×

2018.07.09 示談・和解 被害者 加害者 裁判 交通事故

交通事故の裁判手続きである「略式起訴」とは?該当する事故について

交通事故の裁判手続きには、略式起訴というものもあります。しかし、「略式起訴なんて聞いたことがない。」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「略式起訴とは何か」「どんな流れで行われるのか」などについて解説していきます。

交通事故を起こして略式起訴されることに…

物思いにふける女性

交通事故を起こし、怪我人がいる場合、加害者は刑事処分を受けることになります。刑事処分とは、懲役や禁固、罰金といった刑罰を受ける処分のことです。刑事処分の場合は、検察官に起訴され、裁判手続きで加害者の刑罰が決まります。

その裁判手続きには、一般的な裁判の他に、略式起訴というものがあります。略式起訴で行われる裁判手続きは、手続きが簡略化されています。そのため、一般的な裁判とは異なり、法廷で審理を行いません。略式起訴の場合は、書類だけで加害者の処分を決めることができるのです。したがって、一般的な裁判よりも、短い期間で裁判手続きを終わらせることができます。

▶︎参考:刑事処分の他に加害者が受ける処分についてはこちら

略式起訴される可能性のある事故とは?

略式起訴の裁判手続きで行われるのは、「軽微な事故」かつ「加害者が略式起訴で行うことに同意している」場合に限られます。

このように、略式起訴の場合、加害者の同意が必要になります。一方、一般的な裁判では、加害者の同意する必要がありません。

また、略式起訴の場合、簡易裁判所で管轄されている事故でなければなりません。

略式起訴された場合に受ける刑罰とは?

略式起訴された場合、加害者が受ける刑罰に制限があり、100万円の罰金または科料(※1)の刑罰が科せられます。加害者は、罰金や科料の刑罰を受けることになるため、略式起訴の場合でも前科がつくことになります。

ちなみに、加害者が罰金や科料を支払えない場合は、労役場留置となります。労役場留置になってしまうと、労役場で強制労働を行うことになります。労役場で働くと、1日あたり5000円の罰金を支払ったことになります。

※1 科料とは、1000円以上1万円未満を納めさせる財産刑のこと。

略式起訴の流れ

略式起訴で行われる裁判手続きは、加害者の身柄が拘束されている場合と、拘束されていない場合で異なります。

加害者の身柄が拘束されている場合

  • ①逮捕された後、刑事施設で身柄を拘束される
  • ②身柄を拘束されている期間が終わるときに、検察庁で略式起訴の説明を受ける
  • ③加害者が略式起訴に同意すると、検察が簡易裁判所へ略式命令(※2)の請求を行う
  • ④裁判官から略式命令が下され、身柄が解放された後、検察庁の窓口で罰金を納める

※2 略式命令とは、略式起訴の裁判手続きで、加害者に刑罰を言い渡すこと。

加害者の身柄が拘束されていない場合

  • ①書類送検(※3)
  • ②検察庁が事件の処理を終えた後、略式起訴の説明を受ける
  • ③加害者が略式起訴に同意すると、検察が簡易裁判所へ略式命令の請求を行う
  • ④裁判官から略式命令が下されると、裁判所から自宅へ刑罰の内容を記した通知書が届く
  • ⑤検察庁から罰金の納付書が届き、金融機関で納める

※3 書類送検とは、司法警察官が被疑者である加害者を逮捕しないこと。または、逮捕したが後に釈放され、被疑者である加害者の身柄を拘束することなく、事件を検察官に送ること。

略式起訴に不服がある場合はどうする?

悩む女性

略式起訴に不服がある場合、加害者は正式裁判(=一般的な裁判)を申し立てることも可能です。検察官によって起訴された加害者は、刑事訴訟法の第465条によって、正式裁判を請求する権利が認められています。

略式起訴に不服がある場合、略式命令を下された日から、14日以内に手続きを行わなければなりません。正式裁判へ切り替える手続きは、簡易裁判所に書面でその旨を伝えるだけです。

交通事故後のトラブルでお悩みの方。交通事故病院へ相談してみませんか?
0120-963-887相談無料です

交通事故の略式起訴についてのまとめ

電球

いかがでしたか。交通事故の略式起訴とは、裁判手続きが簡略化されたもので、書面で判決を言い渡されます。そのため、正式裁判とは異なり、短い期間で問題を解決することができます。

略式起訴は「軽微な事故」かつ「加害者が略式起訴で行うことに同意している」場合に行われ、加害者は罰金や科料の刑罰を受けます。

また、略式起訴に不服の場合は、略式命令を下された日から14日以内に手続きを行うことで、正式裁判に切り替えることも可能です。

交通事故でお悩みの方へ

交通事故病院は、交通事故で悩むすべての方に向けた無料の相談窓口です。
お気軽にお問い合わせください。

関連キーワード

関連記事

おすすめ記事

カテゴリ一覧

はじめての交通事故でお悩みの方へ。交通事故に関する知識や通院について無料でサポートいたします。
フリーボイス 無料 0120-963-887
お問い合わせ

思いもよらない交通事故。初めての交通事故で、どうしたらよいのか分からない。
交通事故でお悩みの方を、知識・施術など多方面から無料でサポートいたします。

交通事故病院とは?

交通事故による怪我の症状は、時間が経つにつれ実感してくることが多いといわれています。「交通事故病院」は、交通事故による怪我の施術を専門的に扱う全国の施設と提携しているため、安心して治療・施術に専念することができます。また、提携先の施設は全て厚生労働省の認可を受けた施術者が担当しております。自賠責保険が適用されると、通院する際の費用は自己負担0円です。

お見舞金制度とは?

しっかりと通院することで、交通事故病院よりお見舞金が支給されます。

交通事故治療対応 整骨院・接骨院・整体・鍼灸院
北海道・東北
関東
甲信越・北陸
東海
関西
中国・四国
九州・沖縄