故 被害者 後遺障害等級認定 交通事故

交通事故で顔面に傷が…。後遺症が残ったらどうしようとお悩みの方へ

信号

友人の車に乗って、出かけていたときのこと。青信号の交差点を直進していると、横から信号無視した車が突っ込んできてぶつかった。車とぶつかった衝撃で窓ガラスが割れ、その破片が顔に飛んできて、突き刺さった。

病院で顔に突き刺さっていた、窓ガラスの破片を取り去り、大きな傷になっている部分は針で縫う処置を行った。

「交通事故で負った顔の傷あとは、完全に治るものなのか…。」

このようなお悩みありませんか。今回の記事では

  • 交通事故で負った顔面の傷は治るのか
  • 交通事故で受け取れる損害賠償
  • 顔面の傷が後遺症になったらどうすべきか

などについて説明していきます。

交通事故で負った顔面の傷は治るのか

悩む

交通事故の衝撃でモノが破損し、顔や身体に刺さって傷を負うこともあります。顔面に傷を負ってしまうと、仕事や学校などで人と会いたくない気持ちになってしまいますよね。では、交通事故で負った顔面の傷を治すことは可能なのでしょうか。

顔面の傷について

顔面の傷には、いくつか種類があります。

  • 線状痕(せんじょうこん)
  • 肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)
  • ケロイド

線状痕

線状痕は、切り傷や手術などで残った線状の傷あとのことです。

肥厚性瘢痕

肥厚性瘢痕は、傷あとが盛り上がった状態のことです。この傷あとは、怪我を負った部分を治すために、過剰に生成された線維組織が原因だといわれています。

肥厚性瘢痕の場合、数ヶ月~数年で自然に白く平らになります。しかし、新しくできた皮膚組織は、事故前の皮膚とは異なるものです。そのため、見た目が元通りにならない可能性もあります。

ケロイド

ケロイドは、肥厚性瘢痕が消えず、皮膚組織が無制限に増え、肥厚性瘢痕が目立ってしまった状態のことです。

顔面の傷を治療する方法

治療器具

顔面の傷を目立たなくするための治療方法は、以下の3つ。

  • ①傷跡修正手術
    傷あとを目立たなくするための治療のこと。
  • ②スターラックス
    傷あとやニキビ跡など、肌の凹凸を目立たなくするために行う治療のこと。
    専用の機械のマイクロビームで、皮膚に点状の穴をいくつも空け、その穴の周りに生じた熱で皮膚が収縮し、引き締められます。それによって傷を治そうとする力が働き、新しい皮膚に生まれ変わり、傷を治すことができるのです。
  • ③ケナコルト注射
    ケナコルト注射は、ケロイドの治療に行われます。ケロイドで赤く盛り上がってしまった部分を抑えることができます。

交通事故で受け取れる損害賠償

封筒に入ったお金

交通事故で顔面に傷を負った場合、先程のような治療を受けるかもしれません。交通事故の被害者は、加害者に損害賠償を請求することができます。

損害賠償
交通事故の被害者が受けた損害を加害者が金銭で埋め合わせをすること。

交通事故の損害賠償は大きく分けて3つ。

  • 積極損害:交通事故によって出費を余儀なくされた損害のこと。
    例)治療費、診察費、通院交通費など
  • 消極損害:交通事故の被害にあわなければ、得られたはずの収入や利益が減少した損害のこと。
    例)休業損害、逸失利益
  • 慰謝料:交通事故で被害者が負った精神的苦痛の対価として支払われるもの。
    例)入通院慰謝料、後遺障害慰謝料

▶︎参考:交通事故の損害賠償についてもっと詳しく知りたい方はこちら

顔面の傷が後遺症になったら

佇む女性

顔面の傷は、後遺症が残る可能性があります。その場合、被害者は加害者から受け取れるものはあるのでしょうか。

後遺障害慰謝料を受け取る

交通事故の被害者が負った怪我が、後遺症になった場合、後遺障害慰謝料や逸失利益というものを受け取ることができます。

  • 後遺障害慰謝料:交通事故で後遺障害が残ったことで、被害者が負った精神的苦痛を金銭で補填するもの。
  • 逸失利益:交通事故で後遺障害になり、労働能力が減少してしまい、本来得られるはずであった収入が減少した損害を補填するもの。

しかし、交通事故で後遺症が残ったら、必ず受け取れるということではありません。後遺障害等級認定を申請し、後遺障害の等級が認められなければ、受け取ることができません。また、後遺障害の等級によって、加害者から受け取れる後遺障害慰謝料や逸失利益の金額が異なります。

顔面の傷は後遺障害の等級だと何級なのか

顔面の傷が後遺症として残った場合、以下の等級が認められる場合があります。今回は、自賠責基準の後遺障害慰謝料の相場を合わせて、表にまとめました。

後遺障害の等級 認定基準 自賠責基準の後遺障害慰謝料
7級12号 鶏卵の大きさ以上の傷あとまたは 10円玉銅貨の大きさ以上の組織の陥没 409万円
9級16号 顔面における切り傷のような線状の傷あとで、長さ5㎝以上の人目に付くもの 245万円
12級5号 10円玉銅貨の大きさ以上の傷あと、または長さ3㎝以上の線状の傷あと 93万円

※慰謝料を計算する場合、「自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準」という3つの基準のうち、1つの基準を使い計算をします。
▶︎参考:交通事故の慰謝料を計算する3つの基準についてはこちら

交通事故の後遺障害等級認定の申請方法

手続き

交通事故の被害者が、後遺障害慰謝料や逸失利益を受け取るには、後遺障害等級認定を申請しなければなりません。後遺障害等級認定を申請する方法は、以下の2つ。

  • 事前認定
  • 被害者請求

事前認定

事前認定とは、加害者側の保険会社に、後遺障害等級認定の申請手続きを全て任せる方法です。

被害者が行うことは、加害者側の保険会社に後遺障害診断書を提出するだけです。その後の後遺障害等級認定で必要な手続きは、加害者側の保険会社が行ってくれます。そのため、被害者は、面倒な申請手続きを省くことができます。

被害者請求

被害者請求とは、加害者側の保険会社に被害者自身が直接、後遺障害等級認定の申請手続きを行う方法です。被害者請求の場合は、被害者自身が後遺障害等級認定の申請に必要な書類を集め、加害者側の保険会社へ送ります。

被害者請求の場合、事前認定に比べて、被害者自身に手間と時間がかかってしまいます。しかし、申請手続きを被害者自身で行うことで、手続きの内容を把握できるため、納得のいく後遺障害等級認定を得られるでしょう。

後遺障害等級認定の被害者請求で必要な書類一覧

  • ①保険金(共済金)・損害賠償額・仮渡金支払い請求書
  • ②交通事故証明書
  • ③事故発生状況報告書
  • ④医師の診断書
  • ⑤診断報酬明細書
  • ⑥通院交通費明細書
  • ⑦印鑑証明書

▶︎参考:後遺障害等級認定が認められるために必要な5つの条件

交通事故で顔面に傷を負ったときのまとめ

いかがでしたか。今回の記事をまとめると

  • 顔面の傷は「線状痕・肥厚性瘢痕・ケロイド」の3つの種類がある。
  • 顔面の傷を治療する場合は「傷跡修正手術・スターラックス・ケナコルト注射」を行う。
  • 交通事故の顔面の傷あとが後遺症になった場合は、後遺障害等級認定を申請する。
  • 後遺障害の等級が認められれば、「後遺障害慰謝料・逸失利益」を加害者に請求することができる。

交通事故の被害にあい、顔面の傷あとでお困りの場合は、この記事を参考にしてください。

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